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コーティング屋の独り言

ポリマー屋には2種類ある 『磨き屋』と『磨きも出来るコーティング屋』
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上記両者の違いは、技術的なことよりも考え方や営業方針の違いとお考え下さい。

『磨き屋』は痛んだ車を綺麗に磨き上げるところまでが主な仕事と考え、出来あがり重視のプロです。比較的、自分のことを『磨き屋』と呼ぶ人が多いです。

『磨きも出来るコーティング屋』は磨いた車や新車にコーティングを施して、痛まないようにするのが主な仕事と考えているプロです。★★当店はこちらのタイプ★★

従来のポリマー加工は製品分類上、ワックスがけ

今までの一般的ポリマー加工・コーティング剤・ワックスは、せっかくやっても、1ヶ月〜2ヶ月目で傷み始め、1年位たつともうダメでした。また洗車しただけで塗装自体に直接キズが入る点も非常に問題です。
具体的に塗装の保護・保存に関して言えば、犠牲膜と呼ばれるポリマー層が、酸性雨や煤煙など外敵の前に立ちはだかって、塗装の代わりにやられてくれるという原理(犠牲膜理論)なのですが、これが案外と酸化しやすい物質で出来ている為、ポリマー自体が酸化してしまい、その保護力に長期性が欠けていました。自分自身が酸化してしまうわけですから、し方ありません。
例えば、キズ、汚れ、雨染み、酸化劣化、鳥糞、鉄粉、…という具合に1個1個上げていくと『うーん』とうなるしかありません。『ポリマーは塗装の保護の為にやるんですよ』というプロの言葉も何処か空しく響きます。
仮に1年たったら再施工するとして、普通は酸化劣化した部分や痛んだところを除去する為に再び磨くわけですが、『じゃあ最初のポリマーは何の為にやったのか?』…こんな風に思った経験者はいっぱいいるのではないでしょうか。
やってる側のプロだって、この点にはあまり自信が無く、したがってトータルとしての『ポリマー加工』という商品の価値を維持するためにも、自然の成り行きとして『磨き』に力を入れざるを得ないというのが実情でした。ですから、キレイに見せる『磨き』は非常な進歩を遂げ、だいぶ前から鏡面仕上げというのが全盛で、ピッカピカに出来ます。
しかし、1回ピカピカになっても、気分が良いのはしばらくの間だけで、少なくとも1年ぐらいたつとスポンジは滑らないし、酸化で痛むし、見た目も悪くなってしまい、また磨き直す必要が生じてしまいます。つまり、ピカピカ→ズタズタ→ピカピカ→ズタズタを繰り返すことになってしまうわけですが、ハイパーコーティングのような酸化しないコーティングの登場で、やっとこの悪循環から脱却できることになったのです。

やった時キレイになるから、まあ良いか?

それでも、『やった時の素晴らしさ』は十分価値があり、気に入ってくれるお客さんも沢山いました。しかし、このように一瞬の鏡面を求めて削りまくっていると、塗装表面の丈夫で良いところ(皮)をめくってしまい、中の柔らかいダメなところ(肉)を出してしまいます。こうなってしまうと塗装はもう死んだも同然で、キズは付きやすいし、汚れは付きやすいし、防水性も大分低下してしまいます。
たまに、いくら素早く、いくら上手に洗っても絶対水滴跡のようなシミみたいのが出来てしまう車を見かけるけど、あれは磨きすぎ(削りすぎ)による防水性の低下が原因になっていることも多いようです。いくらツルピカに見えていても実際は荒地と同じというわけです。ごまかせるのは人間の目だけで、自然環境には通用しません。

『コーティング=磨き』?

『コーティング=磨き』というような『ごちゃ混ぜ理論』もまだまだね強いのですが、どうやらそれはちょっと間違っているようです。『ちゃんと磨いてあればコーティングなんてそこそこでも大丈夫』(そんなことは絶対ありません)という理論で武装し、保護効果の薄いコーティングをしていたんでは、せっかくキレイに磨いても価値は低くなってしまうし、少しも『大丈夫』じゃありません。そもそもポリマー屋がコーティングを軽視していたんでは、笑い話になってしまいますが、笑うに笑えない深刻な問題だと思います。色々なコーティングがあり、迷うと思いますがまずそのコーティング店(ガソリンスタンド、カーディーラーさん含む)にどんな理論で塗装を守るのか聞いてみるといいでしょう

コーティングは保存・磨きは復元(目的が違う)

じゃあ、一体コーティングっていうのは何のためにやるんでしょう?
そうです『今の状態を取っておくためにやる』というのが正解でしょう。新車は新車のまま、磨いてキレイになった車はキレイなまま、ずーっと保存できればうれしい事だし、それこそがコーティングの目的でもあるんです。
もうお分かりと思いますが、中古車は『今の状態』がちょっとボロいので『取っておく価値』が今ひとつです。そこで磨くことによって一見新車のように仕立て上げ、『取っておく価値』があるようにするわけです。そして、『今の状態を取っておくために』コーティングをするという図式です。もちろん新車は『今の状態が取っておく価値有り』ですから、そのままコーティングして『取っておく』…で良いわけです。