暑かったひと月を振り返って見る。明日から九月長月である。少しは本を読まなければと思うのだが・・・ＰＣの前にばかり居がちだ。

　　　　　　　　　　　　「名残夏　　つくつくぼーし　　声一つ」

もう今日から二学期が始まったところもある。
夏休みの宿題にはよく花や草の押し花を作った。名が判らず苦労したものだ。
田舎だったせいもあり種類は沢山集めた。あの時分からもっと真剣に名前を覚えていたら良かったのにと今にして思う。

毎年うちの　かなちゃんは親のしていたように梅干を作る。今日やっと干し終わったようだ。今年のは赤紫蘇が足りなくてあまり赤くない。
自家製なので添加物なしで安心。我が家では毎日欠かせない食材だ。

登山しているとき狭い山道ですれ違うが、たいてい挨拶を交わす。
中には黙って通り過ぎる人もいるが、一声かけたことにより味方になるものである。

　　　　　　　「処暑過ぎて　　すだくは虫の　　ラブコール」　　

Ｏさんと高知県の河川をたどる。目指す場所にたどり着いたがなかなか思うようには撮れない。エメラルドグリーン・・空の色が滝壺に降りてきたようだ。
にこ渕伝説の蛇になった娘さんには会えなかった。

しばらく見なかったのに　ハイとり蜘蛛が子供を連れてやって、暑いのに爺ちゃん何をしてるのかと此方を伺う・・・。　　おおー元気であったかと目を向ける・・・
この頃はハイなど一匹もいないよと云ってやる。　　家に居候してる蜘蛛ちゃん。

　　　　　　　　　　｢通り雨　　処暑のかたもち　　走り去り」　　

佐賀北と広陵。見応えのある試合だった。まさかの逆転ホームラン歴史に残る。

このところ毎夕沈み行く夕陽を眺めているが、毎日雲が色々と演出してくれ飽きる事無い。　お蔭で瀬戸内海が主ではあるが「夕陽を追って」も６０枚を越えてきた。

今年はこの猛暑のせいかゴーヤもさっぱり大ききならず、第一花が付かない。
そのうえなっていたのが小さくすぐに黄色くなってしまった。連作ＯＫと聞いていてのだが・・・
先日スーパーの野菜売り場で見てみると、見事なゴーヤは無かく、何処も不作なのかと諦めている。

ひがし香川の友達に誘われ始めて行ってみた。近隣の農家や町の人達が色々な品を売っていた。何時もはもっと人出が多いそうだが、阿波踊りの終わった直後なのでとか？　　酢橘など買う。

今治西と文星大附の戦い、文星は昨年の借りを返すべ１３三振を奪うベストコンションの佐藤・・・　だが最終回逆転された。　　
　　　　　　　　　ああ青春の涙・涙　涙止まらず。

この夏熱中症で亡くなった方が今までに５５名と言う。
我輩も先日室内にいても気分が悪くなりこれはと・・・水分を取るのはもとより氷を袋にいれ首や頭を冷やしている。そして風呂に少し水を貯め足湯ならぬ足冷をする。
暑さには強かったはずなのに今年は特別か、歳のせいか？

埼玉の熊谷他４０・９℃とはすごい気温である。二人だったか死亡してる。
地球温暖化は増してゆき、世界的に異常気象が多発するのであろうか？

重大な放送があるとの事で当時小学生だったが、疎開して来てた叔父の家でラジオ
放送を聴く・・・。
あれから６２年戦争も次第に風化され、今にゲーム感覚で勃発する事を恐れる。

西条市にあるアサヒビールに初めて行った。西条ＩＣを降りて海の方に出る、今治造船の隣に位置する。
電話で予約をしていたが盆の１４日でも動いていたし、見学者も結構いた。
完全オートメーション化されていて、工程をガラス越しに見える様に成っている。
ビールは出来てすぐが一番美味しく時間が経つほど落ち、９ケ月の賞味期限とか。

見学後作りたてのビールを一人３杯飲ませてくれるが、我輩車の運転でだめ。
内緒で一口だけ飲んでみたが　まろみがあってやっぱり違う。
その後２Ｆで食事をしたが美味しくて意外と安い。インターネットでビラを持ってゆくと一割引。運転手には缶ジユースと茶を土産にくれた。

今夕まんのう公園に高松のバンド・・クリスタルハモニーシャズオーケストラが演奏するので孫達と聞きに行った。知ってる曲もあり懐かしく思った。
５０分待てば花火が打ち上げられるそうだが待てず帰る。

家のかなちゃんはまだに子離れしてないようだ。子供のは方はとっくに親離れしてるのに、親の方は何時まで経っても・・・。

夏の甲子園が開幕している。勝っても負けても選手達にとって忘れられない想い出になるであろう。命滾らせて炎天下で戦ったことは一生忘れまい。

夕闇迫る橋の上で５・６歳の女の子が自転車に乗り、後から母親が見守りながついてくるのと出合った。何とも言えぬほほえましさが伝わってきた。
かなちゃん家にも女の子が欲しかったと・・・ぽつんと呟く。

　　　　　　　　　　「珠子待つ　　キレンゲショウマ　　会いに行く」

　　　　　　　　　「立秋や　　　暑さに虫の　　　声もなく」

　　　　　　　　　　　「雷鳴も　　犬の遠吼え　　夢心地」

午後になって雷鳴と共に大粒の雨が降ってきた。
何処かに落ちたのか停電もした。だが昼の雷は味が無い。
その点夜の雷は辺りを閃光が走り、一瞬、幻想的風景が楽しめる。
やっぱり変わった奴だと誰かが言った・・・

剣山にキレンゲショウマが咲き始めたと便りがあった。
宮尾登美子の｢天涯の花」で一躍有名になり、都会からの観光客が押し寄せるようになり、ツッカケで来る人さえ現れた。
それほど美しくてたまらないと、言うほどの花でもないが、咲いたと聞けば何となく惹かれるのはやはり「珠子」の所為か・・・・

朝の涼しいうちに庭の草抜きをする。たかが知れた庭だがそれでも結構草は生える。今年は如何した訳か二種類の百日紅、咲くには咲いたがくすんで綺麗な色にもならなかった。　　「すねている　花のつぶや　　聞きとれず｣

畑でトマトが少し採れ、かなちゃんケチャップ作りに初めて挑戦。
作り方はインターネットで調べたようだ。
防腐剤や変なものは一切入れないので、色などは薄いが我が家流の味のケッップが出来さっそくパスタにのせて・・・なかなか深みがあって良い味だ。

宮崎上陸後、豊後水道を北上するであろうが、此処香川県は今夜半の高潮が気になるところである。風雨が夜に入ってざわざわと騒ぎ、日除けのゴ−ヤが倒れそう。
あれだけ鳴いていた蝉達もどこかの木陰に隠れているのだろう。
　　　　　　　　　　　「　心配は蝉より我がのことをせよ　」

正月から盆までは長いが、盆から正月はすぐ来る・・当たり前のことだが。
歳月の流れの速さにふと我に還りそんな事を思うのである。
　　　　　　　　　葉月盆を招き　正月後を追う　我・・