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 【 おおぐま座 】

おおぐま座の一部として、腰から尻尾にあたる部分が、日本では北斗七星と呼ばれる7つの星で有名。これらの星は、ひしゃくやスプーンにも見立てられ北極星を探す目安として教科書にも掲載されている。
M82 (NGC 3034) は、おおぐま座にある銀河。距離は1200万光年。双眼鏡では小さくぼんやりと見えるが望遠鏡では、細長い姿を見ることができ葉巻銀河とも呼ばれている。
M81 (NGC 3031) は、渦巻銀河。距離は1200万光年。M81は銀河の腕が中心部に向かって螺旋状に渦巻き渦巻銀河の構造がよくわかる(撮影は長時間露光が必要です)。
M97 (NGC 3587)は、おおぐま座にある惑星状星雲で、丸い星雲の中にやや暗い部分が二つ並んでおり、フクロウの顔のように見えることからふくろう星団とも呼ばれている。
M108 (NGC3556) は、おおぐま座にある渦巻銀河で、口径の大きい望遠鏡で、露光時間を長めにセットしてぼゃ〜っとなんとなく形が解る程度で撮影後に縮小すると形が良く分かる。
 【 しし座 】

65(NGC3623)は、しし座にある渦巻銀河M66やNGC3628と非常に接近して見え「三つ子」とも呼ばれている。
3つの銀河は、しし座銀河群に属している。
M65はM66と同時にメシエによって1780年に発見された。
明るい核があり、周りは急に拡散している。中心部が明るく。周囲が拡散してやや不鮮明な楕円に見える。
双眼鏡ではM66のみ見えるが、口径20cmの望遠鏡では3つの銀河の存在が明瞭に観察できる。
M96(NGC3368)はしし座にある渦巻銀河である。M95とともに、1781年3月24日にシャルル・メシエによって発見された。
口径10cmの望遠鏡で、条件が良ければ小さな光の光斑として見える。楕円形であることも確認できる。
M105(NGC3379)はしし座にある楕円銀河である。近くにはM95M96があり、しし座銀河群を形成している。中心部分には太陽の5000万倍もの質量を持つ巨大ブラックホールがあるとされている。
双眼鏡では恒星状にしか見えない。口径10cmの望遠鏡では、中心部がはっきり見える。大口径望遠鏡で見ると多くの銀河が集中していることが分かる。
【 ふたご座 】

ふたご座で最も明るい星団・星雲類は、M35散開星団で、これは全天で5番目の大きさの散開星団である。

地球からの距離2,800光年。この星団はふたご座の星座の西の端の近く、η星の北西にある。

星が多く、見ごたえのある散開星団の一つである。肉眼ではぼんやりと輝き、銀河の一部のように見える。

双眼鏡では丸い星雲状のかたまりの上に、明るい星が少しばかり見え始める。

35は比較的広がった散開星団。

 【 いて座 】

三裂星雲(さんれつせいうん、M20、NGC6514)はいて座にある散光星雲
距離は5200光年程と推定されている。
M20は双眼鏡ではM8(干潟星雲)と同視野にぼんやりと見える。
口径20cmの望遠鏡では暗黒帯が見えてくる。
口径30cmでは4つに分かれた様子を観測可能。
M20は肉眼では見にくい。
写真撮影では比較的容易に3つに割れた姿を写すことができる。
同じいて座に存在する干潟星雲のすぐ北に位置している。
【 かに座 】

蟹座は最も明るいβ星でも3.8等、他は4等星以下と全体に暗い星からなる星座。

ほぼ星座中央にあるM44プレセペ散開星団が何より有名。プレセペ星団(プレセペせいだん、Praesepe 、M44、NGC2632)はかに座にある散開星団で肉眼でも見ることができる。

プレセベと呼ばれる星雲は、ひとつの星でなく、40以上の小さな星の集団。大口径の望遠鏡で観測すると数百個の恒星が存在することが分かる。

赤い星やオレンジ色の明るい星が確認できる。プレアデス星団 (M45) とは異なり、赤色巨星白色矮星も存在する。

双眼鏡では全体の形が見え、観望には双眼鏡が一番。
M67(NGC2682)はかに座にある散開星団。双眼鏡ではまるい星雲状の光の上に星があり星の配置が見えてくるのは口径8cmの望遠鏡からで、口径10cmの望遠鏡では冠のように宝石をちりばめたような眺めになる。 口径20cmになると背後にある微星が見え、口径30cmになるとすばらしい眺めになる。
 【 かに座 】

M2 (NGC7089) はみずがめ座にある球状星団。 距離37500光年、直径は約175光年。およそ15万個の星からなる。

条件が良いと口径20cmの望遠鏡でかなり星が分離でき立体感のあるボールに見える。

M2は球状星団の中でも大きいものの一つ。
M72(NGC6981)はみずがめ座にある球状星団

口径5cmの望遠鏡では小さくまるいが10cmでは円形の星雲状に見え、口径20cmでようやくぶつぶつがわずかに星に見えてくる。

条件が良いとき口径30cmの望遠鏡と高倍率で星が分離できる。
M73(NGC6994)はみずがめ座にある星群。
双眼鏡では難しい。口径10cmの望遠鏡では3つの星が、口径20cmの望遠鏡で、Y字型にならんだ4つの星が見える。
惑星状星雲が2つみずがめ座にある。土星状星雲と呼ばれるNGC7009と、有名ならせん状星雲NGC 7293がある。
 【 おうし座 】

