【アレルギー性紫斑病】
闘病日記

 

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紫斑病の原因とは

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「紫斑病闘病日記」 2001年9月〜11月分

9月8日(土)
 夜おなかが痛いと言い始め、夜間救急センターへ。風邪との診断。

9月10日(月)
 弱い腹痛が治まらないので小児科へ。やはり風邪との診断。

9月12日(水)
 足に赤い発疹を発見。

9月13日(木)
 小児科で発疹を見てもらうと、「アレルギー性紫斑病」との診断で、即入院の指示。自宅に近い総合病院への紹介状を手に夕方入院する。本人はいたって元気。

9月14日(金)〜25日(火)
 入院中は、腹痛と発疹、関節痛を繰り返す。発疹は小さな赤い出血斑で軽症。しかし、腹痛がない時でも食欲はなく、食べても普段の2〜3割程度。腹痛がひどいときには丸二日くらい、食べられなくなり、水すら飲めない状態。尿検査の結果では、腎炎は起こしていない。娘は小さいころから薬が大嫌いで、腹痛がひどいときでも、痛み止めの注射や座薬を強く拒んだため、入院中は一切薬は使用しなかった。(これが結果的に良かったことは後で知る)
 入院中の様子は、ここをクリック!

9月26日(水)
 紫斑が若干薄くなったと思ったら、急に退院が決定。しかし、病院を出るときには既に新しい紫斑が出ているのを発見。

9月27日(木)
 関節痛が出始め、夜には歩くのが辛くなる。紫斑が大きく、足の血色も悪く冷たい。入院した病院に、夜間救急で診てもらう。腹痛がなければしばらく自宅で安静という指示。尿検査はOK。

9月28日(金)
 午後病院へ。関節痛がひどく、病院の車椅子を利用。症状は進行しているようだが、腹痛がないので帰宅。食事はほとんど食べていない。

9月29日(土)〜30日(日)
 症状は徐々に進行。足首から下の部分は触ると冷たく血色が悪い。家の中の移動すらすべて抱っこ・おんぶになる。体重は入院前から比べると、約2週間で4kgも減少していた。相変わらず食事はとれない。日曜の夜から腹痛が出始めるが、かなり苦しそうだ。
 以前、私が首を寝違え(日曜日)、すぐに治してくれるところはないか、とインターネットで検索したところ、山田予防医術研究所のホームページを見つけていた。あいにく休日で治療はできなかったが、HPにアトピーやアレルギー性皮膚炎も治るということが書いてあったので、相談してみようかと思う。

10月1日(月)
 午前中に総合病院へ。腹痛がひどく、紫斑も大きくなり、足首から下は冷たくどす黒い。診断の結果は即入院せよとのこと。しかし、その夜に自然形体の予約をしていたので、一晩入院を待ってもらう(もちろん、理由は伏せて)。また、もう同じ病院には入院したくなかったので、新潟市内の病院に紹介状を書いてもらう。看護婦さんからは「こんなに苦しんでいるのに、いま入院しなくて大丈夫?」と心配されてしまう。しかし、どのみち治療法が無いのだから同じこと。
 主治医は自分の病院に再入院しないこと、また腹痛で苦しんでいるのに、特に理由もなくただちに病院へ向かわないことに、ちょっと機嫌が悪い。「明日の朝まで待って入院するのは勝手だが、もし今晩やっぱり入院ということになったら、当病院になりますよ。その時はステロイドを処方しますからね!」と言われる。
 泣きながら苦しむ娘を自然形体に連れていく。午後7時頃到着。私が近くの有料駐車場から戻るまで約10分。その間関節痛を取り去る治療をやってもらっていたようだが、私が到着したときには既に痛みが取れ、治療所内を歩いていた。
 診断によれば、背骨が極端に曲がっているとのこと。腹痛を抑えてもらうが、しばらくするとまた痛みが出る。通常はひとり30分位の治療時間であるが、他の患者さんを治療しながら、痛みが出るとまた治療することを繰り返し、10時過ぎまで約3時間にわたって治療してもらった。
 治療中から紫斑の色が徐々に薄くなりはじめ、気がついたときには、足首から下の部分の血色がよくなり、触ると温かく感じる。紫斑の色が薄くなったのは、血色が良くなったせいであろうかと思う。
 山田先生から「入院はしないほうが良い」と言われるまでもなく、治療中すでに妻と二人で(いかに入院を断るか)を相談していた。二人とも、この時点で自然形体で治ることを確信していた。
 帰るときにまだ腹痛は少しあったが家に帰ると、祖父母は3日間歩けなかった孫が歩いて帰ってきたので、驚きながらも感激していた。
疲れもあってすぐに寝てしまったが、夜中に突然むくっと起き上がり、「のどがかわいた」といって、水をごくごく飲んだ。「おなかは痛くないか?」との問い掛けには「うん」とうなずき、再び寝た。(こんなに勢い良く起き上がったのはいつ以来だ???)と回復ぶりに驚く。

