【アレルギー性紫斑病】
闘病日記

 

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紫斑病の原因とは

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「紫斑病闘病日記」 2001年12月分

12月3日(月)
 病院での尿検査は問題なし。治療院でも特に問題がなく、娘の治療中についうとうとしてしまった。

12月4日(火)
 帰宅すると、また足が痛いらしい。金曜日以外の体育は禁止していたのに、自分の判断でリレーの練習で体育館を走り回ったとのこと。太ももだけが痛いようだが、見てみると腫れもなく、明らかに筋肉痛のようだ。
 とりあえず足をなでてやり、痛みを少し和らげてやるが、完全に痛みをとることはできなかった。(まだまだ未熟・・・)

12月5日(水)
 大事を取って学校は休ませる。
 夜帰宅すると、夕方またしても「足ツボマッサージ」の板を踏んだら、ウソのように筋肉痛が治ってしまったとのこと。(恐るべし、足ツボマッサージ)

12月7日(金)
 自然形体へ通院。
 夕方迎えに行くと、こたつで熟睡している。起こしてもびくともしないので、(寒かったので)毛布にくるんで寝たまま車に乗せて出発。
 途中で起きたら、「熱っぽくて、頭が痛い」と訴える。あまり具合悪そうなので引き帰そうと思ったが、以前、妻の体調不良(風邪)が驚くほど改善したのを思い出し、とりあえず新潟へ。
 自然形体へ行くと、一目で具合悪そうだと心配される。
 帰りは娘の希望でコンビニのおでんを買ったが、食欲がなく、ほとんど食べずに帰宅。そのまま就寝。

12月8日(土)
 朝から全開、いや全快。

12月10日(月)
 病院へ定期検診。異状なし。紫斑も2週間出ていないということで、先生からも次の検診は2週間後で良いでしょう、と言われる。
 その後、自然形体へ。
 元気ではあるが、両手の長さ等が違っているとの山田先生の診断。やはりまだまだ油断はできないようだ。
 学校の体育でマット運動と平均台をやっているようだが、先生の指示で実際に前転と後転をやってみる。結果、失敗して横に倒れた時に首への負担からか、両手の(肩の?)動きに違いが出る。しかし、その直後に上手く回転できると正常に戻るようだ。先生からは「体育はやってもいいけど、上手くできたところでやめておきなさい」と指示。
 寝る前になって左足首のくるぶしの下が痛いと言う。特に腫れてもいないし、内出血もしていないので、問題はないようだったが、今までのやりかたでは痛みがひかないので、試しに見よう見まねの足首の治療をやっててみる。僅か10秒で痛みが消失。は〜、これがすごいところだ、感心。(注:私は研修生ではありません。先生の治療を見て覚え、無謀にも娘に施しています。でも、ほんの一部ですので、山田先生、お許しを・・・)

(※2006年7月の注釈:当時は見よう見まねで治療していましたが、研修生になってから正式に習ってみると、全然違う事をやっていました。簡単そうに見えても、実は奥が深かったんですね。当時、痛みが無くなったのは、正しい方法に近い事を、偶然できたからなのでしょう)

 さて、小児科・待合室というホームページの掲示板にこのページを紹介したところ、案の定と言うか予想通りの批判意見があった。
「他の症例(紫斑病)と比べて特別回復が早いわけではないようだ」
「安静にしていたら、もっと早く良くなったかもしれない」等々の意見。
 確かにご指摘のとおりと言えないこともない。自然形体で最初に受けた治療中での劇的な好転にくらべ、その後は思っていたより完治に時間がかかっている。
実際、妻と「本当にこれが最善の治療だったのか?」と話をしたこともある。山田先生の当初の見込みよりも長引いていることも確か。(しかし、紫斑病を治療するのは山田先生とて初めてなのだから、これはしょうがないことではある)
 しかし、頚椎・背骨が歪んでいたことは事実であり、入院中の体力の急激な低下により、(何をしても歪みが出ない)ほどの身体にもなっていないことも事実。10月1日の最悪な状態のまま再入院していたら、確実に長期化し、ステロイドや鎮痛剤に頼り、副作用による腎炎を併発していたと確信する。

