星空探訪 TOP 四季の星座 星座と周辺の天体 星座とアルファ星 星座あらかるとPartT 星座あらかるとPartU |
星座あらかると Part U |
しし座には、レグルス(Regulus、α Leonis)、デネボラ(Denebola、β Leonis)、アルギエバ(Algieba、γ
Leonis)の明るい恒星がある。このほか、ゾスマ(Zosma、δ Leonis)、ショルト(Chort、θ
Leonis)、アル・ミンリアル・アル・アサド(Al Minliar al Asad、κ Leonis)、アルテルフ(Alterf、λ
Leonis)、ズブラ(Subra、ο Leonis)など固有名がある。 アルギエバは周期619年の連星で、21世紀は地球からはこの2つが離れて見え、観測しやすい。ウォルフ359(地球から7.7光年)は、非常に近い恒星のうちの1つ。 しし座には明るい銀河が多くある。双子銀河 M65、M66 と M95(M96)は最も有名。また、しし座流星群はしし座を輻射点とする。 |
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うしかい座(牛飼座、Bootes)は北天の星座で、トレミーの48星座の一つ。 うしかい座はα星アルクトゥルスが有名で、この星は実視等級-0.05等の赤色巨星で、全天で4番めに明るい。この星は、おとめ座スピカ(α Virginis)、しし座のデネボラ(β Leonis)とともに、春の大三角形を形成する。 視等級2.35のイザール(ε Boo)は、うしかい座の中で2番めに明るい。この星のそばに視等級5.1の星があり、連星になっている。オレンジ色と青の美しい二重星なので、プルケリマ(最も美しいものの意)という名前が付けられた。 |
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おとめ座は黄道十二星座のひとつで、トレミーの48星座のうちの1つ。全天でうみへび座に次いで2番目に広く、明るい1等星スピカもあることから見つけやすい。 α星スピカ以外にも名のついた星がある。 Zavijah(β星)、Porrima(γ星)、Auva(δ星)、Vindemiatrix(ε星)。Heze(ζ星)、Zaniah(η星)、Syrma(ι星)、Rijl al Awwa(μ星)。おとめ座70番星は、木星の6.6倍の質量を持つ惑星を持っている。 おとめ座銀河団には、M49(楕円)・M58(渦巻)・M59(楕円)・M60(楕円)・M61(渦巻)・M84(楕円)・M86(楕円)・M87(楕円、有名な電波源)・M90(渦巻)がある。 |
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蟹座は最も明るいβ星でも3.8等、他は4等星以下と全体に暗い星からなる星座。α Cnc(4.2等星、F0型)とι Cnc(4.3等星、G6型)を合わせてアクベンス(Acubens)と呼ぶ。アラビア語で「蟹の爪」のこと。なお、ι Cncは4.2等と6.6等の星から成る双眼鏡で分離できる程度に離れた二重星。ほぼ星座中央にあるM44プレセペ散開星団が有名。アラビア名はアンナトラ(An natra)。実視等級3.7等。M44はε Cncとして扱われる。 | ||
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かみのけ座アルファ星(α Comae Berenices)は、最も明るく、ディアデム(Diadem
、王冠)と呼ばれる。かみのけ座ベータ星(β Comae Berenices) は絶対等級が太陽とほぼ同じ(太陽よりわずかに明るい)恒星で、この星は地球から27光年の場所にある。 かみのけ座には銀河北極(銀緯+90°の点)があり、星間物質の量が一番少ない方向なのでたくさんの銀河が見える。この領域にはかみのけ座銀河団と呼ばれる銀河団が存在する。 反面銀河面から最も離れているため、大きな散開星団Mel111を例外として散開星団や散光星雲、惑星状星雲はほとんど見られない。 |
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こじし座は新しい星座なので、神話はない。しし座とおおぐま座の間に、星座のない場所に隙間を埋めるように設定された。 北天の新しい星座の多くがそうであるように、面積は狭く、明るい星もない。 |
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ろくぶんぎ座(六分儀座、Sextans)は、南天の星座の1つ。略符Sex。属格Sextantis。17世紀にヨハネス・ヘヴェリウスによって設定された。天体の位置を計測するのに使った六分儀という道具がモデルの小さな星座で、赤経10時。赤緯0°。緯度80から-80°の地域で見ることができる。 |
