編集長の狛犬日記 2008 |
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編集長へのメール | |||||||
2008.12.21〜年内最後の狛犬巡り
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2008.11.24〜市川の狛犬と赤城神社 | |||||||||||||
2008.10.26〜デフォルメ狛犬 昨日、浦和の事務局で「狛犬の杜68号」の印刷をしてきました。 その帰り、渋谷での用事までほんの少し時間が空いたので、東郷神社へ寄ってきました。
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2008.9.14〜大田区の狛犬巡り 昨日、大田区の多摩川沿いを中心に廻り、18社24対の狛犬を楽しんで来ました。
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2008.8.10〜見事な龍の手水鉢
今日は少し暑さが和らいだので、以前から気になっていた近くのお寺(本法寺・横浜市港北区小机町1379)へ行ってきました。狛犬ではありませんが…
見て下さい、この見事な龍の手水鉢を! 2匹の龍が絡みついて、奥の龍は水を吐いています。 手前の龍は水の中に顔(残念ながら一部破損)を出して、2匹は阿吽状態で顔を向かい合わせています。 そして、何よりの驚きは、この全体が一つの石から彫り出されたものなのです! 明治35年、石工は溝ノ口の内藤慶雲と神地の松原裕太朗という二人の名が刻まれています。 巨石から一石彫成した「石造龍吐手水鉢」として、横浜市の有形文化財にも指定されています。 ちなみに、これを奉納したのは鈴木弁蔵という人物。米成金として悪名高く、大正期の米騒動時代にバットで殴られ殺害された(鈴弁事件)という… この手水鉢の台は米俵になっています。そのへんが米成金らしいところか。 それにしても、金に糸目をつけずに作らせたんだろうなぁ!
日記も久し振りなので、もう一つ。
丹波佐吉の本(「旅の石工〜丹波佐吉の生涯」金森敦子著)をやっと入手できました。 ネットの古書店で1,490円(送料込)でしたから、まぁ定価2,200円からすると安い買い物。 佐吉のイメージは、あのビデオのものしかなかったので、かなり変わりました。 少ない資料等からその生涯を追った著者には頭が下がります。 まぁ、色々言いたいこともありますが、一人の石工をここまで調べつくしたというのは他に例が無く、時代を背景とした石工のあり方も良く分かり、非常に貴重なものだと思います。 それにしても、最高傑作と言われる柏原八幡宮(兵庫県)の作を見てみたい! |
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2008.7.21 こう暑くては狛犬巡りはちょっとつらい。 10年前は暑さもなんのと走り回っていたのですが… 最近機会がある度に、以前の銀塩写真をデジタル化しています。 とは言っても、ネガから、あるいはプリントからスキャナーで取り込む作業は結構めんどう。 従って、なかなか作業は進まないのですが… そんな中、フィールドワークをアップしました。 諸事情があって、平成14年を最後に実施されていませんが、狛研の記録として、また、狛犬巡りの参考コースになるのではないかと思い、全てアップすることにしました。 「狛犬の杜アーカイブス」に載せましたが、実を言うと今回の第1、2回はまだ「狛犬の杜」は発行されていない時のもの。 まぁ、お許し下さい。 そして、第3回の時に、記念すべき「狛犬の杜・創刊号」を配布しました。 懐かしいなぁ…もう11年前かぁ… |
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2008.7.6〜品川富士の山開き
この山開きでの注目は祭具です。
いつもは社殿の中にあり良く見えない3体のサルが、この日は外に出て来ます。 上の写真のように今年はサルが岩の上の置かれていました。そして最大の注目は狛犬! 昨年は出ていませんでしたが、今年は右の写真のように参道に並べられていました。 祭具としての狛犬…これはちょっと注目に値します。 この小さな1対の狛犬、ナカナカの出来です。 品川神社へ行ってきました。 区の無形文化財にもなっている「品川富士の」山開きを見るためです。 それはもちろん、我らが「くも狛犬」への挨拶のためでもあります。 もちろん、あっと言う間の登頂ですが、山頂では富士山の方角に準備された「遙拝所」および山腹の「小御岳」で「拝み」が行われます。 そして下山、お開き…と、富士登山自体は15分程度で終了です。 |
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2008.7.5〜木喰の狛犬
横浜のそごう美術館で開催中の「木喰展」へ行ってきました。木喰上人は円空と比べられることも多いようですが、円空より1世紀新しい江戸後期の人。全国を行脚して仏を彫り続けた…その仏像130点を集めた展覧会でした。が、正直、それほど仏像に興味がある訳ではなく、目的はただ一つ、狛犬です。生涯に1,000体を超す像を彫ったとのことですが、その中にたった1対狛犬があるのです。それを見るためにネットオークションでチケットを半額で入手し、行ってきました。
