山ツツジ咲く吹越烏帽子岳


 吹越烏帽子岳に山ツツジを見に行ってきました。吹越烏帽子岳は1ケ月ぶり7回目の山行であり、今回は前日の釜臥山に引続いての山行でした。そして、つい先程までは山麓の横浜町に広がる菜の花畑の見物をしてきたところなのです。菜の花畑の見物後、吹越烏帽子岳まで車を走らせ登山口に到着。さあ、また山歩きです。

オオバクロモジの緑鮮やか
 下北半島の陸奥湾と太平洋に挟まれた、この地にある吹越烏帽子岳も5月中旬となると、初夏の佇まいをして私を待っていてくれた。登山道に入ると道の脇にはマエズルソウ、チゴユリなどが咲乱れている。淡い黄緑色の花をつけたオオバクロモジの葉越しに緑の光線が頭上に降注いでくる。山道をさらに進むと路傍の木に絡んだ懐かしい三つ葉アケビの濃紫色の花を見つけました。

吹越烏帽子岳のヤマツツジ

アズマギク 咲く
 樹林帯を抜けると、いよいよ本格的な花のプロムナードとなる。目的の山ツツジも今が盛りと咲き誇っている。森林限界上の風衝帯の草原に咲くアズマギクも見事だ。そういえば昨日、釜臥山(かまふせやま)下山後、時間的に余裕があったので尻屋崎に周った時、尻屋崎灯台周辺の草原にもアズマギクが一面に咲いていたっけ。

花々を前景に野辺地湾(右奥)方面を望む
 花の小道を辿り、登りついた吹越烏帽子岳山頂は穏やかな陽射しを受け、ほんの二ヶ月ほど前と全く違った顔をしてそこにあった。山頂周辺もお花畑である。本当に穏やかである。先ほどのドライブの途中で買ってきた緑茶・ボトルのキャップを取り、ごくりと冷えたお茶を飲んだ。陸奥湾側を眺望すると麓の菜の花畑が良く見え、陸奥湾を隔て対岸の津軽半島が霞んでいる。振向き太平洋側を眺望すると、尾駮沼、鷹架沼を前景としてその奥に太平洋がヤハリ霞んで見えた。

       山行
一覧