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生け花

 習っているのは「柳古流」です。明治年代末に創流された流派です。
高校の時より初め、途中、何年かは休んでいましたが、 娘が生まれた年に師範を頂き、今では、月に一度、研究会に出させてもらって勉強してます。やればやるほど難しくなり大変です。
ここでは研究会の花と気ままにいけた蘭の花を紹介します。

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   2013年 12月

  水 仙 2本

                 

花 器 − 扇 子 

形 − 本 手 ・ 白 扇 止


真と行で一本、草に一本、真の寸法は要から先端までの長さ

真と行の花は一本で使い分ける、真に中開き、行に蕾

下の白扇は全部開き、上の白扇は三つ折りにし真中の隙間から下の扇子の真中の隙間に通し立てる

足元は手前が着くようにハの字に入れる、草の足が付くように中溜はしっかりとしておく。

練習の時はよれが十分にとれていなかったため真の向きが横に向いていると、研究会の時は入れ方がまずく真の向きが横に向いてしまっているとご指摘

家で入れても真が横を向いている、ずいぶんと前にやったのだが記憶がなく一回の練習で何となく生けられた。 85

 

             

     2013年 11月

  万  年  青 ( お も と )


           

           花 器 − 小判型水盤

              形 − 七五三生け

 七五三のお祝いにちなみ、7枚、5枚、3枚で生ける

 中央7枚は本手生け、向かって左5枚は行流し、右は3枚が逆手

 7枚生けの真の寸法が38cmぐらい、霜よけ葉は真前と兼ねるので少し前に出す

 5枚生けの行の寸法は7枚生けの行よりも少し長めに

 3枚生けの真は7枚生けの草よりは少し短めに

 全体にバランス良く、目線により寸法が違ってくるので研究会の時は先生方の目線に合わせるようにするのも一つのポイント。

 今月は研究会に行けないので練習での花を。



             

   2013年 10月

  葉 蘭 13枚

                 

花 器 − 寸 胴

形 − 本 手 ・ 草 流 し


真 5枚、 行 3枚、 草 5枚

葉蘭はふくらみの向きで陰葉、陽葉に分けて生け込む

草を立てた時に真の後添えの長さぐらいになるような寸法で真横に出す

行は真の半分、意外に短くなるのだが近くで見ていると分からない

行の向きは本手の時に比べると草が真横に出るのに対して少し前に出す

草の虫食い葉は中側に入れ、足から左側に出ないように

葉の向きを直す時は葉だけ向きを変えるのではなく足から変えるようにとの諸先生方のご意見

全体には綺麗に入ったが草のしたが付いていなかった、上からばかり見ていたので最後まで気がつかなかった  で 85

 

             

     2013年  9月

      薄(すすき) 2 ・ 吾亦紅(われもこう) 2 ・ 女郎花(おみなえし) 3

              龍胆(りんどう) 2 ・ 白小菊 2


           

           花 器 − 寸胴

              形 − 格花 ・ 本手

 初めての花材 (以前、薄・女郎花・小菊の3種生けはやりました)

 縦込、真に薄、行に女郎花、草に小菊、真前と行の前に竜胆添えに吾亦紅

 真の丈は約90cm、中心の前が穂の半分、後がその中間

 行の女郎花は真の半分、折れやすいので丁寧にまとめて溜める、多目に入れてあとでカットする

 吾亦紅も入れてからバランスを見ながらカット

 龍胆はほとんど溜まらないと言うので自然に曲がっているものがあれば行の前添えに持ってくると綺麗

 頭が重いものは花を摘まんでもよいが1段目は切って2段目から使うと違和感がなく軽くなる

 草の溜をしっかりとするのと足の部分の葉はきれいに取る

 女郎花が1本真側に出ていて、いらないとのご指摘、初めてとしてはまあまあの出来 85。



             

     2013年  8月

  晒三又 ・ リュウカデンドロン(3) ・ ファンタジ

                 

花 器 − コンポート

形 − 自由


花器、形とも自由に

白蔓だったが数がそろわないので晒三又に変更

研究会に行けないので今回は練習花、教室では大きなガラスの水盤を使用

自宅で焼き物の少し小さめの水盤、上部が大きすぎて不安定に見える

切り詰めればよいのだが横着者でそのまま生け込む

最初は三又を縦のラインだけで活けていたのだがイメージが弱く先生の助言で太い横のラインを入れてみた。

インパクトも強まりいい感じに、ファンタジをもっと寝かせた方が良かった。

ファンタジとはドライフラーワーなどに使うスターチスの小花の品種

 

