紅白歌合戦も始まった。
次男も帰ってきて我が家の今年を締めくくった。
来る歳も皆様に幸多かれと祈ります。

　天気予報通り瀬戸内は朝、高松辺りから大雨となった。
鳴門のびんび家の近辺は次第に晴れてきた。太平洋側は晴れと言う。
帰りは津田の松原に寄ったが、前線の通過だろう凄い吹雪となり東京よりと・・・。

　　瀬戸内国際芸術祭はもう終了しているが、今日東京から帰郷してきた息子夫婦が、空港から直島に行き、常設の安藤忠雄の作品を見て、感動してきたようだ。
まだ今でも多くの人が訪れ、特に外国人が多かったと言っていた。

　　　親友がまた１人亡くなったと知らせが来た。
１０月に松山で９８名が集っての同窓会には、曲りなりにも元気そうであったが、今日訃報が届いた。一緒に温泉にも入りあれが最後となった。
　農林統計事務所に勤めていたが、今は花作りをしていると言っていた。
ご冥福を祈る。

　　世界や国のことはともかく、自分にも色々なことがあった。
心残りのこともあれは良かった事もある。体も二人共何とかかんとか言いながらも大病もせず、小旅行などもしながら今日まで過ごしてきた。
省みると良い年であったように思う。　

　めがねを掛けて見ると、汚れている所がはっきリと見え・・・やれやれ
今日も一日ごそごそ清掃してた。　少しは整頓出来気分も変わる。

　　大掃除と言うほどの事も無いが、家の中の整理ををする。何時か使うかも知れないと取っていたものが、意外と多く思い切って処分する。　
要るものといらない物、何処で線を引くか、時に心の天秤に掛けてみる。

　　かなちゃんが皮をもいで吊し柿が、北風でかなり乾いて細くなってきた。
若い人は美味しいものが沢山ありあまり食べないが、昔は甘いものが少なかったので好まれていた。

　とても暖かい一日となった。
一緒に旅した愛媛の親戚の方から、台湾旅行の写真集を早速送って頂いた。
小さなデジカメで撮っておられたが、自分の持って行った大きいカメラよりずっと綺麗に写っていた。　　う〜む　一考を要するな。

　一年で一番夜が長い日だそうな。
かなちゃんは国際交流会で、今夜は持ち寄りクリスマスパーティとしゃれ込んでいる。

　今日は前に勤めていた会社にカレンダーをもらいに行った。
我輩が勤めていた頃が最高で、情勢は益々厳しくなっているようだ。

　台湾のバナナは美味いのだが、最近はスパーでも見かけなくなった。
台湾を旅してもデザートにも出てこなかった。もっぱらみかん？とパイナップルが主流であった。　　何か訳がありそうだ・・・

　　北海道や陸奥を一緒に旅した親友が亡くなった,と奥様から連絡が入った。
酒好きで前日もあれこれと嗜み、翌日家の浴室で倒れていたという。享年７７歳。
　今年体調が良くなったら一緒に「佐渡ケ島」に行こうと言っていた。　
丁度俺らが台湾旅行に行っている間の出来事であった。
ご冥福を祈ってやまない。

　　　　　　　　　　　「穴のある　　登山手袋　　捨てきれず」

　　雨の台湾を旅して来た。
台北〜台中〜高雄を台湾新幹線とバスにて横断してきた。　あいにく雨ばかりで「日月譚」もガスに包まれていたが、それはそのれなりの風情があった。
有名な「故宮博物館」の作品は古代人の技術に、ため息が漏れるばかり・・・。
　いづれ「台湾の旅の詩」を簡単にまとめようと思っている。

　　昨年買った大根の種のなかに、一粒だけ違った赤い横線のあるのが混じっていた。　大事に最後まで残して種を取り、今年の楽しみにしていた。
まだ大きくなっていないが、どんな味かなと期待してたが、変わったことなくがっかり。　　　　　　　・・・大根曰く　少し赤いだけ色気があるでしょう・・・

