シンポジウム「日本の技術史をみる眼」第32回(2014年3月23日開催)のご案内ホームページはこちらから
シンポジウム「日本の技術史をみる眼」 第24回
「自動車産業基盤確立期のモノづくり」
【終了致しました】
「ものづくり中部」の中核ともいえる自動車産業において、その生産の要となったのは機械をはじめとする生産設備の整備でした。トヨタグループの産業技術記念館には、昭和10年代をはじめ、昭和40年頃までの生産基盤確立期に導入された、鋳造用の造型機、鍛造用のハンマ、成形用のプレス機、切削加工用の旋盤など、自動車生産には欠かせない各種の機械が保存・展示されています。 こうした自動車生産基盤確立期の生産設備については、その導入時の様子や、それが果たした役割などは、これまで余り語られることがありませんでした。 今回のシンポジウムでは、ここに焦点を当て、当時これら生産設備の導入や整備に中心的に関わられてきた方々から、その発想や、思い、苦労、喜びについて語っていただくことを企図しました。自動車産業における生産基盤確立期のモノづくりの実状を直接聞くことのできるまたとない機会です。多くの方の参加をお待ちしています。 写真 : 2トンドロップハンマ(昭和10年代製・産業技術記念館に保存展示) トヨタ自動車挙母工場(現本社工場)に設置された鍛造機械。 トヨタ最初の量産型乗用車AA型などの部品鍛造に使用される。 |
シンポジウム成功の御礼
2006年2月25日の「シンポジウム「日本の技術史を見る眼」第24回−自動車産業基盤確立期のモノづくり−」の開催では、予想を超える270名の大勢の参加を得て成功裡に終えることできました。ご参加くださいました方々はじめ御礼申し上げます。
当日は6人の講師の方から主にトヨタ自動車草創の頃から昭和30年代頃までの生産基盤確立期のお話しをいただきましたが、いずれの方も昭和20年代から30年代の各工場立ち上げにも直接かかわってこられた方々ですので、機械設備等の設置当初の生々しいお話や失敗のエピソードもあり、さすがに迫力がありました。ある参加者の方からは4時間という時間があっという間に過ぎ大変充実した一日だったという感想もいただきました。
各講演とも30分ほどという短い講演時間しかてらずその分凝縮してお話しいただきましたが、内容的にはもっとお聞きしたいという思いでした。
なお、講師の方々の講演内容を記した講演報告集(A4版、144頁、1500円)を当日発行しましたので、必要な向きは下記にご連絡ください。
シンポジウム「講演報告資料集」の入手はこちらから(過去のシンポジウムの報告集も入手できます)
今回のシンポジウムはトヨタ自動車はじめ産業技術記念館のバックアップのもとに開催することができましたこと、この場を借りて御礼申しまげます。
2006年2月26日
シンポジウム「日本の技術史を見る眼」第24回実行委員長 天野武弘
シンポジウムの質疑応答セッションでの様子
右から天野武弘氏、大西利美氏、坂野武男、大西匡氏、武本道一氏、島和雄氏、橋本英樹氏
本シンポジウムではご希望の方に講演会受講証明書(CPD受講証明書)を発行します。シンポジウム当日に受付にてお申し出下さい。
また、参加申し込みの際「お問い合わせ内容記入欄」CPD受講証明書をが必要な旨をご記入ください。
シンポジウム「講演報告資料集」の入手はこちらから(過去のシンポジウムの報告集も入手できます)
−日 時−
2006年2月25日 土曜日 13:00〜17:00(受付:10:00〜)
(受付完了後、開会までは産業技術記念館を自動車館を主に自由見学)
−会 場−
産業技術記念館 大ホール(名古屋市西区・名鉄栄生駅下車徒歩3分)
−主 催−
中部産業遺産研究会
The Chubu Society For The Industrial Heritage
−後 援−
愛知県教育委員会・名古屋市教育委員会
(社)日本機械学会・(社)日本技術士会中部支部
(社)中部開発センター・(財)中部産業活性化センター・(社)中部産業連盟
産業考古学会・日本産業技術史学会
−協 力−
−講 演−
講演1 | 「トヨタ自動車における生産基盤の構築」 | |
大西 利美氏 トヨタ自動車株式会社顧問・元トヨタ自動車株式会社副社長 |
||
講演2 | 「トヨタ自動車・鋳造工場の基盤確立期とその技術」 | |
坂野 武男氏 豊橋技術科学大学名誉教授・元トヨタ自動車工業株式会社第4生産技術部長 |
||
講演3 | 「トヨタ自動車・基盤確立期の鍛造設備」 | |
大西 匡氏 株式会社ジェイテクト相談役・元トヨタ自動車株式会社専務取締役 |
||
講演4 | 「トヨタ自動車・基盤確立期の車体づくり−溶接を主体として−」 | |
武本 道一氏 アラコ株式会社元社長・元トヨタ自動車株式会社取締役 |
||
講演5 | 「トヨタ自動車・基盤確立期の工作機械」 | |
島 和雄氏 ダイベア株式会社元社長・元トヨタ自動車工業株式会社上郷機械部次長 中部産業遺産研究会・シンポジウム実行委員会 |
||
報告 | 「産業技術記念館に展示の粉炭炉と連続ガス浸炭炉の写真に関する調査報告」 〜工業炉メーカーの技術者の視点から〜 |
|
橋本 英樹氏 新和実業株式会社取締役・技術士(金属部門・総合技術監理部門) 中部産業遺産研究会・シンポジウム実行委員会 |
||