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アルケス(Alkes) - α星。 視等級は4.08。 | ||
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わし座α星アルタイル(Altair)は、夏の大三角の頂点のうちの一つ。 わし座は天の川にあり、多くの明るい星がある。 α星、固有名アルタイル。アラビア語で鷲を意味する。3重連星である。視等級0.77等、スペクトル型A7V。 β星、固有名アルシャイン(Alshain)。スペクトル型G8IV。視等級3.71等。アルタイルと同じように3重連星である。 γ星、固有名タラゼド(Tarazed)。スペクトル型K3II。視等級2.72等。 ε星、固有名デネブ(Deneb)この名は普通はくちょう座α星に対して使われる。 |
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へびつかい座で最も明るい星は、ヘビ使いの頭にあるラス・アルハゲ(Ras Alhague若しくはRasalhague、α
Ophiuchi)。 また、肘の部分のマルフィク(Marfic若しくはMarfik、λ Ophiuchi)は三重星。 へびつかい座RSは、肉眼で見える唯一の再帰新星で、この明るさは、数日の間に不規則に数百回変化する。周期はない。 へびつかい座にある主な天体は星団は、IC 4665、NGC 6633、M9、M10、M12、M14、M19、M62、M107。星雲はIC 4603-4604。 二重銀河NGC 6240もへびつかい座にある。 また ρ星の近くには活発な星形成を行う分子雲が存在し、写真では暗黒星雲として写る。 |
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さそり座は黄道十二星座のひとつ。南半球、天の川沿いにある大きくて有名な星座。α星はアンタレスと呼ばれ、太陽以外で有名な恒星の一つ。夏の大三角と共に夏の星座として親しまれ、日本では南の空に確認することができる。 天の川に大きなS字型で横たわっており、特徴的な形をしている。また、さそり座には明るい星が多くあり、視等級<3.00の星の数は12にも上り、88星座の中で最も多い。アンタレス以外では、サソリの毒針を意味するλ星のシャウラ、尻尾を構成するθ星のサルガス、頭部に位置するδ星のジュバなどが明るい星として知られる。 また、多くの星団を含む。散開星団のM6およびM7のような多くの天体がある。球状星団のM4およびM80もある。 |
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てんびん座はあまり目立たない星座である。西はおとめ座と、東はさそり座と接する。明るい星は特にない。一番明るい星は、ズベン・エス・カマリ。 アルファ星(α)ズベン・エル・ゲヌビ(Zubenelgenubi) ベータ星(β)ズベン・エス・カマリ(Zubeneschamali) ガンマ星(γ)ズベン・エル・ハクラビ(Zubenelakrab) |
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いて座(射手座、Sagittarius)は、黄道十二星座のひとつ。トレミーの48星座に含まれる。冬至点や銀河の中心がこの星座の領域にある。星座は、ティーポットと呼ばれる星群によって容易に認識可能。この星座の東側にあるζ,τ,σ,φ,λ,μ
の6つの星が、北斗七星に似たひしゃく状に並んでいることから日本でもこの部分を「南斗六星」と呼んでいる。西欧でも「ミルクディッパー」と呼ばれることがある。この星座はα星ルクバトが4.0等級の暗い星で、これより明るい星がいくつもある。 β星アルカブ(射手のかかと)、γ2星アルナスル(矢の先端) δ星カウス・メディア(弓の中央)、ε星カウス・アウストラリス ζ星アスケラ(腋の下)、λ星カウス・ボレアリス(弓の北) σ星ヌンキ(海のしるし) |
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おおかみ座はα星を除いて、3等星が6つあるだけの暗い星座であるが、形は整っている。 連星、二重星が多くある。一番明るい星は青色巨星のおおかみ座アルファ星(α Lupi、固有名はカッカブ)。 星座の北部に球状星団 NGC 5824 と暗黒星雲 B 228、球状星団 NGC 5986 がある。散開星団は2つ、NGC 5822 と NGC 5749 で、星座南部にある。西部の境界線上に、2つの渦巻銀河と、ウォルフ・ライエ星を含む惑星状星雲 IC 4406 がある。この星雲の中心星は知られている中で最も高温の星の一つ。別の惑星状星雲 NGC 5882 は星座の中心にある。 |
