音楽を始めたきっかけ(1)・・・(準備中)


【動機は不純でした】

小学校の頃は大きい少年でした。背丈・・・ではありません。一言で言うと「肥満児」だったわけです。従って運動は苦手・勉強も苦手(これは肥満とは関係ない気もするが・・・)・おデブちゃん・・・、本当に哀しい程に、もてなかった・・・
(とは言え、持ち前の明るさで、ありがたい事に男女問わず友達は多かった!)

中学1年の9月、文化祭で先輩がスポットを浴び乍らギター弾き語りをしていました。普段ちっとも格好良くない先輩が、めちゃくちゃ輝いていたのです。私は確信した。

これだ!・・・ と

私が女子にもてるためには、バレンタインデーにチョコレートを貰えるには、そう当時バレンタインデーなんて無くなればいいと本気で思っていたわ!だいたいその意味がわからないし、でもクラスにはいくつも貰う奴がいて、だったらその内のひとつくらい私に回ってきてもいいんじゃないか・・・何か、こんなにつらい思いをしているのは不公平・・・・・・・・・っっっ・・・・・・
すみません、取り乱しました・・・・・。
と言うことで、「ギターを始めてもてもてになろう!計画」はスタートしたのです。

早速楽器屋さんに行って「フォークギターのあんちょこ」という本を買ってきました。
ラッキーだったのは、たまたま家にギター(クラッシックギターですが)があったこと。

それまでの人生で(って、たかだか13年くらいですけど)、ここまで何かに集中したのは初めてでした。毎日学校から帰ったら夕食までずっと練習、夕食が終わったら即練習。親から「風呂に入れ!」と言われて、仕方なく終了。で、次の日も同じ事の繰り返し・・・。

良く楽器の練習って苦だと言う人がいますが、不思議な事に私は「音が苦」にならず「音楽」できたんですね〜。ちなみにそれまでの音楽の成績は5段階評価中良くて「3」、何回か「2」をいただいた事もございます・・・・・恥


【道具はモチベーションを上げる!?】

先ほど「クラッシックギター」と書きましたが、わかる人にはわかるかと思うのですが、クラッシックギターとフォーク(アコースティック)ギターでは、出てくる音が全く違います。
と言うことに始めて暫くしてから気づきました。で、どうしてもアコースティックギターが欲しくなった!。でも当時(今から30年くらい前)で2万円は結構高額でしたし、少なくとも中学生に買える代物じゃあありません。

で、考えた。

手元にコツコツ貯めた僅かながらのお金はある。クリスマスが近い。誕生日も近い。
親に「誕生日プレゼントはいらないし、暫くお小遣いもいらん!のでクリスマスにギターを買ってくれぃ。○○円は自分で出すから〜・・・」と懇願。親父は「ギターならあるじゃないか」の1点張り(良くある光景ですねぇ・・・)。懸命にその違いについて説明するも中々伝わらない。
救世主はお袋でした。少々音楽には理解のある人でしたのでナイスフォローをいただき、また二人の姉のサポートもいただき、念願のフォークギターを手に入れる事ができました!
これは、それまでも毎日はまって練習していたものの、更にモチベーションが上がりましたね。
更に・・・・・本当にたまたまですが、ある日転校生がやってきて、色々話をしていたらギターをやっているとの事。しかもかれは中学1年にしては上手かった。仲間が出来ると更にギター熱は上昇。もうギターに始まりギターの終わる毎日でした。

【気がつけば音楽の虜に!】

元々不純な動機で始めた音楽でしたが、気がついたら「音楽そのもの」にはまっていました。
そうなってくると、女子にもてるとかもてないとかって、どうでも良くなってくるんですね。
で、女子にもてるとかもてないとかどうでも良くなってくると、不思議なことにちょっともててみたりするんですね。

ここで私が悟ったこと・・・・・!

物事、固執しているうちは成就せず!
この気づきは大きかった!
でも、バンドでライブをやった後って結構もてたりするんですが、それも1〜2週間経つと忘れ去られるという事にも気づきました・・・(笑)

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