当然ながら撮影禁止で、画像をお見せすることが出来ないのが残念です。美しい写真図録は2,000円もするし、たった2枚の写真のために買うのも… 天明6年の作、竹田神社(滋賀県東近江市鋳物師町)蔵。さすがに普通の神殿木彫り狛犬とは全く印象の異なるものでした。とは言え、円空狛犬のようにデフォルメされたものではありません。サイズは70cmくらいで、阿吽とも宝珠らしきものを載せています。大きめに口を開けた阿像は人面的雰囲気。タテガミは笏谷狛犬的でもありました。木彫りとしてはちょっと面白い狛犬です。 帰宅すると写真右の本が届いていました。1989年発行の「日本の美術8」No.279「狛犬」です。ネット上の古本から見つけて入手。定価1,340円のものを 1,500円での購入。内容的には、獅子の伝来〜南北朝頃までの木彫り狛犬を中心としたものです。 と言う訳で、何となく木彫り狛犬の日となりました。 |
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2008.6.29〜佐吉ツアー この1ヶ月、HP作成用アプリケーションの不具合で更新が出来ず、ご迷惑をおかけしました。 やっと完全回復しましたので、またドンドン更新して行きます。よろしく! この日記にも書きたいことが沢山あったのですが…
6/8 〜 9 、1泊2日で狛研・伊勢ツアーへ参加してきました。
それについては近い内に「Web版狛犬の杜」でご紹介する予定です。 この写真は2日目の奈良・佐吉ツアーでのショット。 実は5月の例会の後、円丈師匠から「伊勢の翌日は希望者をつのって狛犬を見ようと思うのだが、どこがイイですかねぇ?」と相談を受けて、「せっかくあの辺へ行くなら、是非丹波佐吉を見たい!佐吉ツアーにしましょう!」という私の希望で実現したものです。 とは言え、時間的にかなり厳しく、何社廻れるか心配だったのですが、何と6社も廻り佐吉狛犬5対に会うことが出来ました。 これは素戔嗚社(奈良県生駒郡斑鳩町興留東)・安政4年の作。今回の中ではベスト狛犬! |
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2008.5.25〜吉六狛犬マップ 私のコーナー「飯嶋吉六の狛犬」に、Google マップで作った吉六狛犬地図をアップしました。 以前、鐸木さんが「寅吉・和平」の地図をアップしたのを見て、私も吉六地図を…と思っていたのですが 大分遅くなりましたが、やっと作りました。 吉六狛犬は結構分かりにくい神社にあることが多いので、この詳細な地図はきっとお役に立てることと思います。 |
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2008.5.24〜蛇をくわえた狛犬 狛犬展の時、来場された方が「町田に蛇をくわえた狛犬いる」と言っていた…そこは「神社らしくないところで…」 という話を聞き、「えっ、蛇を咥えた狛犬?!」とビックリしましたが、すぐにピンと来た! ああ、アレのことだなと。 で、やっとその写真が見つかりました。 町田市は49社43対と、多分90%以上は見ていると思うのですが、なにせほとんどが10年前。 銀塩写真のネガを捜すのに手間取ってしまって…
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2008.4.30〜狛犬展
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2008.4.20〜西新宿の狛犬散歩 昨日「狛犬の杜-65」の印刷が無事終了しました。 午後からの印刷の前、午前中は都内の狛犬散歩が習慣となってきました。 今回は、下落合の氷川神社〜上落合の月見岡八幡神社〜中井の中井御霊神社を歩き、大江戸線で西新宿へ出て熊野神社を廻るというコースをとってみました。
3番目は中井御霊神社。
ここにも入口に獅子山がありました。 この写真ですが、こちらは昭和2年の作。 顔の迫力とオリジナリティあふれる尾が見所です。 石工は「目白駅前 三友石材店 米井熊吉」とありました。
最初の氷川神社では、石工・塊木文蔵の見事な「獅子山尾流れ」が迎えてくれました。
慶応元年の作でなかなかの出来です。 続いて、月見岡八幡神社へ。
ここの目玉は拝殿前のこの狛犬(写真右)です。
正徳5年(1715)の江戸はじめ。すばらしいです。 特に、上を向いた吽像が私は大好きです。 ご覧のように金網の中…とても残念ですが、同時期の月見岡八幡神社の傷み具合を考えると、これも仕方ないかと…
最後は西新宿の十二社熊野神社。
拝殿前の文化元年の江戸中タイプも良いですが、やはり、この奥の末社前にある、足の下がくり抜いていないタイプの江戸はじめが一番の見所です。
享保12年(1727)、奉納は「角筈村上野百姓店児講中」と刻まれています。
百姓店児講中というのも珍しいのではないでしょうか? そして、この「顔」! 言葉はいりませんよね。イイなぁ〜! |