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たて座R星 : おうし座RV型の脈動変光星。距離2500光年。M11 (NGC 6705)散開星団、距離6000光年。約2900の星からなる。 英語ではこの星団をカモに見立て、the Wild Duck Cluster と呼ぶ。M26 (NGC 6694)散開星団、距離5000光年。 |
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はくちょう座は北天の有名な星座の1つ。この星座は「北の十字」とも呼ばれ、しばしば、みなみじゅうじ座と対比される。この星座は天の川の上に翼を広げ、北から南に向けて飛ぶ形をしている。夏の代表的な星座。 はくちょう座には明るい恒星がいくつかある。デネブは非常に明るい星で、1,340〜1,840光年も離れているにもかかわらず、明るい1等星。この白色超巨星は白鳥の尾部、北十字の上部の端にあり、「夏の大三角」を形作る3つの1等星のうちの1つ。 天の川の上にあるので、多くの星団と星雲がはくちょう座の中にある。北アメリカ星雲NGC 7000は、デネブのすぐ東にある。写真に撮ると、この星雲が北アメリカ大陸によく似ていることがよく分かる。 |
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ヘルクレス座は、全天で5番目に大きい星座。あまり明るい星はないが、α星のラス・アルゲティは二重星。また有名な2つの球状星団があり、北半球で最も明るいM13と、M92である。 |
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とかげ座は小さな星座で、この星座は、カシオペヤ座、アンドロメダ座、はくちょう座の間にある。 この星座で最も有名な天体は、活動銀河 とかげ座BL星。 |
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いるか座(海豚座、Delphinus)は、天の川の近くにある星座。トレミーの48星座のうちの1つ。全体的に暗い星座ではあるが、その中でも比較的明るい星々が密集しているため、天の川が見える程度に環境が良ければ見つけやすい星座である。 おもな天体は、NGC 6891、視等級10.5の惑星状星雲。NGC 6934、球状星団。視等級9.75。NGC 7006、約185,000光年の距離がある球状星団。視等級11.5。非常に暗く、見えにくい。 |
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こと座(琴座、Lyra)は北天の星座でトレミーの48星座のうちの一つ。 こと座はあまり大きな星座ではないが、明るい1等星のベガ(七夕のおりひめ星)がある。都会など空の条件のよくないところでは、明るいベガしか見えないが、そのすぐ近くに3-4等星が平行四辺形に並んでいるため、空の環境が良ければ比較的見つけやすい星座。このベガは、はくちょう座、わし座の1等星とともに、夏の大三角と呼ばれる大きな二等辺三角形を形成している。 主な天体は、M56、約33,000光年の距離にあるやや疎らな球状星団。視等級8.3等、実直径約85光年。M57、「環状星雲」と呼ばれる惑星状星雲。視等級8.8等、距離6,000光年から8,000光年。 |
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こうま座 | ||
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こぎつね座(小狐座、Vulpecula)はこと座のベガ、はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイルから形作られる夏の大三角形の真ん中にある暗い北天の星座。この星には4等より明るい星はない。α星は4.44等のAnserで、この星は赤色巨星。 2つの星雲・星団がある。亜鈴状星雲 (M27) は、巨大な惑星状星雲で、この星雲は形が面白いため、よく観測される。双眼鏡でも見ることができ、視直径は6分角である。双眼鏡でも満月の4分の1の大きさの楕円形に見える。 コート・ハンガー星団は、肉眼でも見ることのできる散開星団。 |
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かんむり座 | ||
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ペガスス座は、北天の星座の1つ。比較的明るい星の多い有名な星座。α星のマルカブ・β星のシェアト・γ星のアルゲニブ・アンドロメダ座α星のアルフェラッツからつくられる4角形は、ペガサスの四辺形として知られる。また、北半球ではペガスス座が秋を代表する星座の一つであることから、『秋の(大)四辺形』とも呼ばれる。 ペガスス座51番星は、地球から50.1光年の距離にある太陽に似た恒星。地球から見るとペガスス座の四辺形の近くに位置する。1995年太陽外の惑星の存在が初めて確認。51番星は太陽に似た黄色い恒星で、年齢は75-85億歳と推定され、太陽(46億歳)より高齢の可能性が高い。質量は太陽より4%ほど大きく、太陽に比べ重元素成分に富む。 |
