シンポジウム「日本の技術史をみる眼」第32回(2014年3月23日開催)のご案内ホームページはこちらから
シンポジウム「日本の技術史をみる眼」 第26回
「なごやの港づくりの歴史とこれから」
「なごやの港づくりの歴史とこれから」をテーマとした今回のシンポジウムは、2月23日に好評裡のうちに無事終了することができました。皆さんのご協力に厚くお礼申し上げます。基調講演の青木栄一先生の「日本の港湾の近代化」に関する講演では、日本の近代港湾が形成された過程での考え方を地理学的観点から、各港の具体的な例で解説していただきました。「名古屋港築港の歴史」を講演された粟田益生先生は、親子三代にわたってなごやの築港に携われた技術一家とのことでして、名古屋港の歴史から築港の過程など実にユニークなお話でした。これら奥が深く濃い内容を聴講された皆さんは満足していただけたと思っています。
当会員からも名古屋港周辺に残存する産業遺産について、それぞれチームを組んで調査した結果を発表しました。この一年間のチーム調査活動ご苦労様でした。また、名古屋港管理組合には並々ならぬご協力いただきましたことに厚くお礼申しあげます。
次回ですが、陸・海・空と一回り終わりましたので、やや原点に戻り「産業遺産の保存技術とその活用」をサブテーマに検討中です。このため、当研究会の例会では、「産業遺産の見方、調べ方、その範囲と価値判断の基準」をテーマに学習と討議を始めています。
来年のシンポジウムに際し、また皆さんのご協力をお願いすることも多々あると思いますが、その節は宜しくお願い致します。今回は本当にありがとうございました。
2008年2月24日
シンポジウム実行委員長 杉本 漢三
名古屋港に残る跳上橋 1927(昭和2)年に架けられた「鋼製跳開式可動橋」。橋長63.4m(可動部分23.8m)幅4.7m。設計は、可動橋の第一人者である、山本卯太郎による。1998年に文化庁より登録有形文化財に指定。 |
名古屋港の取扱貨物量は愛知県の工業出荷額と同じく全国一で、名古屋港の果たす役割は、中部のものづくりにとって重要なものとなっています。コンテナ流通と自動車輸出で近代化した名古屋港では、100年間の歴史を残すような港湾設備、造船会社などの海運事業の面影は薄れ、多くの産業遺産的な造船所、倉庫、荷揚げ施設、水面貯木場などが姿を変えてしまいました。
そこで、これら名古屋港開港100周年の歴史を紐解き、残された産業遺産を再調査し、将来も見つめて、次の100年の港づくりのヒントが提案できるようなシンポジウムとなればと計画しました。
シンポジウム「日本の技術史をみる眼」第26回 なごやの港づくりの歴史とこれから 〜開港100年を迎えた名古屋港の産業遺産とその活用〜 講演報告資料集 【目次】 ■日本の港湾と近代化/青木栄一(東京学芸大学名誉教授・産業考古学会 船の分科会代表) ■名古屋港築港の歴史/粟田益生(中部電力株式会社土木建築部調査役・元名古屋港管理組合建設部) ■名古屋港周辺の産業遺産の保存と活用/大橋公雄(中部産業遺産研究会) ■名古屋港周辺の荷役設備−名古屋港線路配置図から−/山田貢(中部産業遺産研究会) ■名古屋港周辺の荷役設備−旧港の鉄道施設を中心に−/土橋文明(中部産業遺産研究会) ■名古屋港の水面貯木場/堀 恭子・天野武弘(中部産業遺産研究会) ■四号地に建っていた灯台−築地灯台・名古屋港導灯など−/野口英一朗・大橋公雄(中部産業遺産研究会) ■名古屋港周辺の産業遺産リスト/大橋公雄(中部産業遺産研究会) ■名古屋港の荷役機械・倉庫の写真集/天野武弘(中部産業遺産研究会) ■名古屋港築港関係年表/天野武弘(中部産業遺産研究会) ■中部産業遺産研究会主催 シンポジウム「日本の技術史を見る眼」第1回〜第26回開催史 シンポジウム「講演報告資料集」の入手はこちらから(過去のシンポジウムの報告集も入手できます) |
−日 時−
2008(平成20)年2月23日 土曜日 13:00〜17:00(受付:10:00〜)
(受付完了後、開会までは産業技術記念館の見学会)
−会 場−
産業技術記念館 大ホール(名古屋市西区・名鉄栄生駅下車徒歩3分)
−主 催−
中部産業遺産研究会