 仮に紫斑病が自然治癒したとしても、頚椎等は歪んだままであるから、後に、喘息・アトピー等の症状が出てこないとも限らない。したがって、紫斑病はともかく、娘に対しての自然形体の治療は間違っていないものと思う。


(治療をうけながらでも)もっと安静にしていたら、今より回復は早かったかもしれない、と考える事もある。しかし、体力をつけながらの治療は、結果として丈夫な身体への回復を早めると思う。(12月11日)

12月12日(水)
 次の金曜日が夫婦揃って都合が悪いので、治療日を今日に振り替え。妻が連れていく。

 山田先生からメールが届いていた。12月5日の日記に書いていた「足ツボマッサージ」は、その時は効果があっても後で身体の歪みにつながるので止めるように、とのこと。さらにそれを続けていたら、治るものも治らないとも。
 身体は痛みを感じると、それに反発して悪影響が出るようなことを前に先生が言われていたことを思い出し、娘にもマッサージはしないよう言い聞かせる。(実際、このツボ板を踏むと、大人は特に体重があるので悲鳴を上げるほど痛いものだ)


12月13日(木)〜16日(日)
 18日に思い出しながら書いているので、記憶は定かでないが、このころからまた紫斑がポツポツ出現。(本当にしつこい!)少し風邪気味なのが影響しているのか? 土曜日の夜からのどが痛くて、日曜日は完全休養。

12月17日(月)
 妻が自然形体へ連れていく。時々あることだが、治療してもらって痛み(足の甲とか土踏まずとか)が消えたというのに、帰りの車中で痛みがでることがある。この日、妻が先生から聞いた話では、治療後は骨がずれやすくなっているので、注意が必要だとのこと。
 そうしたら、この日の帰り道、ラーメン屋へ寄ったときから、また足の甲が痛みだしたそうだ。(見てみると、足の甲がちょっとむくんでいる)。
 治療してもらってその場ですぐ寝るのがいちばんいいのだろうが、そうもいかず。


 妻が持病の?霜焼けになった(足の指)。かゆくてたまらないという。
 長女が10月1日の治療中、冷たい足が見る見るうちに血行が良くなり、温かくなったことを思いだし、指の運動と、インターネットで方法を公開している指撫法(指の腹で軽く縦と横になでる方法)とやらをやってみる。とりあえず、かゆみはなくなったそうだ。

12月18日(火)
 朝、足を点検すると、むくみが大きくなっているので、学校は休ませることに。
 何度も先生から説明を受けていることのひとつに、「身体は全て脳が支配している。痛みを感じるのも脳なら、それに身体を反応させる(腫れなどの症状や、自然治癒させる反応とか)のも脳の命令によるもの。紫斑病も例外ではなく、腹痛などの痛み(風邪などの体調不良も影響?)を感じると、足などの血管を不必要に広げてしまう。この反応は脳の勘違いによるものである(リウマチなどの自己免疫不全?と同じ意味か)。ただし紫斑自体はあまり心配することはない。」ということがある。
 しかし、頚椎・背骨の矯正が相当進んでいる割には、依然として紫斑が出るということは、脳の誤った指令を矯正するような決定的な治療法はまだ確立されていないのかな?というのが素直な感想。
 紫斑病の原因は頚椎・背骨の歪みである、ということには疑いがないので、早く紫斑が出なくなる日が待ち遠しい。

12月21日(金)
 自然形体へ妻が連れていく。
 前回、帰りの車中での姿勢(下肢の位置)が悪く、骨がずれやすいために足に痛みが出るということだったので、気をつけた割に、帰ってくるなり土踏まずの付近が痛くてたまらないと、今にも泣き出しそう。
 何度も電話をするのも悪いと思ったが、自分ではどうしようもできないと判断し、山田先生に電話をかける。2、3の方法を教えてもらい、とりあえず我慢できる程度に痛みを抑える。
 今日の通院時、妻が「霜焼け」の治療をしてもらう。・・・これについては、かなり劇的でした! 両足がぱんぱんになって、かゆみもあったのが、みるみるうちに腫れもかゆみもなくなったそうです! 帰ってきてから報告を受けた私でさえ、思わず(え? 本当!?)と驚いたくらいですから、自然形体を全く知らない人に理解してもらうのは困難なことでしょう。
 でも左足だけ、完ぺきまであと一歩というところだったらしく、これは2〜3日で自然に治るということもなかったようです。
(次回=26日にもう一度治療に行くので、そこで完治すればいいのだけど)


