習っているのは「柳古流」です。明治年代末に創流された流派です。
高校の時より初め、途中、何年かは休んでいましたが、娘が生まれた年に師範を頂き、今では、月に一度、研究会に出させてもらって勉強してます。やればやるほど難しくなり大変です。
ここでは研究会の花と気ままにいけた蘭の花を紹介します。
ユーカリ フトモモ科ユーカリ属(Eucalyptus)の総称。常緑高木となるものが多い。オーストラリア南東部とタスマニア島におもに分布する。
和名のユーカリは、学名の英語発音、ユーカリプタスを日本で短縮した略称に由来する。学名の語源は eu-(真に・強く・良く)+
kalyptos(〜でおおった)、つまり「良い蓋」を意味するギリシア語をラテン語化したもの。つぼみのがくと花弁が合着して蓋状となること、あるいは乾燥地でもよく育って大地を緑で被うことに由来して命名されたとされる。
ユーカリには500種類もあり、変種も含めると800から1000もの種類になる。成長がとても早く、材木として注目される。70メートルを超える高さになるものから、5メートル程で枝分かれする種類もある。コアラの食物としてよく知られている。
葉から取れる精油は殺菌作用や抗炎症作用、鎮痛・鎮静作用があるとされる。オーストラリア先住民族(アボリジニ)は傷を癒すのに葉を利用した。現在ではアロマテラピーなどに利用される。また、健康茶等にも利用される。
生け花には良く、ギンマルバユーカリが使われる。
リアトリス Liatris 属 北米原産。多年生草本。Liatris の意味に関しては不明。
大正末期ごろ輸入さた、日本名は「きりんぎく」細長い花序をキリンの首に見立てて付けられた。草丈は150cmぐらいになり、花序は茎の上部に密集し、長さ30cmぐらいになる。
Liatris
属は数種類あり、夏の花材として良く使われる。種類により溜のききにくい種類もある、溜のきく種類でも急溜では折れる事があるので注意。花の時期も遅くなると最初の頃に比べて細く短くなるがこれは種類が違うため。
蒲 (ガ マ) Typha latifolia
日本、中国原産。多年生草本。
水辺の湿地に自生している、ガマ属には3種あり、ガマは北半球全体に、ヒメガマはユーラシア大陸、コガマは東アジアに分布。
種名の
latifolia
は「広葉の」意味、この仲間の中ではたぶん葉が広いので。日本名の蒲(がま)は日本語の元になったアルタイ語における葦を意味する"カマ"が転じ、地下茎を伸ばして広がる蒲をガマと呼ぶようになった説が言われている。
透 百 合 (すかしゆり) Lilium elegans 日本原産。多年生草本。
種名の elegans
は優雅を意味する。徳川時代以後に改良されたユリで、その親は関東から東北の太平洋岸に自生するイワトユリと日本海沿岸のイワユリと考えられている。が、園芸上のスカシユリはそれから単純に改良されたものとは考えられない。おそらくエゾスカシユリの種がはいっているのではないかと思われている。エゾスカシユリとヒメユリの雑種から生じたとの説もあるが明らかではない。
徳川時代には200をこえる品種があり、現在でも現存している物もある。ユリには多少の香りが有るのだが、この花は香りが無い。
日本名の透百合(すかしゆり)は花被片の間にすきまがあるところからこの名がついたもの。
ストレチアはあまり変化を付けにくいが巻き蔓と葉蘭で工夫して面白みを出す。今回は巻き蔓を止めてあるのをばらして遊んでみたが、練習の時はスッキリと入ったのだが研究会の時はゴチャゴチャしすぎて子供のいたずら書きみたいになりまとまりが付かなくなってしまいました。剣山を隠すための葉蘭もやぼったい。反省。
練習の時の花 ⇒ クリック
ストレチア Strelitzia reginae
日本名 極楽鳥花(ゴクラクチョウカ) 南アフリカ、喜望峰原産。多年生草本。
ヨーロッパには1773年ジョセフ・バンク氏により輸入され、日本には明治5年ごろ田中芳男氏により上野博物館に寄贈された。ハワイでの切花が盛んで輸入されているが日本国内でも切花生産されている。鉢物(観葉植物)としても流通している。草丈は1m前後、葉は長楕円形で厚く革質、長さ40cm幅15cmぐらい。
最低5℃ぐらいあれば越冬すので趣味で栽培してる人も多い、春から秋までは屋外で良く日に当て肥料と水を沢山やらないと花は咲きにくです。
今回は行流しを、お堀などの桜が水面に向かい綺麗な曲線を描く枝振りが好きです。そのイメージと合うと綺麗に入るのですが。真を入れるのが難しい、行に乗せるように、立ち上がりの手前まで中矯めをしっかりやり、真と行は同じくらいの幅にすると良い。真の先端がも少し右に来るように矯めて足元の上まで来ると良い。草は自分の右肩に来るように、いつも左に振りすぎてしまう。
研究会のときは木密が小さくて最後にかいはりができませんでした。真の元がさびしいかな?