The Chubu Society For The Industrial Heritage
−後 援−
国土交通省中部地方整備局名古屋港湾事務所
愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会
名古屋港管理組合・(社)日本機械学会・(社)日本技術士会中部支部
(社)中部開発センター・(財)中部産業活性化センター・(社)中部産業連盟
(社)中部経済連合会・産業考古学会・日本産業技術史学会
−協 力−
−講 演− | ||
基調講演 | 「日本の港湾の近代化」 | |
青木栄一氏 東京学芸大学名誉教授・産業考古学会 船の分科会代表 |
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講演 | 「名古屋港築港の歴史」 | |
粟田益生氏 中部電力株式会社土木建築部調査役・元名古屋港管理組合建設部 |
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調査報告1 | 「名古屋港周辺の産業遺産の保存と活用」 | |
大橋公雄 中部産業遺産研究会会員 |
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調査報告2 | 「名古屋港周辺の荷役設備」 | |
夏目勝之・山田 貢・土橋文明 中部産業遺産研究会会員 |
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調査報告3 | 「名古屋港の水面貯木場」 | |
堀 恭子・天野武弘 中部産業遺産研究会会員 |
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調査報告4 | 四号地のに建っていた灯台−築地灯台・名古屋港導灯など-」 | |
野口英一朗・大橋公雄 中部産業遺産研究会会員 |
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報告に対する質疑応答 |
青木栄一氏の基調講演 | 粟田益生氏の講演 | 質問セッションの様子 |
−懇親会−
時間:17:40〜19:00
会場:「ブリックエイジ」(産業技術記念館内 レストラン)
お申し込みはこちらから(参加申し込みフォームが開きます)
本シンポジウムではご希望の方に講演会受講証明書(社団法人日本技術士会指定のフォーマットに従ったシリアル番号入りのCPD受講証)を発行します。シンポジウム当日に受付にてお申し出下さい。対象は技術士および関連学協会の会員の方ですまた、参加申し込みの際「お問い合わせ内容記入欄」CPD受講証明書をが必要な旨をご記入ください。
CPD時間 | 4時間(目安) | |
区分 | A(一般共通課題) 11.その他(科学技術史など) | |
形態 | 1.講習会、研修会、講演会、シンポジウム等への参加(受講) |
◆シンポジウム・懇親会会場案内
産業技術記念館 所在地 名古屋市西区則武新町 電話 (052)551-6115 交通 【名 鉄】「栄生駅」下車徒歩3分
【地下鉄】「亀島駅」下車徒歩10分
無料駐車場 210台
産業技術記念館の周辺地図はこちらのリンクから表示できます
◆定員
シンポジウム 350名 懇親会 60名 (定員になり次第締め切らせていただきます)
◆参加費
シンポジウム 一般 2,000円 中部産業遺産研究会会員および学生 1,500円 (報告資料集代を含む)
懇親会 5,000円 (参加費はできるだけ2008年2月14日頃までに下記口座までお振り込み願います。) 振込先 【郵便振替】
口座番号 : 00880-2-83831 口座名称 : シンポジウム「日本の技術史をみる眼」
【銀行振込】
三菱東京UFJ銀行六番町支店 (普)3513749 ニホンノギジュツシヲミルメ
(振り込み手数料は参加者のご負担でお願い致します)
お願い 1)個人でのお振り込みの際は、申込者の名前でお振り込み頂くようお願いします。
2)個人でのお振り込み場合で、2名以上一括でお振り込み頂く場合は、下記連絡先までその旨をお振り込み後にご連絡を頂けますようお願いします。その際、必ず参加者全員のお名前をお知らせ下さい。
