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生け花

 習っているのは「柳古流」です。明治年代末に創流された流派です。
高校の時より初め、途中、何年かは休んでいましたが、娘が生まれた年に師範を頂き、今では、月に一度、研究会に出させてもらって勉強してます。やればやるほど難しくなり大変です。
ここでは研究会の花と気ままにいけた蘭の花を紹介します。

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     2008年 12月

      水仙 3本


           

           花 器 − 水 盤

              形 − 本手 片落とし  



正面から見て足が一本に見えるように、

行は3枚葉、蕾で足の半分より本勝手の草ぐらいの寸法

草は真の中より水平に4枚葉、開花したものを使う。

以外によく入ったが止めている松葉をもう少し丁寧に切ると良いとの指摘。

水仙の勢いが良いのでしっかり葉先のヨリを取って置かないと葉の向きがおかしくなる。

なんとなく苦手な水仙が納まるようになったかな?










        2008年10月

      葉 蘭 (は ら ん)

   真 5枚、 行 3枚、 草 5枚、


               花 器−寸 胴

                  形−格 花、 草流し、 


 真と草は切らずにそのまま使用、ほかの葉は寸法に合わせて先を切り詰める。
草を立てたときに真のうしろ添えぐらいの長さにして、水平にして生ける、草流しの時は行は真の半分になるのだが今回は練習も研究会の時も長すぎた。
 今回は草が前のほうにずれてしまった、木密が大きすぎたためかものご指摘。それから真が思うように定まらない、これは足が弱かったためかクルクル廻ってしまうのか?
 波乱万丈・葉蘭万丈、「葉蘭に始まり葉蘭に終る。」と言うように奥が深い花材だそうです。今回も技量不足で反省のみ、来年こそは・・・・・







         

             

         2008年 9月

   ユーカリ ・ トルコキキョウ ・ スターチス


           

               花 器 − 壷

                  形 − 投 入 れ   傾 斜  本 手 



  真、行をユーカリで、行、中間、前面をトルコキキョウで、空いたところにスターチスを添える。
 ユーカリは枝を整理してだらしなくないように。トルコキキョウの花の数は全部で奇数になるようにする。先端の蕾、花が上を向くようにいける。
 主はユーカリなのであまりトルコキキョウが勝ちすぎないように花をきれいに入れる。
 見た感じがボサボサしている、今回も反省しきり。見る角度によってもだいぶイメージが違うが、完成された物はどこから見てもきれいに。


ユーカリ フトモモ科ユーカリ属(Eucalyptus)の総称。常緑高木となるものが多い。オーストラリア南東部とタスマニア島におもに分布する。
 和名のユーカリは、学名の英語発音、ユーカリプタスを日本で短縮した略称に由来する。学名の語源は eu-(真に・強く・良く)+ kalyptos(〜でおおった)、つまり「良い蓋」を意味するギリシア語をラテン語化したもの。つぼみのがくと花弁が合着して蓋状となること、あるいは乾燥地でもよく育って大地を緑で被うことに由来して命名されたとされる。
 ユーカリには500種類もあり、変種も含めると800から1000もの種類になる。成長がとても早く、材木として注目される。70メートルを超える高さになるものから、5メートル程で枝分かれする種類もある。コアラの食物としてよく知られている。
 葉から取れる精油は殺菌作用や抗炎症作用、鎮痛・鎮静作用があるとされる。オーストラリア先住民族(アボリジニ)は傷を癒すのに葉を利用した。現在ではアロマテラピーなどに利用される。また、健康茶等にも利用される。
 生け花には良く、ギンマルバユーカリが使われる。

             

        2008年 8月

     リ ア ト リ ス  ( 花 11本 )


             花器−寸 胴

                形−格花 本 手 


 基本種の基本、真 ・ 4本、行 ・ 4本(うずみ・1本)、草 ・ 3本

木密は草物だが斜めに入れる。

真の長さは寸胴の約二倍半に足の部分。  

画像では添えの寸法が良くないが目線で見ると良い?

本番では行が立ちすぎていたのでしなやかに入れたほうが良い。

生花ではいつも指摘されるが生け終わると全体に前倒しになるので

最後に起こすように言われる、今回もやってしまった。









リアトリス Liatris 属 北米原産。多年生草本。Liatris の意味に関しては不明。
 大正末期ごろ輸入さた、日本名は「きりんぎく」細長い花序をキリンの首に見立てて付けられた。草丈は150cmぐらいになり、花序は茎の上部に密集し、長さ30cmぐらいになる。
 Liatris 属は数種類あり、夏の花材として良く使われる。種類により溜のききにくい種類もある、溜のきく種類でも急溜では折れる事があるので注意。花の時期も遅くなると最初の頃に比べて細く短くなるがこれは種類が違うため。

             

         2008年 7月

     姫蒲(ひめがま)5本 ・ 透百合 3本

           ブルーファンタジー少々


           

               花 器 − 水 盤

                  形 − 盛 花   立 体 



  真、行を蒲で、行、中間、前面を透百合で。

蒲の穂先は適当な長さに切り戻す。

蒲の葉は切り離し、2〜3枚をまとめる。3枚ぐらいは長めに入れる。

透百合の蕾は全部で奇数になるように取る。

基本中の基本、全体のバランスを。

中間がもう少し左によると良いかな。本番には伸びやかさが無い。

今回も反省しきり。



蒲 (ガ マ) Typha latifolia  日本、中国原産。多年生草本。
水辺の湿地に自生している、ガマ属には3種あり、ガマは北半球全体に、ヒメガマはユーラシア大陸、コガマは東アジアに分布。
種名の latifolia は「広葉の」意味、この仲間の中ではたぶん葉が広いので。日本名の蒲(がま)は日本語の元になったアルタイ語における葦を意味する"カマ"が転じ、地下茎を伸ばして広がる蒲をガマと呼ぶようになった説が言われている。

