上北に春が来た
こんな所に水芭蕉



登山口に戻ってきた
今日の吹越烏帽子岳は風が強かった。
先程登山口に戻ってきた所である。
今年は例年に比べ黄砂の飛来が
多いようだ。下北半島の山々も
今日は煙ってみえた。帰り支度をして
車に乗り込みエンジンを掛け
走りだした。

小川を渡った所でふと思い出した。
この時期、水辺にあれが在るのでは
ないだろうか? ・・・ 水芭蕉である。
林道脇にはバッコヤナギの花も咲いていて
もしかしたらと思った訳である。
車をバックさせ道脇に停めた。

早速車外へ、再び登山靴に
履き替えアラゲヒョウタンボク咲く
脇を抜けブッシュを掻き分けながら
川沿いに入っていった。

アラゲヒョウタンボク

林道脇に咲く水芭蕉
小川の細流沿いに泥濘に
注意しながら歩いていくと
すぐに藪越しに白い花が
みえた。水芭蕉である。

この場所は私の住んでいる
所から僅か15分程の
所なのである。
  道脇にこんな所が在るのも
青森ならではということか。

水芭蕉というと尾瀬ヶ原 ・・・の
イメージが何処かにあった。
しかし、この地に来て生活の
場の傍らに咲く花になった
訳である。

 帰路、道脇に咲くキタコブシの
花が上北の春を演出していた。

キタコブシの花咲き春来たる

    つんの
とぼとぼ