しょうひんファンド【商品ファンド・Commodity fund】
具現化系
商品というと先物取引とかで大儲けとか大損とかの攻撃的な印象が強いかもしれませんが,ここではインフレに強い身近な投資先として守り重視で考えます.
株は長期で見るとほぼ確実に上がる予感がするのですが,商品についても同じことが言えるのかははなはだ疑問です.ニッセイコモディティファンドのパンフレットによると…
エネルギー 非鉄金属 貴金属 畜産物 農産物などで構成されるGSCI Light指数は
1987年を100とすると2006年で400です.だいたい世界株と互角のパフォーマンスですよ.
しかも,上がる時期下がる時期が株とはかなりずれているので分散投資効果が高いということになっています.
今後はどうかな.
人口増→需給逼迫(ひっぱく)→価格上昇
が,しばらく続くんじゃないでしょうか.しかし既に織り込んでいるのか最近は上がりまくりです.買わなきゃ損 損 状態で実力以上に買われ過ぎっぽいのでカクンと調整する可能性も高いです.でも予想以上に不幸な地球の未来に備えてちょっとは買っておきたいところ.
■現物
ガソリンとかお米とかトイレットペーパーとかを安いときに買いだめするとかいうのがソレですね.
保管とか考えると,金とか銀とかプラチナとかが現実的です.純金積み立てとか.
でも,さすが商品だけあって普通に消費税を取られます.手数料も高め.家に置いとくと不安だからと言って預けておくと保管料もけっこう取られます.
■先物
だいたいFXと同じ感じです.同じっていうか,もともと商品先物の方がFXより先輩ですね.
最低単位が高めなので幅広く分散するにはちょっと難しいかも.
例えば金は1Kgからですね.230万円くらい(2006年10月).ポンド/円のポジションと思えばそんなでもないかな.
ただ,半年だか1年毎にポジションが決済されるので,長期買いポジションを持とうと思ったら,そのたびに買い直さなければなりません.手数料が安いといっても面倒です.
230万円払って金1Kg現引きするなんていう技もあります.
普通に金を買うより手数料とかが有利ですが,どうなんだろう.そんなに金の割合増やしたくないし.
■商品ファンド
小額でも投資できて保管場所にも困らなくて商品の値上がりの恩恵が受けられるようなやつが商品ファンドです.株とかに比べると手数料とか信託報酬が高めです.
とりあえず,ニッセイコモディティファンドを買っています.
商品(コモディティ)価格が気になる方へ<資産設計への道>/マネックス証券
そしてこのファンドが連動するGSCI Light指数には金利が含まれています。
商品先物市場で運用をする場合、保証金を入れて売買を行うことになります。
例えば100のポジションを取るのに必要な保証金はその10分の1の10程度で済み ます。したがって残りの90は余った資金として短期金融市場で運用することが できます。ドルの短期金利は4%以上ありますから、90%が運用資金として使わ れると3%以上の金利を稼ぐことができるのです。
なるほど~.いいじゃん.
インフレ率が3%で金利が4%だとしたら,6%のリターンが期待できるってわけか.
あー信託報酬引かれるから5%弱か….悪くないかな.