編集長の狛犬日記 2012

編集長へのメール
2012.11.7都内某所で興奮!



先週の土曜日、山田さんと、とある所へ行って来ました。
嫌らしく「とある所」などと書いたのは、公表がはばかれる場所なので…
事情があって、残念ながら都内某所としか書くことが出来ません。
お許しください。


目的は酒井八右衛門の狛犬だったのですが、その隣に見つけたのがこの狛犬。
八右衛門狛犬にも十分興奮したのですが、これには大興奮してしまいました!


石段の両脇に、こんな風にある狛犬は初めて見ました。

右に一対、左は親子です。
置いたものではなく、一つの石から彫り出したものです。
素晴らしい!
カワイイ!
銘はありませんが、状況からしてこれも酒井八右衛門(初代)の作と思われます。

2012.9.8〜夏の南房総狛犬ツアー

8/24〜25にフェリーで横須賀久里浜からで海を渡り、房総半島の南部を廻って来ました。
最近は暑い夏の狛犬巡りはしていなかったのですが、ここ数年来の夢であった房総半島へ渡る機会に恵まれたため、バイクで走り回ってきました。
2日間で60社廻り、46対の狛犬に出会ったのですが、データ整理に時間がかかり、2週間でやっとデータベースにまとまりました。
そんな訳で、日記なのに2週間も前の事を書きます。


今回、一番驚いたのは、江戸期の狛犬に沢山会えたこと。
最初に紹介するのはその中で一番古い狛犬です。

 諏訪神社(館山市正木)
 明和9壬辰年2月吉祥日(1772)

なかなかの出来です。
奉納年以外の銘は無いので詳細は不明ですが、江戸の石工の作かもしれません。
ツノと宝珠の付いた江戸尾立。
大きく開いた口と吽の結んだ口の歯並びが印象的です。

寛政期の狛犬が3対いました。
その中の一つです。

 下立松原神社(南房総市白浜町滝口)
 寛政6年寅6月吉日(1794)

顔は「寛政顔」ですね。
足が短くて、全体のバランスは上の明和に比べると良くありません。
でも、雰囲気は悪くありません。
これも建立年以外の銘が無くて残念。

次は文化期の狛犬です。

 諏訪神社(南房総市千倉町千田)
 文化8辛未5月吉日(1811)
 江戸浅草御門前 石工 和泉屋半七
 奉納 江戸連中

阿吽逆置きになっていました。
いかにもの江戸の狛犬ですね。
イイ感じです

これは文政期です。
文政期のものは5対ありました。

 鶴谷八幡宮(館山市八幡)
 文政3庚年8月吉旦(1820)
 當國 長須賀村 石工 鈴木伊三郎

地元の石工さんです。
この写真では分からないかもしれませんが、この狛犬、大きくボリューム感がすごく、大迫力!です。

この地区では、フェリーの着く金谷にある金谷神社の備前焼が有名です。
が、もう1対この備前焼狛犬がいました。

 熊野神社(南房総市千倉町瀬戸)
 文政8歳乙酉之5月吉(1825)
 伊部陶工 木村友直 斎戒沐浴謹○○

残念ながら破損が見られます。
でも、面白いのはその補修です。
こんな補修(?)見たこと無い!と言うのは、尾なのですが、石で本格的に彫り上げた素晴らしい作を添えてあるのです。
補修は明治19年7月15日

ビックリしたのは、あの藤兵衛の狛犬が2対もあったこと!
こんな所にもあったなんて…

 八雲神社(館山市正木)
 弘化4丁未年7月吉日(1847)
 江戸京橋太刀賣 石工 藤兵衛
     同住所 包吉(花押)

江戸京橋太刀賣 石工 藤兵衛については
こちらをご覧下さい。

今回のツアーで一番好きだったのが、この狛犬です。
見て下さい、このタテガミ!
個性的ですよねぇ!

 荒磯魚見根神社(南房総市忽戸)
 弘化2年(1845)

これと似た狛犬がもう1対いました。
そちらは嘉永7年(1854)で、
  平舘村 石工 佐兵衛
と銘があります。
この狛犬も同じ石工か、同じ石屋と思われます。
以上、ごくわずかしかご紹介できませんでしたが、南房総はなかなか狛犬的に楽しい所です。
海を渡ってバイクで走る!…という小さな夢が叶って、暑くてバテ気味ではありましたが、久しぶりに楽しい夏休みでした。
一度行ってしまうと、もう夢でも何でもなくて、さぁ、今度はいつ行こうか?!って気分です。
2012.7.1〜くも狛犬の山開き