10月2日(火)
 朝、新潟市内の病院へ入院しない旨を伝える。随分不審がられたが、適当にごまかす。
 娘はすっかり元気を回復。関節痛もなく、ひとりで歩いて和式トイレにも行ける。2歳の長男と遊ぶときも、腹から大声が出ている。夕方、最初に入院した病院の担当医からお叱りの電話。明日(水)午前中に来いとの命令(!)その後再び自然形体へ。しばらく毎日通うつもり。今日は加藤先生。

10月3日(水)
 病院できついお叱りを受け、入院を強く勧められる。自然形体に通っていることを話すが信じてもらえず…。入院は頑として断ったが、しばらく毎日通院と言われる。行きたくはなかったが、治っていく経過を見せるために指示に従うこととする。
 夕方、自然形体へ向かう1時間程度の車中、娘は大きな焼き芋をほおばり、お菓子を食べる。山田先生からは、「3日以上ほとんど食べていないのだから、胃に負担をかけないように。でも必ず食べるように。」と言われていたのだが、ちょっと食べ過ぎかなと思う。
 初回は腹痛がひどく、首の診断までできなかったが、今日の診断の結果、首が曲がっているとのこと。山田先生に「小さいころ頭をぶつけたことはないか」と聞かれるが、これといって思い当たる節はない。
 治療後、あまり元気が良いので娘とラーメン屋へ。美味しそうに食べる娘を見て、ますます自然形体で治ることを確信する。初期症状の頃から入院中にかけて、腹痛がない時でもこれほどの食欲はなかった。(というより、ほとんど食べていない)
 食べているときに、娘が3歳頃、羽毛布団にダイビングしようとして跳び過ぎてしまい、頭からタンスに激突したことを思い出す。

10月4日(木)自宅療養。特に問題なし。

10月5日(金)
 山田先生に、タンス激突事件を話すと、「それが元で軽いむち打ちになり、時間の経過とともに首が変形した」と言われ納得。首の治療はもう少し時間(回数)がかかるとのこと。先生に「病気ではないから風呂に入っても良い」と言われ、帰ってから3週間振りの入浴。ぬるめのお湯にどっぷりとつかりながら「天国だ〜」と喜ぶ娘を見て幸せな気分になる。(※2006年7月の注釈:現在は治療法も進歩し、首の障害はごく短時間、短期間に治るようになりました。当然、紫斑病も短期間で治るようになりました)
 「もし、風呂に入ってかゆみが出たら連絡を」と言われていたが、かゆみが出ない変わりに足が痛いという。今までのような関節痛とは違うようなので9時頃に先生へ電話をする。すると「特に問題がないが、今来れば最後の順番にいれておくから来なさい」とのことだったので、再び治療してもらうことにする。診断の結果、「急に歩きすぎたために、筋肉痛をおこしている」とのこと。ある程度痛みをとってもらって帰宅。

10月6日(土)
 朝から腹痛が再発。ちょっと予想外だったので、急きょ自然形体に予約をして、加藤先生に治療してもらう。その場ではとりあえず痛みは治まったが、帰宅すると再び腹痛が始まる。携帯電話で東京の治療院にいる山田先生に相談することに。山田先生によると、「まだ首が完全ではないから、ある程度症状が出るのは仕方がない。来週まで自宅で首を応急治療して」と言われ、指示通り(?)の方法で首の治療に当たる。
 夜、娘が寝ついてから先生から容態について電話がある。悪ければ日曜日に新潟まで帰っても良いとの言葉に感謝。

