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みちくさ日誌 2025
みちくさあんの収穫、採集、農工作業の記録です(各植物はくさリストを参照してください)

2024年以前の日誌は下のリンクへ
二〇二五年一月 2025年の新しいページになりました。

1月、2月は植物採集もあまりなく、寒いので、実験的な試作をしたり、自分のものを作ったり、積ん読になっている本を読んだりします。

今年は2月半ばから3月半ばまで展示会があり、約1か月間の長丁場なので、何を出そうか、とか考えつつ実験を繰り返す。

くさだんご、
くさまんじゅう、
くさだるま

拙著のタイトルは「くさ縄を綯う」ですが、今は「くさ縄を綯わない」事を考えている。
冬の間は手が荒れて縄綯いも糸作りもできないので、手持ちの糸・縄を使うか縄を使わない方法で作る。
縄のストックはもうあんまりないので、縄を使わない方法を考える。
そこで、捩り編み。
タテ骨に使えるほど丈夫でしなやかでなければならないから、材は限られる。
カラムシ、アカソ、ヤブマオ、セイタカアワダチソウなどの草皮、アカメガシワや桑などの樹皮、ガマ、シュロ、竹皮・・・
けっこうある。
炬燵に入っていても材料の準備ができそうなやつ、ということで竹の皮を選んだ。
マダケより艶があって丈夫な孟宗竹。
分厚くて硬いので、あの手この手で柔らかくする。

何個か作っているうちに、少し気に入ったのができてきました。
しかし、やたら時間がかかる。
商品化には時間がかかりそう。
別に、商品にしなくてもいいのかも。

販売用に作品を作っていると、時々、必ずしも自分が本当に欲しいものを作っているとは限らないことに気づく。
いつも時間とコスト計算が入ってくる。
最近の言葉で「コスパ」ということでしょうか。
悩ましい永遠の課題です。


 
一月のみちくさあん

栽培収穫:金柑、柚子、枇杷葉
採集(飲食用):アブラナ葉・花・蕾、ハコベ
採集(材用):アズマネザサオギマダケ 
家内作業:縄綯い、編み物、繕い物、ハコ、縄縫い、もじり編み

冬でも採集・加工する植物はあります。
笹・竹類は寒い時期に伐らないと、あとで虫食いが出ることが多いと言われています。
最近庭にアズマネザサが出てくるようになったので、冬の間に伐ってヒゴを取ります。
屋根を脅かすマダケも、今の時期に一気に切って、使えそうなものはヒゴにしたり丸のまま取っておいたり。
フジも刈って土に埋めたいところですが、最近はなかなか良いフジがありません。

もう一つ冬にしか採集できないのが、オギ
綿毛が飛んだ状態のものを採集します。
最近めっきり減りました。
そして、色が薄い。
温暖化のせい?
寂しいなあ。



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