講演についての質疑応答 |
−懇親会−
時間:17:30〜19:00
会場:産業技術記念館レストラン「ブリックエイジ」
◆シンポジウム会場案内
産業技術記念館 所在地 名古屋市西区則武新町 電話 (052)551-6115 交通 【名 鉄】「栄生駅」下車徒歩3分
【地下鉄】「亀島駅」下車徒歩10分
無料駐車場 300台
産業技術記念館の周辺地図はこちらのリンクから表示できます
◆定員
シンポジウム 350名 懇親会 80名 (定員になり次第締め切らせていただきます)
◆参加費
シンポジウム 一般 2,000円 中部産業遺産研究会会員および学生 1,500円 (報告資料集代を含む)
懇親会 5,000円 (参加費はできるだけ2月14日頃までに下記口座までお振り込み願います。)
振込先 【郵便振替】
口座番号 : 00880-2-83831 口座名称 : シンポジウム「日本の技術史をみる眼」
【銀行振込】
三菱東京UFJ銀行六番町支店 (普)3513749 ニホンノギジュツシヲミルメ
(振り込み手数料は参加者のご負担でお願い致します)
お願い 1)個人でのお振り込みの際は、申込者の名前でお振り込み頂くようお願いします。
2)個人でのお振り込み場合で、2名以上一括でお振り込み頂く場合は、下記連絡先までその旨をお振り込み後にご連絡を頂けますようお願いします。その際、必ず参加者全員のお名前をお知らせ下さい。
3)会社名でのお振り込みも可能ですが、下記連絡先までその旨をにお振り込み後にご連絡頂けますようお願いします。その際、必ず参加者全員のお名前をお知らせ下さい。
◆申し込み方法
お申し込みはこちらから(参加申し込みフォームが開きます)
上記の参加申し込みフォームが使えない場合は、下記の内容を記載の上、電子メールにてお申し込みください。
なお、参加券などは発行しませんので、定員超過などによるお断りがなければ、当日受付にお越しください。
氏名(ふりがな)
郵便番号・住所
電話番号
電子メールアドレス
所属・勤務先など
懇親会への参加の有無(する・しない)
勤務先・学校等で複数で一括お申し込みの場合は全員の参加者名をご記入ください。
申し込みの際にご記入頂きました個人情報は、本シンポジウムの運用に限定し、当会で厳重に管理の上で利用させていただきます。ご同意頂いた上でご記入願います。
【問い合わせ先】
シンポジウムについての電子メールでの問い合わせはこちらへ
【情報セキュリティーポリシー】
「中部産業遺産研究会 シンポジウム『日本の技術史をみる眼』第24回実行委員会」は、シンポジウム開催に際して得た全ての個人情報をはじめとした情報資産の保護に努め、情報セキュリティに関する法令その他の規範を遵守することにより、社会からの信頼を常に得られるよう、情報セキュリティ管理を行うよう努めます。
なお、情報セキュリティポリシーが対象とする「情報資産」とは、当実行委員会の活動において入手及び知り得た情報、ならびに当実行委員会がシンポジウム開催に際して保有するすべての情報とします。また、この情報資産の取り扱い及び管理に携わる実行委員が遵守いたします。
◆新着情報
第24回シンポジウムのホームページを公開しました。(2005/11/1)
◆過去のシンポジウムの内容とホームページ
シンポジウム「日本の技術史をみる眼」− 20回の開催史−
シンポジウム「日本の技術史をみる眼」 第1回〜第21回の開催内容詳細
【第17回 地名の産業遺産と地域文化 〜大井川流域初期の発電所遺構の歴史的価値と地域文化〜】
第17回の案内ホームページ
第17回の報告レポート
【第18回 新幹線0系と名鉄パノラマカー 〜東海地方を駆け抜けた高速電車・新性能電車〜】
第18回の案内ホームページ
【第19回 自動車大国を築いた国産車の技術史 〜中部のクルマ作りの誕生・歴史と将来像〜】
第19回の案内ホームページ
【第20回 特別企画 奥村正二先生と21世紀へのメッセージ】
第20回特別企画の案内ホームページ
【第20回 ものづくり中部の源流とこれから 〜未来へつながる技術の蓄積〜】
第20回の案内ホームページ
【第21回 名古屋を育てた堀川 〜産業遺産の視点から〜】
第21回の案内ホームページ − 第21回のホームページ
【第22回 明治の機械が語るもの】
第22回の案内ホームページ
明治村機械館の蒸気機関のマイヤー式二重弁装置の動きのアニメーション(シンポジウムで発表のもの)
【第23回 日本のものづくりと文化の流れ 〜“からくり”からロボットへ〜】
第23回の案内ホームページ − 第23回の久野敏孝氏のパネルディスカッションに先立ってのご講演内容へ
シンポジウム「講演報告資料集」の入手はこちらから(過去のシンポジウムの報告集も入手できます)
このホームページはリンクフリーですが、リンクされる際にはメールにてご連絡下さい。
Copyright 2005-2006 The Chubu Society For
The Industrial Heritage, All rights reserved.
Last Update : Apr/03/2006
Web Design : HASHIMOTO Hideki, The Chubu Society For The Industrial Heritage
since Oct/30/2005