私にとって、すっかり恒例となった品川神社・浅間神社の山開きに行って来ました。

天気予報が少し心配でしたが…少しポツンと来たりもしましたが、何とか降られずに済みました。

昨年はあの3.11大震災のため、富士塚に破損が生じ、山登りが中止となりましたが、その傷跡も全て修復され、今年はいつも通りの山登りとなりました。

我らの「くも狛犬」は2004年12月の奉納。
あと半年で8年目となります。
毎年、毎年、少しづつ、なじんで来ています。
台座の苔の感じも悪くないですね。

台座の銘を見て、円丈師匠の名や狛犬研究会の存在に驚いたり、感心したりの声が聞こえて来て、うれしくなってきます。
自分の名の刻まれた狛犬…やっぱりイイですね。
今年は狛犬巡りの機会に恵まれない前半でしたが、後半はまた沢山の狛犬に会えるよう祈ってきました。
2012.5.5〜湘南の寺狛犬

鎌倉〜藤沢〜平塚と湘南方面を廻ってきました。
今回はお寺もいくつか回ってきましたので、寺狛犬を紹介します。

これは弥勒寺(藤沢市弥勒寺519)の狛犬です。
大正15年の建立。
阿吽とも非常にユニークな顔をしています。
サル顔的で、思わず笑ってしまいました。
阿の笑顔!これだけ楽しそうに笑った狛犬は初めて見た気がします。
石工銘はありませんでしたが、砂岩質な事もあって、表情が良く彫られています。

次は本立寺(藤沢市辻堂神台2-2-48)。

山門を入ってすぐにこの1対。
この円柱状の台!
こんなの初めてです。
ちょっと、それはないんじゃない…と言う気もしますが。
そして、狛犬はというと…
これが何ともイイ!どこかで見たような…そう、あの目黒不動のコピーなんです。
この円柱台座は昨年7月ですが、狛犬はかなり古そうに見えます。
銘はないのですが、石の様子からは江戸期と言われてもおかしくない気さえします。

ネットでこの円柱台座になる前の写真を見つけました。
低くて目立たないから、良く見えるようにと高くしたのでしょうが…
やっぱりこの円柱はない方が良い気がします。特にこれは目黒不動タイプですから、低い位置の方がらしいですよね。

上の写真は、本堂の前です。
ここに、不思議な物があります。
狛犬(?)とお地蔵様(?)が一つの石に1体として彫ってあります。
こんな物見たことありません。
何なのでしょうか?

また、ちょっと奥の本堂横に、こんなのを見つけました。
残念ながら1体しかありませんでしたが、実に出来の良いサル像です。

と言った風に、とても楽しめる辻堂のお寺でした。



神使と言えば、我がサイトの人気コーナー「神使の館」で「神使になった動物たち」を担当している福田博通さんが、「神使像めぐり*余話」というブログを始めました。
是非、こちらもご覧下さい。
2012.4.8〜お花見散歩
事情があって3月まで狛犬巡りが出来ませんでしたが、4月から解禁!
昨日、浅草・向島方面へお花見狛犬散歩を楽しんで来ました。
スカイツリーと桜と狛犬を1枚に収めたいと思っていましたが、なかなか思い通りには…
左は牛島神社〜何とか桜も入ったスカイツリー狛犬になったかな?
右は浅草神社〜単なる桜と狛犬のコラボですが、良い感じではありました。
一番の目的は伝法院。普段は入れない庭園が拝観できるとのことで、あの獅子吼狛犬を是非見たいと!
期待して行ったのですが、どう探しても見つからない…
どこにあったのだろうか?残念でならない!
2012.1.4〜初詣

仕事始め。
帰り道、いつものように東神奈川で途中下車して、熊野神社へ初詣。
再三の苦難から立ち直ったこの嘉永の巨大狛犬は、今の日本を大いに力づけてくれる気がして、いつもよりじゅっくと挨拶してきました。
補修後3年目の正月ですが、違和感のあった補修の白い色は、だいぶ馴染んで来た気がします。
まだまだではありますが、気長に見守って行きたいと思います。
2012.1.1〜迎春

今年もよろしくお願いいたします。

壬辰は私にとって、こよみの「ひとめぐり」です。
だからと言って、別に特別な思いがある訳ではありませんが…

右の写真は、昨年のベスト狛犬です。
あきる野市戸倉の三島神社で会った「はじめ狛犬」。
今年もこんな狛犬に沢山出会いたいものです。

今年中にこの「狛犬の杜・別館」のカウンターが 50,000 を越えそうです。
皆様、いつもありがとうございます。
昨年は日記の更新が滞りがちでしたので、今年はもう少し頑張ろうと思っております。
叱咤激励を込めたお便りもお待ちしております。
もちろん、本紙「狛犬の杜」もヨロシク!
現在86号、100号も見えて来ましたからねぇ…
なんとか100号まではがんばり続けるつもりですので。
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