10月7日(日)
 朝、娘が目を覚ますが、腹痛は治まっていたので先生に電話で報告。「首の治療がうまくいったね。」と言われたが、入院中も一晩以上腹痛が続くことはなかったので、果たして素人の自分の治療が効いたのかどうかは疑問。

10月8日(月・祝)〜9日(火)
 自宅で首の治療に当たる。同時に、かゆみ・腫れの痛みは、見様見まねで覚えた治療法でその場で解決。
※(一般的に)子供が痛い、かゆいといって苦しがるときに、親としては何とかしてやりたい、と思うが出来ないのが現実。だから(たいして効き目のない)かゆみ止めや、鎮痛剤を使い、それでだめなら病院へ駆け込むしかないのだ。それが今、親(私)が直接何とかしてやれる、痛みやかゆみを止めてやることが出来る、というのは感動的であり変に誇らしい。(妻に顔つきまで山田先生のまねをしなくても良いのに、と笑われる)

10月10日(水)、12日(金)に通院
 この週は特に問題なし。足の紫斑は時々出るものの、回復も早い。腹痛もなし。

10月14日(日)
 知人の結婚式で家を空ける。夕方帰ると、昼頃に軽い腹痛があったが、昼寝をしたら治まったと妻の話。夕食後再び腹痛が再発するが、これまた見様見まねの《足指の運動》を施すと、5分程度で腹痛はなくなる。(これ以降、10月31日現在まで、腹痛はない。)

10月15日(月)、17日(水)、19日(金)に通院
 先生からは週2回程度で良い、と言われていたが、足の痛み(足首の前部分及びふくらはぎ、膝のうしろ)、軽い腫れ、紫斑は繰り返し出てくるので結局3回通ってしまう。
 前日、膝から上に大きな紫斑(虫に刺されたようにな)が無数に表れる。明日15日(月)は定期検査のため病院へ行く日なので(やばい!)と思う。しかし、翌朝にはうそのようにおさまって、色が薄くなっている。
 病院の先生の許可も有り、3時間目から久し振りに学校へ。学校へ行くと遊び過ぎるのか、この週は足の痛みが頻繁にでる。火曜〜木曜までは歩き方がおかしくなる。山田先生からは筋肉痛と言われているが、親としては少々再発・悪化が心配になる。学校へは毎日通えなかった。

10月21日(日)
 小学校の文化祭。音楽会の演奏を無難にこなし、普通に歩くことも出来、ほっと胸をなでおろす。

10月22日(月)、24日(水)、26日(金)に通院
 紫斑も徐々に治まり、足の腫れ(痛み)も軽度のもの。月曜は妻が連れていったが、妻自身風邪で鼻が詰まり、身体も苦しかったので、娘の後で治療してもらう。家に帰った頃には驚くほど体調がよくなり、感激していた。水曜日の治療は休むつもりだったが、足の痛みで通院する。金曜日には娘も風邪を引いてしまい、朝食後に吐いたので学校を休ませる。本当は月曜日に行くつもりの治療を、《風邪を早く治したい》という理由で治療を受ける。妻のように体調が良くなったかどうかは判断できず。ただし、のどの痛みは治まったそうだ。

10月29日(月)
 前日足の指先の皮が剥け、ひりひりするので足の外側で歩いたために足の裏が痛くなる。午後に病院へ検診に行くつもりにしていたので、痛みをとってもらうため妻が休暇を取って午前中に自然形体へ連れていく。病院では尿検査の結果も問題なく、来週月曜日に再度検診して、状態が良ければその後通院の間隔を開けるようなことを言っていた。

10月31日(水)
 昨日学校から帰ってきてからしばらくすると左足アキレス腱の周囲が腫れ、痛みを感じるという。今朝になると左足膝の後ろ・股関節付近が痛くて上手く歩けない。私の治療では痛みはとれない。夕方から頭痛が激しくなる。自然形体で頭痛はすぐに治してもらう。今日学校を休んだが、日中テレビを見る姿勢が悪く、首と背骨が曲がっているとの診断だった。
帰りの車中で吐いてしまい、家に帰ると頭痛がひどくなる。首に起因するよりも風邪の症状が強いようだ。

