とぼとぼ 鎌倉 (その9)
散在ケ池森林公園〜覚園寺〜鎌倉宮〜岐れ路〜大巧寺〜本覚寺
いつもの様に市境界尾根を歩き散在ケ池を抜けた。ハイキングコースを利用し、朝の九時過ぎには覚園寺に向かう降り坂を、とぼとぼ歩いていた。 庚申塔の所で右折し先に進むと、小道の先に覚園寺が見えてきた。いつ来ても、覚園寺周辺の民家の庭先は、花と緑が溢れていて気持ちが良い。 |
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覚園寺 |
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門の奥に目にも鮮やかな緑の木立が観える。階段を昇り境内に入る。まだ、幾分時間が早いこともあり、先客は先ほどまで、私の前を歩いていた二人ずれだけだった。 覚園寺の次に立ち寄ったのは、鎌倉宮である。やはり、今年の春は何時もの年より、季節の進み方が早いようである。 観光の人達で賑う境内を覗けば、社務所前の八重桜は既に咲き出していた。 お宮通りをのんびり歩き、岐れ路で右折、金沢街道にでた。更に、宝戒寺の前から小町大路に入り、右手に鎌倉、江ノ島七福人の旗揺れる妙隆寺前を通り、”おんめさま”とも呼ばれる大巧寺に向った。 鎌倉駅から程遠くない場所にある、大巧寺には十時半前に到着した。 |
鎌倉宮 |
大巧寺 |
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本覚寺 |
大巧寺は”おんめさま”とも呼ばれるように、お産に縁が深いお寺で、若い女性や、子供連れの参拝客が多いようである。 また、この寺は境内は欠して広くないが、駅から近く、若宮大路を渡れば直ぐ来れ、いつ来ても季節の花々が咲いていて、ホッとする空間であり、私の好きな場所でもある。 天井に描かれた絵をのんびり観賞した後、今日最後の参拝先となる本覚寺へ向った。 |
えびす神と書かれた大提灯の下を、脇の仁王像に睨まれながら、首をすくめ潜り抜け、本覚寺の境内に入った。 本覚寺は、日蓮上人が島流しされた佐渡島から帰ってきて滞在した旧跡と伝えられている寺で、本堂脇に日蓮の分骨堂もある。 別称、東身延ともいわれている、本覚寺は眼病に霊験あらたかなお寺だそうで、最近目の疲れに困ぱい気味の私は、早々に参拝を済ませた。 海棠や八重桜咲く境内を通り、若宮大路に出てきた。さて、今日は大船辺りで軽い昼食を摂り、家に戻ろ〜か。 |