昔ある貧しい家のお母さんが、物を買ってくれと　ねだる子供に。

　　　「上見れば　あれ星（欲し）　これ星　星ばかり　
　　　　　　　　　　　　　　　　下見て暮らせ　星のけもない」・・・と言って諭したとか。
　　　　　　

　夜散歩をすると、海岸の堤防に黄色を帯びた４・５ｃｍのかにがよくいる。
そっと捕まえて両手の中にいれると、じっとしている。
　エヒメで子供の頃、赤べんけいがにを捕まえて遊んでいた。たこ釣りの餌にもしたこともある。捕まえようとすると、左右の大きなはさみを持ち上げて怒って口から泡をブクブク出していた。
時々失敗してあの大きな鋏みではさまれて、飛び上がるほど痛かった。
かには体からはさみを切り離して、さっさと逃げてゆく。はさまれた手はそのまま食い込んで血がにじむほどで、痛くてたまらずとっさに最後の手段、はさみを自分の歯で噛み砕いていた。　「目には目を・・・」
　腕白坊主は何でもやっていたものだ・・・

　先日、死刑現場の部屋が報道公開された。設備は想像していた通りであった。
公開した狙いは、死刑廃止、存続論などの論議を世論に問いかけるとか。

相手は誰でもよかったなど、人の命を奪って何で償うのか・・・？

　　　　　　　　　　　「星ふりて　　遠回りする　　散歩道」

　ある人が３０年前高校生の夏休みに、１人で自転車九州一周の旅をした。
九重高原を越える時は大雨の中、行けども行けども人っ子一人出会わない。はたしてこの道でよいのかと不安と孤独と闘いつつ、ずぶ濡れになり泣きながら暮れゆく道を走った。あの時の事が生きる原点になっていると言う。

　　　　　　　　　　　「遠雷や　　思わせぶりに　　三粒降り」

このところ一雨欲しい、予報では降る降ると言いながら一向に降らない。　

　「夕立の雲飛び分くる白鷺のつばさにかけて晴るる日の影」　　花園院作

夕立が降りしきる空を一羽の白鷺が飛翔していく。翼が雲を切り裂く切れ目から晴れていくように太陽の光が差してくる。

　庭の飛び石に何が黒くなっているのかと、よく見ると数百匹の蟻が死んでいる。
昨年も違う場所でみたが、土の中に巣を作っていても、焼けてこの暑さに耐えられないのだろうか。
それとも蟻も生き物寿命もあり、この一族の最期をここと、決めているのだろうか・・・？

油を流したような瀬戸の夕凪。　夜のしじまのなかに、草むらの虫の音が聞こえてくる。やはり処暑か。

　昨夜は丸亀花火大会であった。物凄い人出だろうと思い、行かずに裏の河口を散歩した。ところがこちらからも見えるので、カメラを取りに帰り、駄目もとで撮影してみたがやっぱり今一であった。

　夏の甲子園も予想通り興南高校が、圧倒的強さで優勝し春夏制覇を成し遂げた。
島袋投手はやっぱり凄い選手であった。
また何より勝れていたのが、監督の人柄である。

　いよいよ明日予想通りの、興南と東海大相模の決勝戦となった。
どちらを応援するのか・・・それは沖縄の興南に春夏優勝させてやりたい。

　いちじくの木が今年大きくなって、実をつけたので喜んでいたが葉が枯れだした。
焼け付く太陽が、大きな葉っぱをじりじりと容赦なく照り付け、ダウンしてしまった。
もちろん実もさっぱり・・・

　今日は子どもが帰京して行って、我が家のお盆も終った。

　今日全国で熱中症で搬送された方７１５人、亡くなった方５人と伝えている。
まだ後１週間続くとか？　　仲間入りしないよう気をつけねばならない。
畑に行って見るが、水をやってもそれこそ「焼け石に水」で、雨乞いをせねばならぬ。

　昔からの想い出の一杯詰まった、厚いアルバムが沢山ある。
ところが時間が経つにつれ、変色し薄くなり消えていってしまうので、スキャナーで取り込み、ＣＤにおとしていれば安心と、息子に言われた。　
後々の為にも・・・

　子供の時、叔父さん宅にあったラジオで聞いて知った。
「昭和も遠くなりにけり」で、やがて歴史の遠い昔話となるのであろう・・・

　予定がとれたと、急に次男が帰ってきた。
今夜は友達が集るとかで、早速出て行った。

　パスポートの更新で近くの写真屋に写に行く。
顔のサイズや余白まで規定があり、自分で撮っても面倒だから。
ところが三脚も立てず手持ちで、カメラのフラッシュのみの。
出来た写真は、色といい、ピントといい　まるで素人写真・・・
よほど文句を言って「撮り直してくれ」と、言いたいが小さな町のこと・・・
やはり写真館に行くべきだった。　　我輩の不覚。

