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閑古鳥通信

2005年7月31日 日曜日
じゃがいも掘り体験、やってみようかな
 今年は、じゃがいもがいい。今日はジャガキッズレッドといういもを掘ってみた。まだ小さいものの、一株6玉位はそこそこの大きさになっていた。味は明日の朝、ふかしいもにして食べてみるが、収穫の楽しさは誰かと共有してみたいものだ。まだ種芋の値段がわからないので価格設定は出来ないけど、一株200円前後でやってみようかな。去年の種芋の値段からするとこの位の価格になる。
 もしやってみたい人がいれば、連絡下さい。収穫体験出来る品種は、ジャガキッズパープル・ジャガキッズレッドです。でも注意事項があるので、守れる人だけです。借りてる畑なので、他人に場所を絶対教えないで、なおかつ体験後に無断でその場所に勝手に入らず、こちらに身元をはっきり証明できる人だけです。
 今はまだ芋が小さいけど、小さい時と完熟して大きくなった芋とでは、味が全然違うので食べ比べてみるのもおもしろいかも。
2005年7月28日 木曜日
じゃがいも掘り
 今日、じゃがいもを掘ってみた。花が終わって茎がまだ青い色をしていたが、ちょっと食べたかったので試しに掘った。おやつに食べるのにちょうどいいよう、小さくなるように茎を沢山立てたのがうまくいって、小さいいもが出来た。品種はインカのめざめ。まだ完熟していないので味はちょっと薄かったが、舌触りも良く、いいいもが出来た。完熟したら、焼き芋やふかしいも、じゃがいものスイートポテトが楽しみだ。この品種は、濃厚な味が特徴で、栗のような独特な風味を持つ。八月中頃、完熟して味が濃厚になるのが楽しみだ。
 庭のベリー畑では、キイチゴが鈴なり。毎日のように収穫&味見で、ちょっと飽きてきた。娘は大喜びだが。山には、どどめ(桑の実)がいっぱいなっていて、今日も採りに行った。これまた娘が大喜び。もう少ししたら庭でグズベリーが収穫になる。これも楽しみ。
2005年7月20日 水曜日
どどめとり
 昨夜からの仕事が一段落して、午後、妻と娘と「どどめ」採りに出かけた。どどめとは、桑の実の事でして、お蚕さんの食べる葉っぱの木です。群馬の方言?この実が今食べ頃でして、大きさは5oから15o程で、完熟すると赤だった実が黒色になります。口に入れた瞬間に甘い果汁が口の中にじゅわあっと広がります。でも、場所によっては不味い物もあります。街の中や、道路沿いは不味い物が多く、山の中程おいしい実がなっていました。
 昔はどこに行っても桑畑があったのに、お蚕さんを飼う家が無くなってしまったために桑の木を探すのも一苦労です。でも何とかジャムを作れる位の収穫になり、妻も娘も大喜びだったので、いい一日になりました。ちなみに葉っぱも、天ぷらにしておいしいですよ。葉も実も健康食品です。
 今日みたいな何でもない日が大事なんだろうなあとつくづく思いました。
 もう一つ、山にマタタビのつるを見つけたのですが、ちょうど今花盛りです。マタタビの花ってきれいですよ。機会があったら是非見て下さい。木に絡まってる白い葉っぱが目印です。
2005年7月13日 水曜日
久しぶりの草刈り
 しばらくの間慌ただしい日々が続き、考える時間もなく過ごしていた。健康第一に生活していたはずなのに、精神的に目一杯の状態になっていたようだ。
 今日は天気も良く、心地よい風が吹いていた。木陰に入れば、シャツを濡らした汗もすーっと引いていく。畑仕事には、絶好の日だった。ずーっと気になっていた、カボチャ畑の草刈りに行ってきた。カボチャはすくすく育ち、まだ雄花だけだが花芽も見えた。カボチャの畝の周りは、背の高い牧草だらけ。そのお陰でカボチャは上につるを伸ばしていた。牧草をカマで刈り、刈った草をカボチャの株元に置いて行く。単純作業だが、一畝30分位かかる。その作業をしていると、いろんな事が頭に浮かぶ。今日は自分のやりたい事、生き様のような事を考えていた。
 都会生活をしていると時間に追われ、なかなか考える暇もなく流されていってしまう。自分はそうだった。お金は確かに稼げたけど、何か違うんじゃないかと思い続けていた。北海道に住むようになって、お金はないけどこれだと思える生活が見えてきた。その一つが仕事に対する考え方。今まではお金を稼ぐ事が仕事だった。今は違う。自分が生きていて楽しい事が仕事だと思えるようになった。お金は入らなくても、健康に生きて行ければそれでいい。食料を作り、加工し、保存し、冬を乗り切る力を身につける、それが仕事だ。お金を払う事でサービスや品物を受け取る事も大事な事だ。その為にお金を稼ぐ事も大事だ。だけど、それに頼って生きるのはどうかと思う。自分で出来る事は極力自分でやって、どうしても出来ない事やわからない事はお願いする、その位で生きて行けたら楽しい。仕事は与えられる物でなく、自分が生きるために必要なことをすることだ。自分にとって必要な物から順番にやっていけばいい。必要だと思った事でも、いやになったらやめてしまった方がいい、精神的に楽だ。お金なんて、一ヶ月に3万円あれば家族3人生きて行ける、それだけ稼げりゃ十分だ。そんないい加減な生き方をしていこうと、草刈りをしながら考えていた。
 今年も熊が近くの畑にいるらしい。足の大きさ35センチだって、農林課のおじさんが教えてくれた。早朝と夕方の作業はやめよう。熊とトラブルがあったら、間違いなく熊は殺されてしまう。そんな事は出来るだけ避けたい。
 明日も鈴とラジオを持って草刈りだ。明日はどんな事が頭に浮かぶかなあ。
2005年7月12日 火曜日
いちご
 今年はいつになく、いちごが豊作。毎日のように24pのボールにいっぱい収穫できる。娘は、初めは収穫が楽しかったようだが、今は2〜3粒その時に食べる分だけ穫ったら満足して、その後の収穫を手伝ってくれない。仕方なく大人だけでの収穫作業だ。
 ここに引っ越してきて以来、粘土で草も生えなかった所が七年でこんなにも豊かになるなんて、何て嬉しい事だろう。苦労が報われる想いだ。もっとも畑仕事は苦労とは思っていないが・・・。
 苦労と言えば、一番の苦労は我が家の畑を見て「起こせ」だの「草を刈れ」だの言う人との関わりだ。「うちはこういう方法でやっているのです」と言っても「それじゃあだめだ」と必ずと言っていい程言ってくる。草が生えていると、いい野菜は育たないそうだ。今日もこんな感じの人が訪ねてきた。もう説明はしない事に決めた。とにかく食べ比べて欲しい、うちとよその野菜を。もっとも、味の違いがわかる舌の感覚があるかどうかが、疑問ではあるが。
 いちごの味も違いますよ。甘いだけでなく適度に酸っぱい、心地よい味だ。ジャムも沢山作れそうだ。自家製パンに自家製ジャムに自家製お茶で朝食なんて、考えただけでわくわくする。本当の豊かさって、こんなもんなんだろうなあ。
 眠くなったのでこのへんで。おやすみなさい。
 

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Last updated: 2008/12/30

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