とぼとぼ 鎌倉 (その2)

荒井沢市民の森(皆城山)〜散在が池(鎌倉湖)〜太平山〜
獅子舞〜鎌倉宮〜荏柄天神社〜鶴岡八幡宮




皆城山展望台
 皆城山の展望台に着いたのは、家から歩いて30分ほど経った時だった。

 皆城山(標高101m)のある荒井沢市民の森は、市内に幾つかある市民の森の一つで、鎌倉市との市境界を成している。

 家を出た時から分かってはいたが、この晴天である。ここからの眺望は如何許りのものかと期待を持っていた。

展望台より観る富士山
  やはり期待に違わず、素晴らしい眺望である。
頂稜部に雪を頂いた富士山は流石に綺麗だ。

おまけに展望台周辺には、色着いた
ムラサキシキブの実が彩を添えている。

ふり返えれば、市街地が手に取るように
見える。生活の場の至近に、この様な環境が
残されているのは、ある種の驚きである。
 篠竹のトンネルを抜け市境界の尾根道にでた。

 尾根を下り、今泉不動のバス停脇に下りつく。バス停の前は散在が池(鎌倉湖)入口なのである。

 散在が池森林公園内、馬の背の小径コースを歩き、天園のハイキング道に繋げた。

散在が池

大平山からの下りで

陽光に輝く相模湾を眺望
天園ハイキングコースを大平山に向う。晴天の週末、土曜日である。
流石にハイキング客が多い。大平山への登り道では渋滞が発生していた。

大平山からは陽光に眩しく輝く相模湾を眺めた。富士山や、ふり返り観る
横浜方面には、ランドマーク・タワーを見晴るかすことができた。

天園休憩所(峠の茶店)も大入り満員の大盛況だった。

黄葉散り敷くハイキング道 (獅子舞にて)
 茶店の先で下り道に入り、いよいよ本日のコースのメインである獅子舞に向った。

 今年は台風の影響で、紅葉のハズレ年だそうだ。しかし、やはりこの獅子舞のコースは、他のハイキング・コースに比べると少し違うのである。

 銀杏の黄葉散り敷くハイキング道を歩き、空を見上げ もみじ の紅を目にした時、来て良かったと素直に感動できた。

鎌倉宮

荏柄天神社
国指定史跡でもある永福寺跡のススキの原を
右手に見ながら、瑞泉寺との分岐道まで下りて来た。

コートでテニスに興じる若者達を観ながら鎌倉宮(大塔宮)に向う。

辿りついた鎌倉宮には観光バスで到着したと思われる団体さん達の
歓声と観光ガイドのアナウンス声が風に乗って聞こえていた。

穏やかな陽射しの中、荏柄天神社へ向う。
やはり、天神さんもそれなりの人出で賑わっている。

大倉幕府跡の碑

鶴岡八幡宮
 清泉小学校角の大倉幕府跡・碑石前を左折し、
金沢街道にでた。道路は今日も渋滞状態である。

人ごみに塗れながら、東鳥居から八幡宮の境内に入った。
社務所前を通り舞殿へ向う。今日は何か行事でもあるのだろうか、
正装した人たちが舞殿の上に並んでいる。

階段下から眺めると、本殿への人波が物凄く感じ、
怖いほどだ。 台風の影響だろうか、
大銀杏の傷みが激しい。
銀杏葉の黄葉見物は、残念ながら今年は無理だろう。
帰路、若宮大路の段蔓を歩いて鎌倉駅に向った。

   つんの
とぼとぼ