おうし座の東に、最もよく知られているプレアデス散開星団がある。
肉眼でも容易に見える。アルデバランの後ろに、ヒアデス散開星団がある。天上でV字を形成する。これは雄牛の頭にあたる。
アルデバランは、明るい恒星が多い冬の星座の中にある。
カペラ
ポルックスプロキオンシリウスリゲル、アルデバランを結んだものを、冬のダイヤモンドという。
オリオン座の真ん中に並んでいる3つの星を、左から右に結んで延長していくと、最初に突き当たる明るい星がアルデバラン。
アルデバランの周囲には、地球に比較的近い星団であるヒアデス星団がV字型に広がって見え見える。
双眼鏡
でアルデバランを見ると、周囲にたくさんの星が輝いていて美しい。
ヒアデス星団は地球から151光年離れ、アルデバランの2倍以上遠い。
 【 さそり座 】

さそり座(Scorpius, Scorpio)は南半球、天の川沿いにある大きくて有名な星座。夏の大三角と共に夏の星座として親しまれ、日本では南の空に確認することができる。
天の川に大きなS字型で横たわり、特徴的な形をしている。
天の川上にあるため、多くの星団を含む。散開星団M6(the Butterfly Cluster)、およびM7(the Ptolemy Cluster)のような多くの天体がある。
M6 (NGC6405) はさそり座にある散開星団。肉眼でも数個の星がわかれ、あまり倍率を上げない方が良い。
口径5cm程度の望遠鏡、あるいは双眼鏡で十分である。M7の近くにあり、双眼鏡では同視野に入る。
口径10cmの望遠鏡では視野型の接眼レンズで低倍率でみると全体を一辺に見ることができ、口径20cmの望遠鏡では背後にある微星が見える。 
M7 (NGC6475) はさそり座にある散開星団。 距離800光年。トレミーの星団と呼ばれる場合もあり、直径は約22光年。M7は明るく、肉眼でも見える散開星団の一つ。
M6の周囲は暗く、青白い星が多いが、M7の周囲は明るく黄色に見える。
 【 うお座 】

M74(NGC628)はうお座にある渦巻銀河。 メシエ天体の中でも見えにくい部類。 口径5cmの望遠鏡では見ることは難しい。 口径15cmの望遠鏡で、広がりを感じ、口径20cmになるとたやすく見ることができる。口径30cmの望遠鏡で渦巻き部分の濃淡が分かる程度。
銀河系と同じくらいの径10万光年の大きさ。 うお座(魚座、Pisces)は3等星より明るい星がなく、目立たない。 M30(NGC7099)は、やぎ座に有る球状星団。距離26100光年。
アンドロメダ

アンドロメダ銀河(Andromeda Galaxy 、M31またはNGC224として知られる)は、アンドロメダ座に位置する目視で確認可能な渦巻銀河である。
膝の上に見えている。
地球から約230万光年の距離に位置し、およそ1兆個の恒星から成る渦巻銀河で、直径22〜26万光年で、直径8〜10万光年で銀河系(天の川銀河)よりも大きく、局部銀河群で最大銀河。
アンドロメダ銀河は肉眼でも観測することができる。

 【 はくちょう座 】

はくちょう座(白鳥座、Cygnus)は、星座であり十字架型をしているので、北十字ともいう。
はくちょう座には明るい恒星がいくつかある。 デネブ(Deneb、α Cygni)は非常に明るい星で1,340〜1,840光年も離れているにもかかわらず、明るい1等星。
この白色超巨星は白鳥の尾部、北十字の上部の端にあり、「夏の大三角」を形作る。
夏の大三角(なつのだいさんかく)あるいは夏の大三角形(なつのだいさんかくけい)は、こと座ベガわし座アルタイルはくちょう座デネブの3つのを結んで描かれる、細長い大きな三角形。3星のうちベガとアルタイルは、「おりひめ(織姫)」と「ひこぼし(彦星)」。
 【 М53 】

M53はかみのけ座にある球状星団である。

双眼鏡では小さく明るくまるい星雲状に見える。
口径10cmで条件が良ければ、中心部がざらざらした感じで、周辺部に微星が沢山見える。口径30cmでは中心部まで星が分離する。明るいので高倍率でも暗くならずよく見える対象。

黒眼銀河(こくがんぎんが、くろめぎんが、M64、NGC4826)はかみのけ座にある銀河渦巻銀河の中心核の手前にはっきりとしたダークレーンを持っているのが特徴で、暗黒帯は銀河の星間塵によって光が吸収されるために黒く見る。この暗い帯が黒目のように見えることからこの名前が付けられている。

双眼鏡では小さなまるい星雲状に見え、口径15cmでは楕円形の様子がはっきりしてくる。
口径20cmではくっきりとした姿が分かり、中心部の黒色部分は口径20cm以上必要。黒目を見るためには口径30cmを必要。
 【 オリオン座 】

オリオン座には、明るい星や、有名な星雲星団が多くある。写真上下は、オリオン座三ツ星周辺を中心とした写真。
オリオン座(Orion)は天の赤道上にあり、おうし座にある星座。中央に三つ星が並んでいるのが目印。大きく、明るい星が多いため、特に有名な星座の1つ。この星座は冬の星めぐりには、欠かせない星座。
オリオン大星雲M42(散光星雲)は、ベルトの3星の南に位置する有名な星雲。
有名な馬頭星雲は三つ星の東側にある暗黒星雲で、この付近は写真で撮影すると明るく星雲が写る領域。散光星雲のM78もこの星座に所属している。
ウルトラマン
の故郷M78星雲。双眼鏡でもはっきりと星雲状に見える。口径10cmでは外形もはっきりし、ゆがんでいる様子や北西側の輪郭がはっきりとし、逆に南西側の輪郭がぼやけている様子がわかる。口径50cmではM78の構造もはっきりと見えるらしい。
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