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閑古鳥通信

2005年9月29日 木曜日
友の死
 先日、悲しい知らせが届いた。知り合ってから何年も経っていないのに、自分の思う事を何でも話せる人だった。意見の食い違いもあったけど、それはお互いの生き方や考え方の違いだったから、いやな思いも多少はあったけど理解し尊重出来た。いやな思いをすると、話したくなくなってしまうのが普通なのに、その人には聞いて欲しかったから腹の底にたまったものも全部とは行かないけど吐き出せたし、じっくり聞いてくれていた。自分達の生き方をものすごく評価してくれたし、うちの野菜を心からうまいと言ってくれた。まだまだ話し足りない所もあったのに、聞きたい事も沢山あったのに、何でこんなに突然逝かなきゃならないんだろう。何で・・・。
 人生お金じゃ無いという話を良くした。自分が楽しんで、人も楽しませて、人に迷惑をかけず、健康で、自然に優しく・・・お金をかけずにこういった事をやっていこうと夢も語り合った。自分は果樹園を備えた畑をしながらジャム作り・畑仕事体験なんかをやりたいと話したら、同じ事を考えていた。家の周りに葡萄を植えて、夏は葡萄の木の下でお茶を飲んだり食事したり、秋になったらジャムを作ってワインを仕込んで、なんて。庭も整備して畑を作って自家用野菜を植えたいなんて言ってたのに。まだやりたい事いっぱいあっただろうに、一緒にやりたい事あったのに。
 最後に姿を目にしたのは去年の秋。そのあと何回か、電話で話して、何回かメールして、それっきりになってしまった。もっと話をしておけば良かった。写真ももっと送ってあげれば良かった。今、美瑛はこんなだよって、悔やんでも、もう・・。
 なんにも出来ないけど、これだけはやっていきます、自分の生き方を貫きます、他人に何と言われても、貴方がすばらしいと言ってくれた生き方を。貴方もどうか生き続けて下さい、元気な姿のままで、記憶の中にだけでも。それしか言えません、今の自分には。
 もう一度、食べて欲しかったです。気に入ってくれた黒もちトウモロコシ、ようやく実りました。
2005年9月22日 木曜日
こくわ採られちゃった
 なんてこった。まだ完熟してないのに、みんな採られちゃった。大粒ばかりなっていたうまそうな実だったのに、業者らしい人もいたし地元の人もいたし。せっかくの山の幸、誰かに採られるのがいやなのはわかるけど、一番うまい完熟を待たないなんてもったいなすぎるよ。都会のスーパーに出回るトマトじゃないんだよ、せっかく産地なんだから一番うまい時に楽しもうよ。
 こくわとは、サルナシの事。キュウイフルーツを小さくしたような実で、キュウイフルーツより濃厚な味のものもあるんです、はちみつをかけたような。
 また探しに行くか。でもまあ、今日はクルミをコンテナ一杯(約10s)採れたからいいとするか。クルミ欲しい人、言って下さいね。ヤマブドウと同じ値段でいいですよ。
2005年9月21日 水曜日
旭岳初冠雪
 今朝、冷えたあ。寝坊して朝霧見られなかった。昨夜雷雨で、そのあと寒波が入ると予報で言っていたのに、夜遅くまで仕事してしまった。絶対きれいだっただろうな。
 でも、今日旭岳初冠雪。頂上は見られなかった(雲で隠れていた)けど、麓の方まで白い雪に覆われていた。何だか雪を見るとわくわくしてしまう。収穫も終わっていないし、カボチャもまだ完熟していないけど、雪を見ると楽しくなってしまう。
 ヤマブドウもだいぶ味が良くなってきた。でもまだまだ。あと2週間位かな。こくわ(サルナシ)も、もう一息。冬の準備も始めないと・・・ラップで作ったペアガラス?も、破けちゃったから、新しくラップを巻くか、本物のガラスを入れるかしないとなあ。外に作った資材置き場も柱が腐ってしまった。この冬の雪で持ちこたえられるかどうか・・・。やる事いっぱい。やらなくても何とかなる事なんだけどね。やれるだけ、のんびり急いで、体をこわさないように、ぼちぼち一つずつ片付けるかな。
 そうそう、今日会った人にヤマブドウのワインは売らないのですか、と聞かれたんだけど、売れないんです。発酵中に瓶詰めすると、爆発しますので。ヤマブドウは生を売る予定ですので必要な方は連絡して下さい。1s1000円ですが、今年は少ないので早めに終了させていただきます。