　　近くの海岸では親子連れや友達などが、いいだこ釣りにふけっていた。　小さい女の子が初めて釣りあげ大騒ぎをしていた。　そんな微笑ましい光景を見ながら、何時もの如く散歩をして帰った。

　　　　　　　　　　　　「ひとつだけ　　やり残したる　　十二月」

　　銀杏を頂き久し振りに煎って食べた。グリーンのまるでルビーのよう実が、ほろ苦く口いっぱいに広がった。

　　　　　　　　　　　　「山郷の　　香り携え　　銀杏の実」

　香川でも塩ノ江辺りと、讃岐山脈には今年初冠雪があった。　住んでいるこの近辺は雨も雪も舞ってないが、いよいよ冬到来となった。
　そんななか、西予市からかなちゃんのベストフレンドが、バスで香川県埋蔵文化財センターに視察に来るとの連絡で会いに行った。　６年ぶりの再会で旧交を温め、ご機嫌である。　　
　　　　　　　　　　　　　　「友遠方より来るまた楽しからずや」

　今年もキンカンがよくなった。かなり色をつけて熟してきているのもある。
もうすっかり庭の一角を占領して根を張り、存在感を示している。

　　先日のこと、夜中にパソコンのあたりから大きな音でブープ・ブープと４・５回繰り返し鳴りだした。てっきり緊急警報だろうと思い飛び起きた。　なにやら近所でも人の話し声が聞こえる。
TVもつけてみるが変わった様子でもない。　PCだとイヤホンでないと聞こえないはずだが・・・
　携帯電話を見ると電源が落ちている。　あれ〜と思いSWを入れると、さっきの音・・・バッテリーが空になったという知らせ・・。
　夕方散歩の時携帯で写真を撮ったので、残量が無くなっていたのだろう。警報には違いないが・・・　なんのこっちャ〜・・・

　背中が冷えると咳がでる。　あの純白の真綿で作った小さな布団、背あてを、昔はお袋もよく着けていた。　とても軽くて暖かいと言っていた。
　咳が出てふと思い出した。

　柴田トヨ　（９８歳）　作の詩集がベストセラーに選ばれている。
その中の一章　「忘れる」 　最後の・・　ひぐらしの声がきこえる・・がなんともいえない味わいがある。

　　　　　　　　　　齢をとるたびに
　　　　　　　　　　いろいろなものを
　　　　　　　　　　忘れてゆくような
　　　　　　　　　　気がする

　　　　　　　　　　人の名前
　　　　　　　　　　幾つもの文字
　　　　　　　　　　思い出の数々

　　　　　　　　　　それを　寂しいと
　　　　　　　　　　思わなくなったのは
　　　　　　　　　　どうしてだろう

　　　　　　　　　　忘れてゆくことの幸福
　　　　　　　　　　忘れてゆくことの
　　　　　　　　　　あきらめ

　　　　　　　　　　ひぐらしの声が
　　　　　　　　　　きこえる　　

　　　　　　　　　　　「でるものが　出て快晴の　冬日和」　　　kento

「きりたんぽ　届きて嬉　　冬日和」　　　　カナ子

　　ここ瀬戸内海でも午後から強風が吹き荒れている。　もう街路樹の楓もすっかり散ってしまい、吹き溜まりには落葉が山になっている。
広場では小供達がそんな中でも、ボール投げをして遊んでいた。　やる〜
まさしく「子供は風の子」である。

　この間ＴＶを見ていたら、頭髪をポマードを付けたような人が出ていたので、若かりし頃を思い出した。　
当時は七・三に分けたり、リーゼントやオールバックなど流行して、ポマードにチックは必需品だった。　その頃は髪も多かった・・・

　泣いても笑っても後一月で正月となる。

昨日の心臓ＣＴの結果は、異常なしで先ずは安堵している。
４枚の立体カラー写真で、血管も写っているのをもらった。
ひと時も休まず働いている心臓ご苦労さん・・・