既に弱い霜が降り、カボチャの葉っぱが霜げたものもある。これから収穫なのに大丈夫かなあ。超密植栽培のほうは、考えていたとおりにいかず、ほとんど実が付かない。500株位植えて20個くらいしかなさそうだ。それを大事に来年の種にしよう。強いものが残ったはずだ。
トマトやなすは寒さのため生育が遅く、ミニトマトさえ一日に3粒くらいしか食べられない。
長いもには今年もたくさんのムカゴが着いた。またムカゴご飯が何回か食べられそうだ。
ゴボウもいい。年々葉っぱと根が大きくなっていて、食感も良く味も売っているものと全然違う。ただ、掘るのが大変。シャベルの長さしか掘れず、多分残り半分以上は土の中。もったいないけど、肥料になったり、排水を良くしているはずだから、それでいい。
ゴボウの間に植えている黒もちトウモロコシは、今が旬、で、キツネが一日10本くらい食い荒らしている。自分達が食べるより多い。そろそろ一気に収穫しよう、熊が来ないように。
大豆もいい。今年も粒がでかい。自然栽培の「さやむすめ」は、やっぱり違う。よそんちの、どんな豆よりうまい。もうすぐ大豆収穫です。
小豆「あかね大納言」もいいよ。去年まで、全部鹿のえさだったから、今年は家の裏に植えた。そしたら見事、成るは成るは、何キロ採れるか楽しみです。
ジャガイモ、失敗の多い年になった。まず土寄せ。遅れて生き埋め。収穫、遅れて腐れが出た品種もある。その代わり、全然腐れの出ない品種もあって、改めて「農」の難しさを知る事が出来たような気がする。ただ、草生栽培を続けると、確実に土が育って収量も上がるし、腐れも出にくくなっているのは確か。土も粘土や山砂状の物が団粒化して、芋からはがれやすく、収穫もすこぶる楽になってきた。そして何よりミミズが多い。しかもアカミミズ。彼らが居着いてくれれば、もう安心、いい土になってきた証拠だ。
インゲン、今年も貝豆。若莢でも、豆(完熟)にしてもうまい。連作障害も、全く出ない。去年より病気が減っているくらいだ。
大根、まくのが遅れて、まだ葉っぱだけ。葉っぱを冬の蓄えに冷凍しよう。もちろん雪が降ってからだけど。あと一月経ったらだ。
全体に土が育っている事は実感出来る。あとは栽培技術を向上させ、その時期その時期にやるべき事をやる、そうすればかなり良くなりそうだ。当たり前の事なんだけど、作物を見て、草の種類を見て、土の状態を見て、そこにいる虫を見て、天気を読んで、それで判断して、作業するって、難しい。他にやる事やらなきゃならない事もいっぱいあるしね。でもやっぱり楽しいわ、この仕事は。
それから、今日、十勝岳連峰も初冠雪を迎えました。今夜はひえるぞ。霜降るぞ。野菜も霜げちゃうなあ。
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