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本の受け入れ・授業・サービス
学校司書という仕事
委員会活動・行事に関わるLIBRARIAN

学校司書がいて→ * 常時開館
* 資料の更新・充実
* 授業での活用スムーズ
* 整理整頓された館内
* 活発な委員会活動
* 利用者とのパイプ役
イキイキ  
「開かれた図書館」

1.行事・利用指導(利用案内)

・ 委員会活動
・ オリエンテーション
・ 読書感想文
・ 広報活動(新刊案内、館報)
・ 資料展示
・ 情報教育
・文化祭
・ビデオ上映会
・読書会
・図書館講座
・読み聞かせボランティア
・書店訪問
・他校訪問

2.授業との関連

図書館利用の受け付け・調整
       ↓
授業者との打ち合わせ
(内容・資料のレベル・時間等)
       ↓
資料の収集・準備
(不足分は公共図書館団体貸し出し利用)
       ↓
授業中は、フロアワークでレファレンス

・保健室登校
・停学中の生徒
・教室に行けない生徒
・留学生の自習

各分掌・学年部
教科との連絡 不可欠

3.本の選書から配架・廃棄・除籍

本の受け入れ
本の選定→書店・ネットで注文→納品・チェック→点検・開きぐせ・帯の処理→蔵書印→分類→目録カード・ブックカード作成(コンピュータ処理)→ラベル・バーコード作成・添付→ラベルキーパー・ブックコート補強装備→登録・台帳記入→配架→目録カードの整理・請求書の整理
    本一冊につき、20分かかるといわれ、業者委託にすると
    一冊1,000円で請け負う。

 
本の廃棄
蔵書点検→目録カードと本を照らし合わせ→紛失本・内容が旧い・汚損・破損した本のカードを除く→カードの登録番号をもとに図書原簿に赤線を引く→除籍簿に記入→廃棄本に消印→処分

秋田県内の高校は、全国に比べて蔵書数が多く数字上では充実した学校図書館のようだが、実情は、職員の配置の遅れ、断続期間の問題もあり、蔵書点検できずに廃棄もなされないままの本が動いていない図書館というのが実態なのだ。
  1校当たり 1校当たり(1人当たり)
  蔵書数 図書購入費
埼玉県 20,982 1,370,738(2,092)
秋田県 30,285 635,357(1,004)
 「学校図書館」'04.3

 

4.カウンター業務・館内整備

・貸し出し、返却の処理
・利用指導  ・レイアウト
・ レファレンスサービス
・ フロアワーク
・ 予約サービス
・ 希望図書受付
・ 督促状

・入館しやすい雰囲気づくり
・わかりやすい利用案内
・見やすい案内板
・観葉植物・インテリア

利用者や蔵書の変化に
ともない変える必要あり

      レファレンスサービスとは?       
利用者に対し、的確な資料を提供するサービス。
レポート、感想文 小論文、文化祭、クラブ 活動を支援。
貸し出 しの7割近くは司書 と利用者の対話が占める。

5.最後に

以上、述べたような仕事を学校司書は行なっているわけだが、秋田県の場合は、臨時職員であるがために、非常に制約が多く(生徒の指導、引率、出張、研修権など)やる気はあっても身動きがとれない状態だ。また、職場では1人職種なため、理解を得られることも困難で孤立無援を感じている司書も多い。
司書教諭発令も行われたが、秋田県にとっては絵に描いた餅だ。そんな悪条件の中で働く秋田県の高等学校司書の実践は全国的にも高く評価されている。これからも研鑚を積み、常に情報に敏感で利用者のニーズに応えられる学校図書館でありたいと願っている。