秋の小道を歩けば
上郷市民の森 〜 本郷ふじやま公園を歩いて
ヒヨドリジョウゴ |
上郷市民の森から望む今日の眺望は、頭に雪を頂いた富士山と青く霞む丹沢山塊の姿だ。 富士山の左裾に見える突起は矢倉岳だろうか。 いつもより、空が高く感じられた秋晴の休日、ぶらりと散歩に出掛けた。 |
市民の森から下りてくれば、今秋もいつもの場所に鵯上戸【ヒヨドリジョウゴ】の赤い実が熟れている。 道端の秋草を愛でながら、のんびりと小道を歩くのは愉しいものである。 マク○ナルドでコーヒータイムの後、踵を返して本郷ふじやま公園に向った。 |
オオオナモミ |
ガ マ |
川岸に近い荒地の中にオオオナモミの特徴のある実をみつけ、懐かしくなった。 子供の頃トゲトゲの実を友達の服にくっつけたりして遊んだ記憶が蘇ってきた。 道脇の湿地に生える蒲【ガマ】の穂先も、秋風に吹かれ揺れていた。 |
木漏れ日射す本郷ふじやま公園を散策。 古民家の前より坂を上がり、頂上近くで山道の分岐に到る。 |
弓道場の方に下ろうとした時、右手に石碑があるのに気がついた。数基の石碑の中に、
”参明藤開山”と彫ってあるものが在った。参明藤開山【さんみょうとうかいさん】とは、
富士信仰で、天地の創造神であり、世の主宰である”富士の神”を祀るときにつかう、
言葉らしいのだが・・・。木漏れ日が射す石碑の前で、古き時代の人達の信仰心を感じた。