二次障害? 苦しむ運動機能障害者
 
 筆者は長い事、肢体不自由児の運動機能を改善させようと努力と研究を進めてきました。
 その中には、幼い時期に機能訓練や歩行訓練を施し、その後の継続として勤務先で成人にも治療を施した経験も少しはありますが、退職した今、再び成人の二次障害や体力減によって引き起こされた、患者さんたちの苦労を記し、それに私がどの様に対応しているのか下記に記してみます。
 ここに挙げさせていただいたケースは、各自がそれぞれの人生の中途で、私と知り合い、今に至った経過をこめて記していきます。
 子どもとは異なり、変化は乏しく、加筆訂正することは少ないかも知れませんが、変化が有れば書き込んで参ります。
 今は幼い子どもであっても、いずれは成人となります。その時をイメージされて読んでいただければ幸いです。
 どの障害も、障害となったその時から生涯を障害と共に生きていかなければなりません。
 できるだけ、生涯を障害に妨げられずに生きたいと望みますが、その希望を達成するためには自分の身体の維持管理のために、自己の身体のメンテナンスに気をつけている必要が有ると想えるのです。
 幼い時から子どもの時代は、保護者の見守りの中で身体の管理が行われますが、成人となってからは本人の意識によって、身体の管理は大いに異なることとなります。
 そんなメンテナンスの必要を感じた本人や家族が希望されて、LS-CC松葉杖訓練法で行われているストレッチを受けたいと訪れた方々です。
 成人となって体調が徐々に悪化していても、それが自らの自然の体調と認識し、辛い身体となるまでメンテナンスを行うことに気がつかない事が多々起きているのです。
 気がついた時には、複数の薬漬けとなって、不自由な身体が更に束縛される結果となって・・
 
・ 幼い時期から学童期までは、LS-CC松葉杖訓練法で指導を受けていたが、成人となってからはLS-CC松葉杖訓練を受けられなかったケースです。
  真子さん   加筆訂正 2024年05月05日 公開 2019年06月23日
 
・ 自分の身体が年を重ねるに従い不自由となっていくことは、周囲の友だちも同じなのだから、仕方ないこととあきらめていたが、新たにできた後輩の保護者が見て、ひょっとしたならばとストレッチを受けることに・・
  進さん  加筆 訂正 2024年05月05日  公開 2019年06月23日
 
・ 高2年の時、身体が痛いと感じたが、二次障害とは考えもしなかった。年を更に重ねるに従い、身体の痛みは徐々に強くなり、医師の処方する治療手段では耐えられない痛みとの戦いとなり、ストレッチによって痛みが減少することを知り、現在に至っています。
  藤花さん   加筆訂正 2024年05月05日  公開 2019年06月23日
 
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∞ LS-CC松葉杖訓練を開始・・・・
 施されるストレッチによって、二次障害である脊柱の側弯や股関節の脱臼などを防ぎ、身体の疼痛などが和らげられています。
 肢体不自由となった原因は様々有りますが、その原因となった症状が生涯の身体を妨げる原因として取り除けないのであれば、肢体不自由者の身体の治療は生涯を通じて医療機関で診て欲しいと願うことは当然です。
 しかしその当然の治療が行われずに、肢体不自由者の不自由な身体を更に不自由にさせているのは、医療機関に与えられている義務を怠っているのではないだろうか?
 医療機関の怠慢から引き起こされた二次障害のそれぞれ、最後にはベットに結わかれての点滴での生活では、肢体不自由者の生涯としてあまりにも憐れなのでは・・・
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  製作 LS-CC松葉杖訓練法 湯澤廣美