             

     2013年  7月

      桧 葉 


           

           花 器 − 寸胴

              形 − 格花 ・ 自由



 格花で得意?とする生け込みの型で

 桧葉は5本 (花材にボリュームが無かった)

 草流しで入れてみることに

 練習の時は行がまっすぐに出過ぎていて、草流しの時は吊り行と言い(初めての言葉)

 中ほどで溜、先端を上げる感じにする。

 研究会では行の足が長く、丈も真の半分ぐらいに収まるように

 どうも行が長くなる癖があるようだ

 行の寸法以外は良かったみたいだ、今回は気分はよく活けられた 85

 写真を撮る前にもう少しきれいにすべきだった。



             

     2013年  6月

  菖 蒲 花 5本、葉7組 ・ 孔雀草

                 

花 器 − 小判型水盤

形 − 菖蒲 本手、 孔雀草 逆手 ・ 二株生け


菖蒲は本手で真と草に花が2本入る

真の男葉の長さが60cm

真、行、草のそれぞれの男葉の差が7、5、3cmに

それぞれの長さは葉が7組の時はそれぞれ前の二枚目の寸法に合わせる

孔雀草は逆手、高さ35cmぐらい

溜が効きにくい、時間が経つと立ってきてしまうので注意。

菖蒲は行の葉先の間隔が広くてその後の葉が全体に短くなってしまった。

葉と花の間隔が詰まり過ぎているのでもう少しゆったりと傾斜する。

孔雀草の草が溜めすぎ(重みで垂れてしまった)などのご指摘が多かったものの 85

 

             

     2013年  5月

      杜 若 花2本、葉5組 ・ 太 井 15本


           

           花 器 − 小判型水盤

              形 − 杜若 本手、 太井 逆手 ・ 二株生け



 杜若は高さ35cmぐらい

 太井は杜若の倍で70cmぐらいになるが太い場合は少し長めにして73cmぐらいに

 杜若は女性らしくしっかりと中溜もする。

 太井は6、5、4で高さがそろわないように

 花は整理して真、行、草の主枝はしっかりした花のものを選ぶ

 真は気持ち手前に倒すような感じで

 行の5本目は真正面の真中に来るように差す

 行は真の見た目の半分

 全体には良かったのだが杜若の水切葉を入れ忘れて減点 85

 

             

     2013年  4月

  連翹 (れんぎょう) ・ ストック 3 ・ 孔雀草 少々

                 

花 器 − 水盤

形 − 盛り花 逆手

左右を逆に入れる逆手。

全体のバランス。傾斜具合に注意

連翹の花は咲き過ぎていたら下や反対に向いているものを適当につまむ。

ストックの向きに注意。 研究会では中間をもう少し傾斜と孔雀草が少し多すぎた。 85





 

             

     2013年  3月

      彼 岸 桜


           

           花 器 − 寸胴

              形 − 本手 ・ 枝垂



 枝垂れ桜のように

 真の枝垂れが15cmぐらい。

 真の脇の枝垂れは何本も同じように出さない。

 行の長さは寸胴の半分以内(節より上)。

 垂れた枝先はまっすぐに落とす。

 草は短めで15cmぐらい。

 折溜をしてしまうのでもって帰ってくる間に折れてぎこちない形になってしまっている。

 真の脇の枝と行の寸法にご指摘いただき、2回目にしてはまあまあの 85

 

             

     2013年  2月

  黄葉手毬 (きばでまり) ・ 土耳古桔梗 (とるこききょう) 3 ・ レザーファン 2

                 

花 器 − 壺

形 − 投げ入れ 逆手

研究会に行けないので練習の花を載せることに。

真、行は黄葉手毬、草はレザーファンに土耳古桔梗を添える。

中間、前面に土耳古桔梗を使う。

レザーファン一枚は透いているところに入れる。

真、行、草の土耳古桔梗で不等辺三角形を造り、その中心に中間がくるように。

レザーファンは他のものに重ならないように整理する。

黄葉手毬は葉の大きさによっては整理する。

 

             

     2013年  1月

      白 梅 ・ 紅 梅 ・ 百 合 (カサブランカ) ・ 千両


           

           花 器 − 信楽焼の壺

              形 − 投げ入れ  



 お正月の生け込み。

 庭の千両、白梅と紅梅の枝を落としたものを入れてみました。

 百合(カサブランカ)は花屋さんで購入。

 思い切って伸び上がるように、チョット長すぎ、全体には去年に比べると地味になりました。

 シンビの切り花はいただき物。

 




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