透 百 合 (すかしゆり) Lilium elegans  日本原産。多年生草本。
種名の elegans は優雅を意味する。徳川時代以後に改良されたユリで、その親は関東から東北の太平洋岸に自生するイワトユリと日本海沿岸のイワユリと考えられている。が、園芸上のスカシユリはそれから単純に改良されたものとは考えられない。おそらくエゾスカシユリの種がはいっているのではないかと思われている。エゾスカシユリとヒメユリの雑種から生じたとの説もあるが明らかではない。
 徳川時代には200をこえる品種があり、現在でも現存している物もある。ユリには多少の香りが有るのだが、この花は香りが無い。
 日本名の透百合(すかしゆり)は花被片の間にすきまがあるところからこの名がついたもの。


             

        2008年 6月

     花 菖 蒲  (花 5本 葉 7組)


             花器−水 盤

                形−格花 逆勝手 

  行が右側に来るように生ける、真にニ本、行に一本、草に二本(草とうずみ)、

それぞれ花を入れる。

 真の花を二本入れる場合、開いてる物を長く入れ、男葉より花首のところが3〜

4cm長くなるように入れる。

 全体のバランス、葉の間隔をきれいにとり、行、草、うずみのそれぞれの花が前

の葉組みの真ん中の葉の後に来るように。

 写真は草がもう少し左に振ったほうが良さそう。 

             

         2008年 5月

    杜 若 ( か き つ ば た )


           花 3 本、 葉 7 組

               花 器 − 寸 胴

                  形 − 逆 手 



  久々の葉7組の杜若、位置決めがうまくいかずに研究会の時は行と草

が開きすぎ、相変わらずまとまらない? とりあえず葉組を間違へ無かっ

たので好とする。

 寸胴の場合は木密は真っ直ぐ入れる。葉組みの時に木密の下の部分

が有るので長さに注意する。

 真の女葉と草の女葉が長すぎる。⇒葉組み

             

         2008年 4月


          ス ト レ チ ア (2本)・ 柳 巻 き 蔓 (5本)・ 葉 蘭

               花 器 − 自 由

                  形 − 自 由 

          盛り花、花器から自由に好きなものを選び自由な形で生ける。



 ストレチアはあまり変化を付けにくいが巻き蔓と葉蘭で工夫して面白みを出す。今回は巻き蔓を止めてあるのをばらして遊んでみたが、練習の時はスッキリと入ったのだが研究会の時はゴチャゴチャしすぎて子供のいたずら書きみたいになりまとまりが付かなくなってしまいました。剣山を隠すための葉蘭もやぼったい。反省。  練習の時の花 ⇒ クリック

 

ストレチア Strelitzia reginae  日本名 極楽鳥花(ゴクラクチョウカ) 南アフリカ、喜望峰原産。多年生草本。
 ヨーロッパには1773年ジョセフ・バンク氏により輸入され、日本には明治5年ごろ田中芳男氏により上野博物館に寄贈された。ハワイでの切花が盛んで輸入されているが日本国内でも切花生産されている。鉢物(観葉植物)としても流通している。草丈は1m前後、葉は長楕円形で厚く革質、長さ40cm幅15cmぐらい。
 最低5℃ぐらいあれば越冬すので趣味で栽培してる人も多い、春から秋までは屋外で良く日に当て肥料と水を沢山やらないと花は咲きにくです。


             

         2008年 3月


          桜 ( サ ク ラ )

               花器 − 寸筒

                  形 − 自由 

          桜を花材にして寸筒に自由に生ける、つまり好きな格花を生ける。


 今回は行流しを、お堀などの桜が水面に向かい綺麗な曲線を描く枝振りが好きです。そのイメージと合うと綺麗に入るのですが。真を入れるのが難しい、行に乗せるように、立ち上がりの手前まで中矯めをしっかりやり、真と行は同じくらいの幅にすると良い。真の先端がも少し右に来るように矯めて足元の上まで来ると良い。草は自分の右肩に来るように、いつも左に振りすぎてしまう。
 研究会のときは木密が小さくて最後にかいはりができませんでした。真の元がさびしいかな?


             

         2008年 2月


          椿 ( ツ バ キ )

               花器 − 自由

                  形 − 自由 

          椿を花材にして花器、形とも自由



 投入れが特にうまく入らないので今回は投入れで。真と行を子木で止めるのだが枝振りの割りに隙間が多過ぎて他の枝を入れても収まりが悪い。最大の失敗は他の枝を入れているあいだに真が左側に開いてしまい、間口が広くなってしまう。最後に直そうと思っても他の枝が動いてしまいダメです。中間の枝が長く入れるので葉の向きや位置取りが難しい。
 葉が少し混む過ぎているようなのでもう少しすっきりさせたい。と言う事で今回も反省のみ。
椿と山茶花の違い  クリック




             

         2008年 1月


          パフィオぺディラム 2輪 ・ シンビジュームの葉

               花器 − 菓子皿?

                  形 − 自由 

正月用の花、改め1月の花
 薄端に梅、若松、レリアのアンセプスを活けたのですが梅の花が咲いてから写真を撮ろうと思っていたら、猫がジャレテしまい潰されてしまいました。したがって、こじんまりと1月のイメージで入れてみました。

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