11月1日(木)
 病院で点滴。頭痛は紫斑病関連ではないとの診断。尿検査、便の検査とも異状なし。

11月2日(金)
 熱も下がり、元気になる。少し咳が残っている程度。

11月5日(月)
 夕方病院へ行く途中、大きな紫斑を発見。「風邪をひくとその影響で再発することが多い」との説明を受ける。
 その後自然形体へ。1時間ほど待つ間に、下肢・ひじに出血斑が増えてくる。さらに、足の裏と右膝の上(筋肉)が痛いと言い始める。
 山田先生からは「動きすぎたために筋肉痛がでている。筋肉痛は運動後、休んでいるときにでるもので、後でまた痛くなるけれど心配はない。」と言われ、痛みはその場でとってもらう。来週月曜日に予約して帰る。しかし、車中で再び足の裏が痛みだし、家に帰ると少しむくんでおり、歩きたくないと言う。

11月6日(火)
 とりあえず、今日は学校を休ませる。夕方、家にある足ツボマッサージをやったら足の裏の痛みが取れたと言って元気にしている。(ホントかなあ・・・)

11月12日(月)〜18日(日)
 紫斑は小さいものが繰り返しでている。今週から通院を週1回(月)にする。病院での定期検査(尿検査)も毎週月曜日なので、仕事は4時に上がって病院ー自然形体のスケジュールが続く。
 病院からは、体育もやってみましょうと言われる。

11月19日(月)〜25日(日)
 紫斑は相変わらずだが、痛みを伴うものはなくなった。
 25日(日)朝から下痢気味。そのせいか午後になって少しおなかが痛いと言い始める。下痢症状は治まっているようなのだが、腹痛が紫斑病の再発かどうかはわからない。

11月26日(月)
 自然形体では特に悪いところもない様子で治療を受ける。しかし、8時頃夕食にとラーメン屋へ入るが、2、3口食べたら「食欲がない」といって残してしまう。紫斑病による腹痛がある場合に多い食欲不振のようなので、少し心配。


11月27日(火)
 前日病院での尿検査に失敗(娘が尿を取りそこねる)したので、朝尿をもって病院へ。尿検査は相変わらず問題なしだったが、紫斑もまだあり、下肢だけでなく顔にもできていた(ここ一週間くらいの間、ニキビのようにでていたので気にはなっていたのだが)ので、週1回の定期検診は継続してください、と主治医の言葉。
 その日の夕方から腹痛が再発。学校帰りに友達の家に遊びに行っていたのだが、こういうときに限って足が腫れたりする。やはり運動のし過ぎは負担なのだろうか。家から電話があって帰宅したのが7時頃。とりあえず以前山田先生から指導してもらった方法(背筋の緊張緩和等)で30分程手当てする。
 でもなかなか痛みが治まらないので、携帯電話で山田先生に相談する。電話で背筋の緊張緩和の新しい方法を教えてもらうが、電話が終わったころにはいつのまにか寝てしまっていたので、そのまま朝まで寝かす。先生に「夕べ治療したときは特別身体の歪みはなかった。今日何か冷たいものでも食べましたか?」と聞かれたが、本人に確認できず。


11月28日(水)
 朝、少し腹痛があるとのことで学校は休ませる。最近(ここ2、3週間)睡眠時間をたっぷり(10時間以上)とらないと寝たりない様子だった。生活を普通のリズムに戻しているため、やはり疲れはあるのだろう。
 午前10時に妻から電話。「家から連絡があり、おなかが痛くて泣いている。」とのこと。相談のうえ、妻が自然形体に連れていくことになった。
 治療院では他の患者さんの治療の合間に、様態が悪くなっては治療し、そして横になって休むを繰り返し、結局、午前11時位から午後7時くらいまで、治療してもらった。帰宅後は少し腹痛は残っているものの、元気を取り戻す。

11月30日(金)
 しばらく月・金と週2回通院することに。28日に治療に行った際、山田先生から「高いところから飛び降りたりしましたか?」と聞かれたが思い浮かばなかったと言っていた妻だが、この日治療院に行ったとき、学校の体育で跳び箱をやっていることに気付き、先生に報告。山田先生によると「かかとから着地すると首に振動が来るので良くない。」と教えられる。
 したがって、体育は金曜日限定(悪くなってもその日の夜に治療できるので)とする。なお、娘の食欲も食べ過ぎを心配する程に回復。

12月以降の日記へつづく
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