先日まで、娘はちゃんとトイレで用を足す事が出来ていた。出たい時に「トイレ」と言って、ちゃんとトイレに座ってから出す事が出来ていた。ところが今、ちょびっと漏らすようになってしまった。今までと何が変わったのか。普段の生活は変わったとは思えない。一つ思い当たる事は、郵便でベネッセコーポレーションから「しまじろう」の「トイレ特集」の案内が届いた事だ。
その記事の中に「トイレ」と言えない二歳の子どもの漫画が書かれていた。おしめが取れず常に漏らしてしまうのを「しまじろう」グッズで治してしまうと言う物だった。その中の子どもはトイレに座らせても出ないと言ってギャーギャー騒ぎ、結局漏らしてしまう。親もどうして良いのかわからず、しまじろうグッズを購入して手に入れたら、子どもも喜んでトイレで用を足せるようになって、親も楽になったというもの。
娘はそれまでちゃんと出来ていたのに、一回その漫画を読んだら出来なくなったのは、漫画に出てくる子どもと同じになってしまったようで、恐ろしささえ感じてしまった。トイレで出来なければ「しまじろう」がやってくると思ったのかはわからないが。
ずっと以前にもこの会社から同様の漫画(ギャーギャー騒ぐ子どもの記事)が送られてきて、それを読んだら娘もギャーギャー騒ぐようになってしまった。娘宛に来ている物だから、今まで読んでいたが、もう止めた。よくよく考えると、この会社の商品は、いかに子どもと付き合わずに、楽に子どもを育て上げるか、生身の人間ではなく、ぬいぐるみやテレビの中の物で育つようにするかをよく考えてあるようだ。
ぬいぐるみが言ってくれる事が嬉しいのか、自分の一番好きな親が言ってくれるのが嬉しいか、日本中の親に聞きたいです、「貴方なら、ぬいぐるみと大好きな人と、どっちの人(物)に言って欲しいですか」
関係ないけど今日の積雪70pでした。
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