沖縄の旅の詩
ハイビスカス
a Song of
the Journey to
OKINAWA
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エメラルドの海
記念撮影
赤瓦の家
ケラマ諸島
→いつもガイド
色エメラルド 波静か 座間味の桟橋(さんばし) めんそーれ
息子がいつも 世話になる ダイビングセンター 迎えあり
その宿パティオ 新しく (うぐいす)の声 聞こえくる
沖縄健児の ご主人と 琉球美人の 奥さんの
笑顔(おだ)やか 旧友と 会いしがごとき 安堵(あんど)あり
ブーゲンビレアの 中庭で
昼食弁当 開きけり
向かいの家は 沖縄の
あの独特の 赤瓦
騒音もなく 雲白く
潮満ちるよに 時がゆく
ゆきの丸船上
ウエットスーツの爺と婆
南洋ハギ
ニモちゃん
タコ親父
すでに来ていた 人達は 聞けば息子と 顔なじみ
一服の後 午後からは ウエットスーツに 身を固め
小舟で対岸 嘉比(がひ)島へ 十名乗りこみ 賑やかに
初めて手にする シュノーケル 足にフィンも 取り付けて
これで一丁 出来上がり 格好だけは 一人前
馴れてる人達 ボンベ付け 鉛も巻いて 次々と
船べり(つか)み 仰向けに ドボン!と共に 消えてゆく
インストラクター 付き添いで 呼吸の仕方 教わるる
珊瑚の林 一面に 赤青黄の 熱帯魚
竜宮城に 来たみたい 乙姫様も 出てきそう
潜水してる 人達は 魚とともに 泳いでる
思えば海を 庭として
少年時代 過ごしたり
俺はタコ捕り 名人で
岩場の辺り 目を凝らす
「あんたがタコじゃないのかね」
横目で魚が 語りおり
ウエットスーツになぜ傘?
やっちゃん
女瀬の崎展望台
ざまみ祭り
花火
日焼けの辛い カナちゃんは ウエットスーツで ご満悦
黒い手袋 日傘さし 舟の上から 眺めてる
…と思いきや いつの間に 梯子つたって 海中へ
一人で珊瑚を 見たという 後から聞いて 驚いた
十重二十重(とえはたえ) 寄せくる波に 身をゆだね」
美女のインスト I さんは
都会の暮らし 捨ててまで
(あお)き海原 珊瑚礁
すっかり(とりこ) 魅せられて
南海の地で 暮らす日々
そんな若者 何人も
母なる海への 憧れは
遺伝子なせる (わざ)なのか
車を借りて 夕陽追い
風鳴るばかりの 神の浜
女瀬(うなじ)(さち) 稲崎と
展望台を 梯子する
折から座間味 夏祭り
エイサー踊りや 唄や舞
この夏見てない 花火まで
この島に来て 見ようとは
「その昔 胸を焦がせし 花火かな」
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