習っているのは「柳古流」です。明治年代末に創流された流派です。
高校の時より初め、途中、何年かは休んでいましたが、
娘が生まれた年に師範を頂き、今では、月に一度、研究会に出させてもらって勉強してます。やればやるほど難しくなり大変です。
ここでは研究会の花と気ままにいけた蘭の花を紹介します。
花 器 − 小判型水盤 形 − 二株生け(本手3本、逆手2本)
向かって左に本手、右に逆手。
本手は溜める前の長さが35cmぐらい、逆手は3分の2で約23cmぐらい。
生け上がった時に本手の真の2枚目ぐらいの高さに逆手がなると良い。
逆手は真と行を一組の葉を分けて使い、花も一本を添えてそれぞれの位置に蕾が来るようにする。
練習、研究会ともに下からの溜が弱すぎるのと
研究会では本手の行がのっぺりしすぎている、逆手は足が高いのと草が少し長いとのご指摘。
良い作品を見ると溜がしっかりしいてメリハリがついている。今回も反省あるのみ。85
花 器 − 寸胴 形 − 本手草流
草を長く水平に見えるように入れる。その分、行は短めに。
真 6枚、行 4枚、 草 5枚
実は大きい場合は下から落とし、足をたすと入れやすい。
後の養い葉は実から2cmぐらい出てれば良いが目線により違うので注意
草は真が6枚の時は後添えと前添えの中間ぐらいの長さにする。
草を入れる時に少し、U字型にカットすると入れやすい。
練習の時は苦労して思うように入らなかったが先生の助言により研究会の時はすんなりと入った。でも、草がやはり少し長くなった。 90
家元に堂々と入って花展向きだと言われ気を良くして、家では寸胴にはまだ練習の時の万年青が入っているので薄端に入れてみた。
花 器 − 寸胴 形 − 逆勝手
左右逆に入れる。
真 4枚、行 4枚、草 3枚
真の葉は陰葉(葉の右側が広いもの)を使う。
行の4枚目は行の上に乗せ前添えと後添えに中間ぐらい
草の虫食い葉は3枚の時は前添えと同じくらいか少し短めに
練習に行く時間が無くてぶっつけ本番で、ずいぶん前に一度入れただけ。
逆に入れると言うだけでかなり難しい、少しまとまりが悪かったような。1時間で入れるにはかなりくたびれる。
先の方だけ溜めるのではなく中溜をしっかりして下の方から溜める。草の足が低すぎてのご指摘で 85。
花 器 − コンポート 形 − 現代花自由
好きな花器を選び、型にとらわれずに好きなように。一番難しい。
新西蘭は裂いても丸めても良いが新西蘭らしさを損なわない程度に。
傾斜調に生ける人が多いが自分が入れると立体調になってしまう。
入れるたびに変化していきごちゃごちゃになる、スッキリと入れたいのだが。
剣山をできるだけ隠すように。
バランスと奇抜性でどうにか入れて 90。
花 器 − 壺 形 − 投げ入れ 本手 傾斜
真、行に夏黄櫨、草に透百合を入れる。真と真前の中間の高さになるように草を入れる。
行と草の線上に中間を入れる。
透百合は蕾を全部で5個に整理し2個付けた場合はどちらか1つを所定の位置に決め
切り口が見苦しくない様に考えながら落とす。
小菊は蕾と開き過ぎているものは落として整理する。
型がちゃんと把握できてなくてダメ押しの 80。
花 器 − 小 判 型 水 盤 形 − 2 株 生 け
菖蒲を本手、鳴子百合を逆手、鳴子百合は菖蒲の半分より少し高目に。
菖蒲はまっすぐ男性的に。
鳴子百合は自然な曲がりを利用して、足の部分のみ葉取りあとは入れてみて調整。
菖蒲、真の花が開きかけで審査の時は開いてしまい花弁が下がってしまい丈が短くなってしまった。
練習の時に注意はされていたのだが今までが蕾のことがほとんどなので甘く見ていた。
菖蒲が全体に丈が短すぎた、真の男葉を60cmにするのだが調整しているうちに短くなってしまった。
前後の間隔が狭すぎてもっと間を開けるように。菖蒲の丈に比べ鳴子百合の丈が高すぎた。(写真を撮る時には切り戻した)
指摘が多かった割にはまあまあの 85。
花 器 − 小 判 型 水 盤 形 − 2 株 生 け
杜若を本手、カラーを逆手、杜若はカラーの3分の2ぐらいにする。
杜若は溜めて女性的に生ける。
カラーは真の花の付け根から2cmづつ葉を下げる。真の後の葉はまっすぐの葉を入れる。
茎の部分は溜めが効くのでできるだけ溜めて足をつける。
全部を入れた時に足元は丸くまとまって生けるように、足の部分はだいたい一握り。
杜若の草が低い位置での溜めのため真との間隔があき過ぎてしまった。
カラーは真の花が前に倒れ気味。丈が高くなるとどうしても手前に倒れる傾向が、最後に横から見て直すように。
久々のカラーでまあまあの 85。
花 器 − 寸 胴 形 − 本 手 ・ 枝 垂
初めての形、しだれ桜のように生け込む
真の一番上のしだれは水平に3cmぐらい行ってから15cmぐらい垂らす
垂れ方は手前でも良い。
添えにあたる枝は出来れば一度上に上げてから垂らす。
行は寸胴の半分ぐらいまで垂らす、枝は交差しない様に整理する。草は短め。
自分的には真はしだれ柳のイメージが強い。
真にあと1本しだれが、行がもう少し整理すると良いと、初めてにしてはまあまあの 85。
花 器 − 水盤 形 − 立体かな?
お正月の生け込み
庭にあったものと温室で咲いていたものを使用。
南天は難を転ずると言う縁起の良い木、良く実が着いていたので使って見た。。
上の方が大きく不安定に見えるが下から上まで一直線上に生けることにより安定しているように見せる。
ツワブキの葉を大きな葉にしたかったが残念なら無かった。
玄関に置いてみたがいいかも。
自己満足。