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うお座は黄道十二星座でありながら3等星より明るい星がなく、あまり目立たない。 ペガススの大四辺形のちょうど南で、γ星、7番星、θ星、ι星、19番星、λ星、κ星がいびつな輪を描いているが、この西の魚の胴体を象るアステリズムを英米ではサークレット(Circlet)と呼んでいる。α星はアルレシャ(Alrescha、「ひも」の意)という名があり、2匹の魚を結びつけるリボンの結び目にある。アルレシャは4.2等と5.1等の連星であり、それぞれはさらに分光連星となっている。 |
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みずがめ座は、球状星団がM2、M72の2つ存在。M2は中心部の星の密集度が非常に高いことで知られ、M72のすぐ東隣に散開星団(星群)M73がある。惑星状星雲が2つみずがめ座にある。η星の南東にあり、土星状星雲と呼ばれるNGC
7009と、有名ならせん状星雲NGC 7293がδ星の南西にある。 みずがめ座には流星群が3つある。3つとも、毎時20個の流星が観測される。1つは5月4日ごろのみずがめ座η流星群、2つ目は6月28日ごろのみずがめ座δ流星群、3つ目が8月中旬に見られるみずがめ座ι流星群。 |
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双子座は、カストル(α星)とポルックス(β星)の2つの明るい星を持つ。カストルは視等級2.0等のカストルAと2.9等のカストルB、9等のカストルCの三重連星で、これら3つの星すべてが2つの星から成る連星。カストルは6重連星ということになる。カストルBまでは簡易な望遠鏡で見ることができるが、3つめ以上の星を見分けるのは難しい。通常は3つ(6つ)合わせて1.6等級の星として扱われる。β星ポルックスはカストルよりも明るい。これは少し南東にある。これ以外の星はみな暗いが、アルヘナ(γ星)だけは若干明るい。この星とμ星、そして上記の2星で、星座はほぼ長方形を形作る。 ふたご座で最も明るい星団・星雲類は、M35散開星団で、これは全天で5番目の大きさの散開星団。地球からの距離2,800光年。この星団はふたご座の星座の西の端の近く、η星の北西。 |
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いっかくじゅう座は、4等星がいくつかあるだけの、目立たない星座であるが、小さな望遠鏡で見えるものの中に、興味深い天体がいくつかある。α星は、実視等級3.94等のG型巨星(G9III)。3.99等のγ星よりわずかに明るい。距離144光年。 β星は実視等級3.76等(合成等級)で、いっかくじゅう座で最も明るい。三重星で、4.7等, 5.2等, 6.1等の3つの星が三角形を成している。距離691光年。ε星は4.5等と6.5等の星からなる連星で、距離128光年。 S星(15番星)は青みを帯びた白いO型の変光星だが、その変化はあまり大きくない。 NGC 2264の中心に位置する。この星は二重星でもあり、8等の伴星がある。 |
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オリオン座は天の赤道上にあり、おうし座の東にある冬の星座。中央に三つ星が並んでいるのが目印。大きく、明るい星が多い(1等星以上の星はリゲルとベテルギウス)ため、特に有名な星座の1つ。この星座は冬の星めぐりには欠かせない星座。 オリオン大星雲M42(散光星雲/右写真)は、オリオンのベルトの3星の南に位置する有名な星雲。この星雲は大変に有名で、肉眼でも見ることができる。双眼鏡ではこのM42の中に若い星や輝くガスおよび雲を見ることができる。写真等で有名な馬頭星雲は三つ星の東側にある暗黒星雲でこの付近は写真で撮影するとかなり明るく星雲が写る領域。 |
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おうし座の数少ない明るい星、橙色のα星(アルデバラン)は、この星座の真ん中にある。雄牛のつのは、エルナトElnathおよびζ星によって形作られ、西へ伸びている。 おうし座の東に、最もよく知られているプレアデス散開星団がある。これは目視で容易に見える。アルデバランの後ろに、ヒアデス散開星団がある。これは、天上でV字を形成する。 |