3)会社名でのお振り込みも可能ですが、下記連絡先までその旨をにお振り込み後にご連絡頂けますようお願いします。その際、必ず参加者全員のお名前をお知らせ下さい。
連絡・お問い合わせ先 : 実行委員 橋本英樹
電子メール hidekih@wine.plala.or.jp ←迷惑メール対策のため@が全角になっています
◆申し込み方法
お申し込みはこちらから(参加申し込みフォームが開きます)
上記の参加申し込みフォームが使えない場合は、下記の内容を記載の上、電子メールにてお申し込みください。
なお、参加券などは発行しませんので、定員超過などによるお断りがなければ、当日受付にお越しください。
氏名(ふりがな)
郵便番号・住所
電話番号
電子メールアドレス
所属・勤務先など
懇親会への参加の有無(する・しない)
勤務先・学校等で複数で一括お申し込みの場合は全員の参加者名をご記入ください。
申し込みの際にご記入頂きました個人情報は、本シンポジウムの運用に限定し、当会で厳重に管理の上で利用させていただきます。ご同意頂いた上でご記入願います。
【問い合わせ先】
シンポジウムについての電子メールでの問い合わせはこちらへ(電子メールで実行委員への問い合わせができます)
【情報セキュリティーポリシー】
「中部産業遺産研究会 シンポジウム『日本の技術史をみる眼』第26回実行委員会」は、シンポジウム開催に際して得た全ての個人情報をはじめとした情報資産の保護に努め、情報セキュリティに関する法令その他の規範を遵守することにより、社会からの信頼を常に得られるよう、情報セキュリティ管理を行うよう努めます。
なお、情報セキュリティポリシーが対象とする「情報資産」とは、当実行委員会の活動において入手及び知り得た情報、ならびに当実行委員会がシンポジウム開催に際して保有するすべての情報とします。また、この情報資産の取り扱い及び管理に携わる実行委員が遵守いたします。
◆新着情報
第26回シンポジウムのホームページを公開しました。(2007/7/22)
内容を修正しました。(2007/9/23)
◆過去のシンポジウムの内容とホームページ
シンポジウム「日本の技術史をみる眼」− 20回の開催史−
シンポジウム「日本の技術史をみる眼」 第1回〜第21回の開催内容詳細
【第17回 地名の産業遺産と地域文化 〜大井川流域初期の発電所遺構の歴史的価値と地域文化〜】
第17回の案内ホームページ
第17回の報告レポート
【第18回 新幹線0系と名鉄パノラマカー 〜東海地方を駆け抜けた高速電車・新性能電車〜】
第18回の案内ホームページ
【第19回 自動車大国を築いた国産車の技術史 〜中部のクルマ作りの誕生・歴史と将来像〜】
第19回の案内ホームページ
【第20回 特別企画 奥村正二先生と21世紀へのメッセージ】
第20回特別企画の案内ホームページ
【第20回 ものづくり中部の源流とこれから 〜未来へつながる技術の蓄積〜】
第20回の案内ホームページ
【第21回 名古屋を育てた堀川 〜産業遺産の視点から〜】
第21回の案内ホームページ − 第21回のホームページ
【第22回 明治の機械が語るもの】(報告集は品切れ)
第22回の案内ホームページ
明治村機械館の蒸気機関のマイヤー式二重弁装置の動きのアニメーション(シンポジウムで発表のもの)
明治村12号蒸気機関車(PDFファイル)
明治村東京駅転車台(PDFファイル)
【第23回 日本のものづくりと文化の流れ 〜“からくり”からロボットへ〜】
第23回の案内ホームページ − 第23回の久野敏孝氏のパネルディスカッションに先立ってのご講演内容へ
【第24回 自動車産業基盤確立期のモノづくり】
第24回の案内ホームページ
【第25回 中部の飛行機づくり 〜誕生からのあゆみ〜】
第25回の案内ホームページ
シンポジウム「講演報告資料集」の入手はこちらから(過去のシンポジウムの報告集も入手できます)
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Last Update : Feb/24/2008
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