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■2007年12月03日
「国の仕打ちに怒りの1万人集会in錦帯橋」に参加して
12月1日に、錦帯橋下の河原で標記の「国の仕打ちに怒りの1万人集会in錦帯橋」という集会が開催されました。
河原を埋め尽くした参加者の思い(キーワードは、怒)や井原岩国市長の話を聞くにつけ、岩国市並びに岩国市民に配慮を欠いたまま、また、藤田県知事や周辺自治体の反対を押し切ってまで交付金ほしさに受け入れを推し進めた大竹市の変節に疑問を感ぜざるを得ませんでした。

さて、昔から、日本人の美徳として「義を見てせざるは勇なきなり」とか「強きをくじき弱きを助ける」とかがしばしばあげられます。
岩国市は、新庁舎建設補助金の凍結で非常に苦しんでおられますが、言うまでもなく、その補助金は、もともとKC-130空中給油機の岩国移駐に伴うSACO予算として認められたものです。私は、国であれ何であれ社会生活(住民の安全・安心)の基本は約束したことは守るというきわめて当たり前のことにあると思いますので、凍結という岩国市が受ける理不尽な措置に対して、大竹市としては少なくても岩国市の足を引っ張るようなことは厳に慎まなければならないと思います。また、このような態度をとることにこそ、日本人としての美徳があるのでははないでしょうか。

ところで、国と地方の関係は対等であるといわれて久しくなります。対等な関係であるからこそ、私は、米軍再編問題を契機として国の専管事項である防衛と住民の安全・安心を第1義的に取り組んでいかなければならない地方自治体との間で積極的に論議を尽くし、折り合いをつけていこうではないですかと主張してきました。

私は、今からでも遅くないと思います。将来に禍根を残さないようにするため、国として「アメとムチ」を使い分ける前に、国の役割と地方の役割に関して地方自治体と地に足のついた論議をしていただきたいと望みます。

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