　昔、隣どうしであった愛ちゃんが、久振りに近くに来たのでと寄ってくれた。
約４０年前に愛媛から引っ越してきた時に隣に住んでいた愛ちゃんは、何かと親切にして頂いた。子供も同年代という事もあって、親子共々にすぐ仲良しになった。
愛ちゃんはご主人と「愛犬スクール」を経営していて、男女のお弟子さんを多く養成し、立派に巣立ち全国に散っていると云う。その中には今話題の「きな子」の飼い主もその１人のようだ。
今は離ればなれの地域に住んでいるが、愛ちゃん、カナちゃんと呼び合ってお互い歳を重ねきた古き良き友達である。
ところてんを食べたり、コヒーを飲んだり、３人で四方山話をして、すっかりくつろいで帰っていった。
心なごむ一日であった。

　里では西瓜を沢山作っていたので、藁葺きの小屋をたてよく番をしていた。
夜親父が畑仕事から帰らずそのまま番をする時は、お袋が夕方弁当を持って行っていた。　帰りは途中まで親父に送ってもらい、夜道を１人で歌をうたいながら帰っていた。
　自分も時々親父と一緒に泊まることもあった。夜釣りの人が来たり、舟が石垣の下を漁り火を点けてよく通ったりもした。あの櫓をこぐ音やカーバイトの臭いが、今も忘れられない。

里の集落は２０戸くらいであった。昔は７人８人兄弟は珍しくなかった。その中で７人兄弟が１人も欠けずに未だに生きているのは、我が家だけだと弟が話してた。
そうすると、分家で子沢山で一番貧乏だったのが良かったのかも・・・
親父とお袋に感謝しなければならぬ。

日中は高校野球に守をしてもらい、夜になると散歩に出て行く、まるで蝙蝠のようだ。

　　「迷うな、ためらうな、一歩もひくな」　昨日試合した北大津の監督の話。

　「暁→曙→東雲→あさげ→つとめて→朝ぼらけ→朝まだき→かわたれ」　と言うと。
つとめて、朝まだき、かわたれ・・・は知らなかった。

坂出祭りの花火大会を２０年余振りかに観に行く。大勢の人であったが、海岸端に車を留めて、エンジンをかけてる人が何人も居るので、排気ガスでまいった。
あまり花火を撮ってないので、写真は上手く撮れなかった。

夏には強いはずの我輩も、先日は熱中症にやられた。あまり無理は出来ないと自粛しているところである。

　海岸端を散歩する。石垣に潮がごぼごぼと寄せては、ざあーと引いている。
ああこの旋律は子供の頃から、聞きなれた子守唄である。
夕焼け雲が色々と形を変え、色をかえて流れて行っている。
　早歩きで汗ばんだ体に風が涼しい。

　昨日はＰＣ仲間と伊吹山（滋賀）の花畑に撮影に行く予定で、準備万端整えた夕方のこと,目まいに襲われた。足も踏みしめられず歩けない。
　夕方まだ暑さが残っている中、畑に水やりをしたのが悪かったのか？。保冷剤で首や脇の下を冷やし何とか落ち着いた。
昨夜はやはり「熱中症」になっていたのであろう。
　明日こそ病院に行こうと、急遽明日の不参加を連絡する。

　もう４〜５年前から夕方になると足の指先の感覚がにぶくなり、次第に痺れた状態が続いていたが、ついつい放っていた。ネットで調べて見ると「間脳」に異常がある疑いもあるとか、遂に大事に至って、若しかしてこのまま歩けなくなるのでは？と・・・
　病院でＭＲＩを撮って調べてもらった結果は、脳外科的には異常なしと・・・一先ず安心はしたが、糖尿病は？”腰痛は？”など聞かれたが、先日健康診断で糖尿は異常なし。
腰痛は無いが、一度整形外科にも診てもらった方がいいかも・・・。
　歳をとると「だるいも痛いも生きてる証拠」とよくお袋が言っていた。

　部屋の中で３６・５℃とは、もうエアコン無しでは居られない。
温暖化は確実に進行しているのだろう。

　子供の頃、夏休みになると夜小学生から中学生が集って肝だめしをやらされた。
集落の山の頂上に祠があり、そこに言われた物を置いてくるのだ。
途中くねくねした茂みの中にお墓があり、その道を通って行かねばならなかった。
真っ暗なお墓の下の坂道はひんやりと静まりかえり、砂が時々さらさらと落ちてきて、”どきっ”とするのであった。
お墓まで行って怖くなり、飛んで帰り頂上までは一度も行った事がなかった。
お化け屋敷とは違った夜の怖さがあった。

　盆が過ぎれば暑いと云っても、少しは凌ぎやすくなるだろうが、とにかく暑い。
今年も菜園のトマトが採れたので、早速かなちゃんは特製ケチャップを作った。
ニンニク・生姜・酢、たまねぎ、砂糖他もろもろ入れ、味の深いケチャップが出来ている。我が家のパスタ料理には欠かせないオリジナルケチャップである。
100％トマトの無添加なので、日持ちはしないが安心して食べれるのが嬉しい。