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おおいぬ座(大犬座、Canis Major)は、冬の南天に見られる星座。 おおいぬ座α星シリウス(Sirius)は、地球から見える太陽の次に明るい恒星で、太陽から非常に近い恒星のうちの1つである。 ε星のアダーラ(Adara)は等級が1.5であり、僅差で1等星の座を逃している。また、δ星のウェズン、β星のムルジム、η星のアルドラと2等星も4つ持っている。 β星:ミルザム(Mirzam) γ星:ムリフェイン(Muliphein) δ星:ウェズン(Wezen) ε星:アダーラ(Adara) ζ星:フルド(Furud) η星:アルドラ(Aludra) |
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おひつじ座の主な星は、α星ハマル(2等星) と β星シェラタン(3等星)。ほかの星はこれらより暗いが、固有名のついている星にγ星メサルティムとδ星ボテインがある。おひつじ座の主な天体は次のとおり。銀河 NGC 697(β星の北西)、NGC 772(β星の南東)、NGC 972(星座の北角)、NGC 1156(δ星の北西)。どれも暗く、望遠鏡でもかすかにしか見えない。 | ||
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おおぐま座は、日本で北斗七星と呼ばれる7つの星が有名。特にミザール(ζ星)と、アルコル(g星)の二重星は有名。メラク(β星)とドゥーベ(α星)の間隔を約5倍すると、だいたい北極星の位置になる。2等星以上の明るい星は、北斗七星に集中しているのも特色で、熊の胴体を構成する星は、全て3等星以下。 主な天体は、M81,M82の2個の銀河と、ふくろう星雲の別名もあるM97惑星状星雲がある。3つの天体は、小型望遠鏡でも見ることができる。M101はベネトナシュ(η星)の北西にある渦巻銀河。10等より暗い銀河が50個。 |
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こじし座 | ||
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りょうけん座 | ||
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こぐま座(小熊座、Ursa Minor)は星座で和名として小北斗七星とも呼ばれる。 北半球では1年中見ることができる。 α星のポラリス(北極星)が最も有名である。この星は三重連星であるが、光度差が大きく望遠鏡でも見分けにくい。 β星のコカブは紀元前1500年から紀元前300年頃にかけて天の北極の近くにあり当時北極星として使われていた。 |
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北極星のすぐ脇にあり、日本では1年じゅう見ることができるが、明るい星がなく、それまで星座が設定されなかった場所に作られた星座。α星:4.3等、スペクトル型O9Iaの超巨星。距離は3000光年。β星:4.0等、スペクトル型F9Ibの超巨星。距離は1500光年。 NGC1502、散開星団。α星とC星の中間に位置する。NGC2403、渦巻銀河。51番星の近くに位置する。 |
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やまねこ座 | ||
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α星:アルフェラッツは、アンドロメダ座で最も明るい星。かつてこの星は、ペガスス座の一部分であり、この星とペガスス座のα星、β星、γ星の4つの星により形作られる四角形はペガススの大四辺形と呼ばれる。 アンドロメダ座で最も有名な恒星以外の天体は、 アンドロメダ銀河(M31)。肉眼で見ることのできる最も遠い物体である。この銀河は巨大な渦巻銀河。M31は肉眼で見ることができ双眼鏡では、長い楕円形のはっきりした光芒に映る。地球から約230万光年の距離に位置し、1兆個の恒星から成る渦巻銀河で、直径22〜26万光年で、直径8〜10万光年で我々の銀河系(天の川銀河)よりも大きく、局部銀河群で最大の銀河。アンドロメダ銀河の周囲には伴銀河としてM32、M110 (NGC205)が観測できる。これらの伴銀河はいずれアンドロメダ銀河と衝突し吸収されてしまうと考えられている。 |
