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恒星 |
星は、ガスと宇宙の地理が集まった、巨大な星雲の中で生まれるのだと、考えられている。 現在も宇宙のあちらこちらで、生まれ続けている。星雲は自らの引力によって収縮し、星の卵である原始星を形成。 原始星の中心でガスの密度と温度が高まり、核融合反応が始まり、原始星は星となり、自らの力で熱と光を作り出す。この状態の星を主系列星と呼ぶ。 恒星は天球上の位置を変えず、自ら輝いている星で太陽のような、水素を主成分とする高温の巨大なガス球。 重力により収縮しようとする力と、ガス圧によって膨張しようとする力が釣り合って形を保ち、中心部は非常に高温・高圧、核融合反応で莫大なエネルギーが発生し、恒星を輝かせる。 質量は太陽の約100倍の範囲にあり、質量が大きくなるほど、明るく、表面の温度が高くなり、青白い色になる。 地球から見た時の天球上の位置をほとんど変えないため、「恒(つね)にそこにある星」という意味で名付けられた。一般に恒星を中心に恒星系を形成している。地球が属するのは太陽系。 主系列星で、太陽の10倍以上の質量を持つ恒星は、温度が下がるに従って膨張し、赤色超巨星となり、上層部がさらに膨張。ついには、中心部がつぶれ超新星となり大爆発し、銀河一つ分に相当するような明るさで、輝く。この爆発により中心核の質量が比較的小さい場合には、中心核は押し縮められ超密度の中性子星になり、中心核の質量が太陽の2倍以上もある場合には、それ自体の重力で、さらにつぶれ、ブラックホールになる。 太陽と同じくらいの質量の恒星は、膨れ上がって赤色巨星となり、ついにはガス核を形成するようになって、高温の白色矮星となり何十億年もかけ温度を徐々に下げ消えていく。光を出さなくなると黒色矮星となる。 赤色矮星は質量の小さな恒星で、太陽の10分の1位の質量で、1000億年以上生き続ける。もっとも質量の大きな恒星は、100万年ほどで燃え尽きる。太陽は約50億年前に誕生したので寿命の半分をすぎたところと考えられている。 |
恒星の語源 |
「恒星」という言葉は、英語「fixed star」の和訳で、地球から肉眼で見た際に太陽や月または太陽系の惑星に見られるような動きを見せず、天球に恒常的に固定された星々という意味。 恒星は天球上で完全に静止しているわけではない。太陽以外の恒星は地球から数光年以上の離れた場所にあるため、見かけ上の位置変化は非常に僅か。 一方、太陽系内の惑星は地球との距離が短いため互いの公転による見かけ上の位置変化が大きい。地球から見ると、惑星は他の恒星との位置関係を変え、天球上を動いているように見える。 |
恒星の種類 |
<恒星の種類>
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