 明日、4時起きしてみるかな。どうか霧が出ますように。おやすみなさい。
2005年9月19日 月曜日
ジューサーが我が家に
 ジューサーが我が家にやってきた。去年から、買いたい買いたいと思っていた物だ。ヤマブドウのジュースを作るのに、皮も種も丸ごと使いたいと思っていたけど、ほとんどのジューサーは種を取らなければならない。けど今日来たものは、種ごとジュースにしてしまうらしい。栄養丸ごとジュースが出来る。そして、ジャムも。これは楽しみだ。ただちょっと心配なのは、今年はヤマブドウが不作なのだ。去年の6〜7割位しか見つけていない。何s採れる事やら。
 妻は最初に豆乳を作ると張り切っている。去年産の「さやむすめ」と言う品種の大豆だ。味が濃くてうまい豆乳が出来るといいな。豆腐もおからも出来る。楽しみがまた増えた。
 話は全然違うが豆腐というと、京都に修学旅行に行った時に食べた湯豆腐はうまかった。湯豆腐だけで当時の金額で1500円だったと記憶している。そんな事はどうでもいいんだけど、京都の人って素敵な人が多いのか、最近だけで3人の京都の女性の方と話をする機会があったんだけど、みんな穏やかに話をするし、人の話をちゃんと聞いてくれる。人間が出来てるなあとつくづく感心してしまった。たまたまそういう人に巡り会えただけなのかもしれないけど、そうではない様な気がする。ちょっと京都という所に行ってみたくなってしまった。何か違う空気を感じられるかもしれない。夢がまた一つ増えた。今まで全然関心無かった舞妓さんにも会ってみたいなあ。すごく厳しい世界らしいです、舞妓さんになるためには。ある人の写真を見せてもらったのですが、凄いんです、凄みというのか存在感が。圧迫感でもなく、暴力的でもない、写真家と舞妓さんが、確かな信頼関係で結ばれていて、ごく自然なんだけど緊張感があるような???言葉で表現できないものです、見ればわかります。みんなで京都へ行きましょう。そして京都の歴史と文化(文明ではない)を肌で感じてみましょう。頭でわからなくったっていいんです。ピピッと来るものがあれば。
 全然まとまりませんがこのへんで。
2005年9月9日 金曜日
久しぶりのネイチャーフォト
 最近ずっと風景写真ばかり撮っていた。今朝も3時10分に起きて、撮影をしてきた。3時半頃に現場に着き撮影開始、オリオン座が南東の空に輝いていた。撮影を始めて10分程で霧がかかってきたのですぐ移動、霧の動きは想像以上に早く、いいと思った所でも三脚を立てている間にもう霧の中、すぐ移動の繰り返し。旭岳の上にいい雲がかかり、ぶわーっと赤く焼けた。久しぶりに見た見事な朝焼け。その後で牧草ロールを撮影し家に帰ろうとしたら、今は実りの秋、田んぼが黄金色に輝いていた。きれいだった。あぜ道を歩いていたら、ふと昔の自分の感覚がよみがえってきた。朝つゆ輝く道ばたに、沢山の命の営み。トンボやクモ、ちょうちょなど、一年前は良く目にした光景がそこに広がっていた。
 「忙しい(心を亡くす)」と言う事をしないように生きてきたつもりが、自分の足元の営みさえ見えていない自分に気付いてしまった。畑にいる時はよく見えるんだけど(見えてるつもりだったかもしれないが)、写真を撮っている時は見てなかったんだな。もったいない生き方をしてきてしまった。もうちょっと自分に正直に生きてみようと思う。
 クモの巣に着く朝つゆ、これから雪が降る頃まで見られます。シロツメクサやムラサキツメクサ、ヒメジョオンなどは、寒さに強いので雪が降るまで花が咲きます(強い霜には負けますが)。雪が降っても虫たちはたくましく活動してます。風景だけでなく、小さな営みから地球全体の事まで想いながら仕事をしていきたいです。
 今朝の写真を見て下さい、朝つゆ輝くクモの巣です。この周りにはムラサキツメクサが咲き、モンシロチョウやモンキチョウ、ベニシジミ、アキアカネたちが飛び交っていました。そしてすぐわきには黄金色に光る田んぼが広がり、旭岳から流れてくる川の音が聞こえます。豊かなひとときでした。
 

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Last updated: 2008/12/30

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