まずはeclipseが正常動作するかどうかを確認します。
「C:\dev\eclipse\eclipse.exe」を実行してください。
実行後、
(1) メニューバーが日本語で表示されていること。
(2) メニューバーに「Tomcat」メニューが存在すること。
を確認してください。
もし表示されていない場合には、eclipseのプラグイン設定に誤りがあります。
もう一度、セットアップ手順を見直してみてください。
eclipseの初回起動時に、ワークスペース(workspace)の場所を訊いてきます。
ワークスペースとは、いわゆるjspファイルやjavaファイルなどの開発ソースを置いておく
場所のことです。
本開発では、ワークスペースは「C:\dev\workspace\」とすることにします。
以下の手順で、eclipseがtomcatと連携するための設定をします。
(1) eclipseのメニューから、「ウィンドウ」−「設定」を選択します。
(2) 設定画面から、「Tomcat」を選択します。
(3) 以下のように、Tomcatバージョンとホームディレクトリを設定します。
(4) 同じく設定画面から、「Tomcat」−「Tomcatアプリケーション」を選択します。
(5) 以下のように、アプリケーションマネージャーのユーザ/パスワードを設定します。
xamppを使ってインストールした場合には、xamppユーザが作成されているため、このユーザを使用します。
eclipse画面上部にある「tomcat起動」アイコン(猫の絵のアイコン)をクリックします。
コンソールにいろいろログが出ますが、最終的に、
「200x/xx/xx 00:00:00 org.apache.catalina.startup.Catalina start」
というメッセージが出力されれば、ひとまず起動成功です。
ブラウザを立ち上げて「http://localhost:8080/」にアクセスし表示されれば成功です。
正常に表示された場合には、更に、このTomcatメニュー画面の左メニューから「Tomcat Manager」を選択します。
ユーザとパスワードには、「xampp」「xampp」をそれぞれ入力してください。
「Tomcat Webアプリケーションマネージャ」が表示されれば成功です。
「セットアップ」の章で事前にStruts2のサンプルアプリケーションファイル
(struts2-showcase-2.0.9.war)をコピーしていた場合には、この「Tomcat Webアプリケーションマネージャ」
から、Struts2のサンプルアプリケーションを実行できます。
「Tomcat Webアプリケーションマネージャ」内の「アプリケーション」一覧表の中に
「/struts2-showcase-2.0.x」というパスがあり、実行中ステータスがtrueであれば動作可能です。
このパスをクリックすれば、Struts2のサンプルアプリケーションを実行することできます。
(注) tomcatディレクトリとURLの関係
tomcat上で動作させるWEBアプリケーションは、すべて
(tomcatホームディレクトリ)\webapps
配下に配置します。
本解説でのパス設定では、「C:\dev\xampp\tomcat\webapps」となります。
今回配置したStruts2のサンプルアプリケーションは、struts2-showcase-2.0.9.war というファイル名であるため、
これに対応するURLは自動的に「http://localhost:8080/struts2-showcase-2.0.9/」となります。
つまりwarファイル名がそのままURL名にマッピングされます。これは、tomcatの決まりごととして覚えてください。
eclipse画面上部の「tomcat停止」アイコン(猫の絵のアイコン)をクリックします。
コンソールにいろいろログが出ますが、最終的に、
「情報: Coyote HTTP/1.1を http-8080 で停止します」
というメッセージが出力されれれば、停止成功です。