ぬす人に取り残されし窓の月


  • 2006年山形市芸術文化祭参加作品
  • 良寛の句です。 良寛の住む五合庵というところに盗人が入って洗いざらい持っていかれたのですが、 窓から見える月はそのままだったという風流な句。 世俗の欲から離れ、盗人さえユーモアに変えてしまう人柄が素敵です。 句が気に入って、筆を一気に運びました。