12月22日(土)〜25日(火)

 学校が冬休みに入り、少しは安静にできると思っていたのだが、寝るころ(9時頃)になると、毎日決まったように足の痛み(主に、土踏まず、ひざ上の筋肉、手首付近の筋肉)を訴える。
 痛いところは、腫れているか、固くなっている。ここ4〜5日は、紫斑もかなり出てきた。痛い部分はもちろん、頬にも再び出始めた。
 25日は、病院へ2週間振りに通院予定だったがパス。

12月26日(水)
 霜焼けの治療もあるので、妻が自然形体へ連れていく。
ここ数日は、紫斑に関しては逆戻りしているようなところが有り、夫婦共々(いったいいつになったら・・・)とため息をつく毎日。
 でも身体の状態(歪み等)はだいぶ良いそうだ。今はこれまでの疲れが出ているときなので、また落ち着くとのこと。
 寝るころになって(午後10時頃)、右手のひじと手首の間の内側筋肉部分が痛いと言い出す。ひじが伸ばせない、じっとしていても痛むそうだ。どうしてよいのか分からず、とりあえず撫でてみるが、いくら軽く触っても痛いという。
 妻に「先生に電話して聞いたら?」と言われるが、たびたび電話するのも気が引ける。しかし、私の素人治療のせいで、娘にかえって悪くなったと言われてしまい、山田先生の携帯に電話。すると、
「じゃあ、これから治し方を教えてやるから、やってみて」とおっしゃるではありませんか! 電話の指示だけでうまくいくかどうか心配だったが、やはりうまくいかない。治療所でも見た事が無い治療法だったので、イメージもわかない。「先生、やっぱり今度行ったときに…」というと、さらに「じゃあ、○○を○○してから○○してみて。大丈夫。できるまで待っててあげるからやってみなさい」と。先生に電話の向こうで待ってもらいながらやってみる。すると、次の瞬間、「すごくいい。いままでと全然違う。もう痛くない」とのこと!
 これまでも、何度も先生に電話で治療法を聞いて、その場(家)で痛みをとってきた。もし、自然形体を知らずにいたら、どうなっていたか? 病院で安静にしているだけので、この数々の痛みが出なかったと言い切れまい(安静にしているはずの冬休み中でもこれである)
 もし、自然形体に出会っていなかったら、子どもが痛い痛いと訴えるたびに病院へ駆け込んだり、入院したりしているはず。(それでも痛みは取れませんが)
 娘も、父である私・素人治療家を信頼しているから、痛みが出ても、安心していられるのだ。
 完治にはまだ時間がかかるが、希望を持ってこれからも過ごしていきたい。

 それにしても、素人に治療法を教えてくれる山田先生の心の広さに改めて感動、感謝。

12月28日(金)
 来年まで治療はお休み。
 26日の分で書き落としていたことを少し付け加える。
 妻の右手甲の中指の付け根部分には、数年来、いくつかの皮膚科で診てもらっても全く治らなかった かぶれ(湿疹?)があったが、これもあの日の治療中に、劇的! に改善したそうだ。
 このかぶれ、先日も某皮膚科に行ったら、(ついに!)ステロイド剤を処方されたそうだ。(もちろん使用するわけがない)
 かぶれはその後も、日を追って色が普通の肌の色に近くなっている。かゆみは全くなくなったそうだ。自然形体の素晴らしさを再認識。

 なお、「小児科待合室・掲示板」での、私の書き込みに対する批判について、山田先生にお伝えしたところ、お返事のメールをいただきました。ここをクリックすると、別ウインドウでメールの内容が見られます。(先生に了解済) 

12月31日(月)
 2001年は娘の紫斑病をはじめ、本当にいろんなことがあったが、自然形体に巡り合うことができ、これも貴重な経験と思っている。
 2002年も、よい年でありますように。


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