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ペルセウス座は有名な変光星アルゴルがあり、毎年ペルセウス座流星群も観測される。星座で最も明るい星ミルファク。全く同じAlgenibという固有名の星は他にもたとえばペガスス座γ星などがある。irphakは視等級1.79等の明るい星で、地球からの距離590光年。絶対等級は太陽の5,000倍で、直径も62倍ある。β星アルゴル(Algol):星座で最も明るい星ではないが、最も有名な星で食変光星。視等級は2.12等から3.39等まで変化し、周期は2.867日。太陽からの距離は93光年。 h+χ Perは2つの散開星団(NGC869とNGC884)で通称「二重星団」と呼ばれている。地球から7,000光年離れ、それぞれが数百光年離れている。M34は視等級5.5等の散開星団。距離1,400光年。面積は満月より若干広く、この領域に約100の星がある。双眼鏡でも見ることができる。M76は惑星状星雲で小亜鈴星雲と呼ばれる。視直径は約65秒、視等級10.1等。 |
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ぎょしゃ座には連星が多い。カペラ、メンカリナン(β Aurigae)、アル・マーズ(ε
Aurigae)、サダトニ(ζ Aurigae)等が代表的なぎょしゃ座の連星。アル・マーズは最も変わった種類の連星。変光周期は27.1年で、約2年間食が続く。肉眼で見えるほうの恒星は黄色を帯びたF型の超巨星。伴星のタイプは不明。 サダトニは、変光周期970日。主星はK型の赤色超巨星で伴星はB型の主系列星。これらの2種の連星は連星進化の非常に珍しい段階にある。M36、散開星団。M37、散開星団。M38、散開星団。 |
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カシオペヤ座は北天に見られる星座。カシオペア座とも呼ばれる。ギリシア神話に登場するエチオピアの王妃カッシオペイアに由来する。トレミーの48星座のうちの1つ。5個の2, 3等星がローマ字のWの形に並ぶ。周りには、他に明るい星が無いので、比較的探しやすい。北極星を探すために用いられる。 α星はシェダルといい、2.23等のオレンジ色の星。この星はかつて不規則変光星ではないかと疑われたが、変光星ではない。ツィー(γ Cassiopeiae)は特有の変光星。視等級は1.6〜3に変わる。γ星は連星であると考えられ、伴星は中性子星であると考えられる。これは最も明るいX線連星で、ほかに肉眼で見えるX線星の連星はない。 |
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ケフェウス座はδ Cep以外にも明るく有名な変光星が多い。 β Cephei(アルフィルク、ケフェウス座β型変光星の代表星)、μ Cephei(エラキス、ガーネット・スターとも呼ばれる美しい赤色超巨星)、T Cephei(ケフェウス座の代表的なミラ型変光星)、U Cephei(アルゴル型食変光星)、VV Cephei(食変光星、主星は赤色超巨星として有名)等。西暦4100年頃、北極星がこの星座のγ星エライになる。また、西暦6000年にはβ星のアルフィルク、西暦7500年にはα星のアルデラミンとなる。 |
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さんかく座 | ||
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ケンタウルス座は、南天の明るい星座で日本では星座の半分程度しか見えない。全体が見えるのは鹿児島県奄美以南の沖縄県や小笠原諸島の一部地域のみ。ケンタウルス座α星は、リギル・ケンタウルス(Rigil Kentaurus)もしくはトリマン(Toliman)という固有名がある。この星は地球から4.22光年の距離にあり、太陽以外の恒星の中では地球から最も近い星。 | ||
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星座の北部に球状星団 NGC 5824 と暗黒星雲 B 228、球状星団 NGC 5986 がある。散開星団は2つ、NGC
5822 と NGC 5749 で、星座南部にある。 西部の境界線上に、2つの渦巻銀河と、ウォルフ・ライエ星を含む惑星状星雲 IC 4406 がある。この星雲の中心星は知られている中で最も高温の星の一つである。別の惑星状星雲 NGC 5882 は星座の中心にある。また、西暦1006年におおかみ座領域に超新星 (SN 1006) が出現したことが記録されている。 |
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ふうちょう座 | ||
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α星:3.3等星。β星:まわりに塵でできた円盤がある。ι星:5.6等星と6.4等星の二重星。δ星:4.7等星から4.9等星まで変化する変光星。カプタイン星:8.85等星。太陽系から12.77光年の位置にある。 | ||
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