Struts2を使ったWEBサイト開発

こんにちは編

初めての言語を習得する場合のお決まりごとである「Hello World」を作ってみよう、です。eclipseを使用して Tomcatプロジェクトを作成し、最後にwarファイルをTomcatに配備してプログラムを 動作させます。

 

作るもの

今回は、次のような画面を作ってみることにします。
(1) トップページを表示する。(http://localhost:8080/HelloWorld/index.jsp)
(2) リンク(http://localhost:8080/HelloWorld/Hello.action)をクリックすると、「Hello World」を表示する。

 

Tomcatプロジェクトを作る

 eclipseを起動して、Tomcatプロジェクトを作成します。
 (1) 「ファイル」−「新規」−「プロジェクト...」を選択します。
 (2) 「Tomcatプロジェクト」を選択して、「次へ」を押下します。
 (3) プロジェクト名として「HelloWorld」を入力します。
   ※ワークスペース配下に「C:\dev\workspace\HelloWorld」が作成されます。
 (4) コンテキスト名は、そのまま「/HelloWorld」とします。
 (5) 「終了」を押下します。

 

Struts2のライブラリをコピーする

作成したプロジェクトの「WEB-INF/lib」フォルダ配下に、Struts2のライブラリをコピーします。
(1) Struts2の解凍フォルダ(C:\dev\struts-2.0.x\lib)配下の中から、次のファイルをeclipse上の「WEB-INF/lib」ディレクトリ配下にドラッグ&ドロップしてコピーします。
  ・freemarker-2.3.8.jar
  ・commons-logging-1.0.4.jar
  ・ognl-2.6.11.jar
  ・struts2-core-2.0.9.jar
  ・xwork-2.0.4.jar

 

プロジェクトのプロパティー設定をする

プロジェクトのプロパティー設定をします。
(1) 「プロジェクト」−「プロパティー」を選択して、プロパティー画面を表示します。
(2) 「Javaのビルド・パス」を選択して、「ライブラリー」タブの「JARの追加...」を押下します。
ここで先ほどWEB-INF/libフォルダ配下にコピーした5つのjarファイルを選択して、OKを押下します。
(3) 次に「Tomcat」を選択して、「WARエクスポート設定」タブを選択します。
  「エクスポートするWARファイル」名に、「C:\dev\xampp\tomcat\webapps\HelloWorld.war」を入力して「適用」を押下します。
  ※warファイルは、必ずtomcatのwebappsフォルダ配下に配置する必要があります。
  ※必ずしも「HelloWorld.war」というファイル名である必要性はないのですが、「warファイル名」=「コンテキスト名」という決まりにしておいた方が簡単です。
 

 

トップページを作成する

トップページ(index.jsp)を作成します。
(1) 「ファイル」−「新規」−「ファイル」を選択します。
(2) 親フォルダには「HelloWorld」、ファイル名には「index.jsp」を入力して、「終了」を押下します。
(3) index.jspは、こちらの内容を記述します。

 

パッケージを作成する

javaクラスを入れるパッケージを作成します。ここでは「pkg.sample」とします。
(1) 「ファイル」−「新規」−「パッケージ」を選択します。
(2) 「ソースフォルダー」に「HelloWorld/WEB-INF/src」、名前に「pkg.sample」を入力して「終了」を押下します。

 

アクション(Servlet)を作成する

HelloWorldを実際に出力するプログラム(Hello.java)を作成します。
(1) 「ファイル」−「新規」−「クラス」を選択し「Javaクラス」ダイアログを表示します。
(2) スーパークラスの横にある「参照...」を押下して、型に「ActionSupport」を入力し「ActionSupport」クラスを選択します。
 続けて「名前」に「Hello」と入力して、「終了」を押下します。
(3) Hello.javaは、こちらの内容を記述します。

 

アクション後に表示する結果画面(hello.jsp)を作成する。

結果画面(hello.jsp)を作成します。
(1) 「ファイル」−「新規」−「ファイル」を選択します。
(2) 親フォルダには「HelloWorld」、ファイル名には「hello.jsp」を入力して、「終了」を押下します。
(3) hello.jspは、こちらの内容を記述します。

 

web.xmlを配置する

Tomcatアプリケーションの定義をするweb.xmlを記述して配置します。
(1) 「ファイル」−「新規」−「ファイル」を選択します。
(2) 親フォルダには「HelloWorld/WEB-INF」、ファイル名には「web.xml」を入力して、「終了」を押下します。
(3) web.xmlは、こちらの内容を記述します。

 

struts.xmlを配置する

Struts2の動作を定義するstruts.xmlを記述して配置します。
(1) 「ファイル」−「新規」−「ファイル」を選択します。
(2) 親フォルダには「HelloWorld/WEB-INF/src」、ファイル名には「struts.xml」を入力して、「終了」を押下します。
(3) struts.xmlは、こちらの内容を記述します。

 

ディレクトリ構成

最終的なファイル配置は以下のようになります。
 

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