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2008.4.12 只今、「狛犬の杜-65」の編集作業が第4コーナーへさしかかったところです。 いつもイラストをお願いしている伏見まりさんへ、今回は「狛犬展」へ向けたものをお願いしたのですが サイズの指定を間違えてしまって…せっかく描いていただいたのにもったいないので、このサイトの「狛犬展お知らせ」 コーナーに貼り付けてみました。おかげで明るく、華やかになりました!是非ご覧下さい。 |
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2008.3.23〜平塚・大磯狛犬巡り
昨日は遠出して、平塚方面を廻ってきました。
事前情報では「古いものも、面白いものも無い…」とのことで、あまり期待せずに出かけたのですが… 28社を廻り、16対の狛犬に会ってきました。 半分の神社は狛犬不在だったのですが、そして、江戸期の狛犬は1対しかいませんでしたが… それでも、それなりに楽しい一日でした。 以下、いくつかご紹介します。
実は今回一番期待していたのがここ。
事前「寺情報」で獅子山があると知り、行ったのですが… 境内整備(?)をした時に、壊されてしまったようです。乗っていた狛犬だけが軒下にひっそりと並べられていました。 残念で、悲しくなってしまいましたが、まだ残っているのがせめてもの救い… (蓮光寺・平塚市榎木町)
この化粧はどうでしょうか?鼻の穴の中まで丁寧に赤く塗ってあるのですが…珍しくもありませんが、何か面白かった。
三嶋神社(平塚市夕陽丘)
境内脇で見つけました。
子を抱えたサルではないかと思うのですが、福田さん、どうですかねぇ? 神奈川県はサル像が少ないので、これも貴重な一つかと… ここは春日神社(平塚市平塚4)ですので、直接サルとの関係は無いでしょうが、置かれた状況から見て、以前末社があったか、近隣の社から持ち込まれたものではないかと思われます。
「安産おさすり犬」って、初めて見ました。撫で牛を真似たものでしょうが、他にもあるんですかねぇ?
確かに良く撫でられているようです。 諏訪部神社(平塚市諏訪町)の末社・平塚水天宮
手水の出る部分は、龍などをよく見かけますが、これはライオン。
ちょっと珍しいかなと思います。 これも諏訪部神社。
守公神社(大磯町国府本郷)
素焼きの狛犬。
中国獅子(東大寺南大門風でもある)タイプで、<へたうま>感がただよう。 最近の、素人の手作り風にも見えたが、結構細部も丁寧な出来。 なんだこりゃと思いながら台盤を見ると、何と明治37年とある! また、判読できないが、「四世…」という作者の銘と落款のようなものまである。もしかすると、スゴイ人?なのかもしれない…
最後にご紹介するのはこの狛犬。
今回一番のお気に入り狛犬です。 このメタボリックな感じが、何とも言えない愛嬌を伴っていて、ユーモア感にもあふれています。 そのボリューム感をより一層際だたせるために、足座が小さくなっていて、それにより、はみ出した足や尾がより生き生きとした感じを生み出しています。 大正15年4月の建立。 石工は山口姓二人の連記だが、名前は判読できない。 ただ、近くの神社の狛犬に「石辰三代目・山口昭雄」という昭和50年の銘があったので、もしかすると、初代石辰なのかもしれない。 狛犬展にはこれを出しても良かったかなぁ…と思いつつ。 愛宕神社(中郡大磯町大磯) とまぁ、そんなこんなの春の一日でした。あちこち、桜も大分開花していました。 |
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2008.3.16 気が付いたら、今月はこの日記を全く書いていなかった。 でも、更新は結構がんばったつもりですので、お許しを! 今週はずっと、狛展への出品準備をしていました。 それもやっと終わったので、そして、だいぶ暖かくなってきたので、そろそろ本格的な狛犬巡りをと思ってはおりますが。 |
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2008.2.26〜スミマセンでした! 先日の例会は身内の不幸のため、欠席してしまいました。 第2回からの例会連続出席記録も途切れてしまった! それより、スピーチを予定していたのにご迷惑をおかけしてしまったことをお詫び申し上げます。 特に、代打をお願いした山田さん、スミマセンでした! 次回は必ずやります。 …なんて、もったいを付けてしまったようだけど、たいした話が出来る訳ではないので、期待されても困るのですが… |
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2008.2.17〜鉄の狛犬
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2008.2.11〜飛び狛犬
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2008.1.23〜大正時代の冨塚八幡神社
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