2回目の中国旅行

2004年中国江南の旅をしてきました。写真は烏鎮観光の時の時の写真です。生徒が機織り工房があるというので慌てて戻り見学をしてきました。

(蘇州のシルク博物館では、写真撮影ができませんでしたが、こちらは、観光工房なので、撮影可能でした。ほかに、木綿織り工房と、藍染工房もあります。木綿織り工房では、前回行った時に撮影した写真を差し上げたら、生徒達に木綿の紬糸作りを体験させていただけました。特別だそうです。)


空引き機という大きな機で、機の上で模様を織りだすための糸を引き上げる人と、下で織る人の二人で織ります。
日本では、正倉院に残っているものと、故吉岡幸雄氏の工房にあるだけではないかと思います。それも、織るなんてとんでもないという。貴重な機です。作れる人もいなくなるので、NHKが記録を残してます。京都の龍村には上に人が乗らなくても良いように作られたジャガードの機があります。現役です。
中國では一時、文革で燃やしたりして消滅したと思われてたのですが、時代が落ち着いてどこからともなく出てきて、南京や烏鎮などの観光地、シルク博物館などで国家資格を持った織り師が今も機の制作や機織りをしています。昔の手技が中国では残っています。国家資格ですよ!!!。国で技術者を育てています。働く場所も提供しています。日本も見習ってほしいですよね。日本では伝統技術がどんどん無くなってきています。
中國の博物館は、十数年前より外国人も気軽に見学できるようになりました。とは言っても、現地案内人は、見せたがらず『ない』と言いました。食い下がって案内させましたけれど。
おかげで貴重な写真をたくさん撮ることができました。
2021年08月31日