林の区切り線
ようこそ【それなりログ工房】へ                             開設:2005年1月

ニュース & 雑記帳
2005年12月
天気マークの区切り線

最新の出来事、お知らせ、お便り、発見したこと、感じたこと、などを記載しています。


12月31日
フルログ作業小屋、無気力中(セルフビルド実践教室モデル)
やっと年末までに引越しできました。
でも、でもですね。引越ししたら一段落したせいなのか、それともティーピーよりも居心地がいいせいなのか、まったくやる気がなくなってしまったのです。
ティーピーにいたときは、他のことをやる気が起きないし、基本的に外気温と同じですから、飯を食うとすぐ外に出て何かしら作業をしていたのですがねえ。
小さなログとはいえティーピーに比べればかなり広いし、明るいし、暖かいので、外を見るだけで厳しさが身に沁みて感じてしまうのです。それで、ついつい出不精になって久し振りに本などを読んでしまうのです。まだまだ、窓、ロフトの床張り、小上がり、テーブル、棚などの室内作業が残っているのに、これはいいことなのか、まずいことなのか・・・。

数日住んでみましたが気温差が数度ありますね。
朝、外の気温が零下6度でも室内は零度くらいまでしか下がりません。ですから水タンクや残ったヤカンのお湯が凍ったりしないのです。日中は外が零度でも室内は3〜4度あります。
薪ストーブを焚くと、10度くらいまで上がります。15度以上にするには、かなりガンガンと燃やさなければなりません。すると腕くらいの細い薪はあっというまに無くなってしまうのです。最初のころは一日で一輪車一台分も必要でした。それでウォームビズでもありませんが、室温は12、3度くらいにしています。これでも十分に暖かいです。薪は10センチ径くらいが扱いも火持ちもいいし、1時間に1本くらいの割合ですむようです。
それにしてもブリキストーブは火が弱くなるととたんに寒くなります。すぐ暖まりますが、保熱力がないので燃料は食いますね。なんとか鋳物製を手に入れたいのですねえ。

(ログワークスクール2週間コース終了の方は無料でいつでも自由に参加できます。)

●いろいろやり残してしまいましたが
沢水も引けませんでした。それで風呂の移動もできません。水はポリタンクで運んでいます。
電話線の延長も来年になってしまいました。ですからティーピーに置きっぱなしですごく不便です。
電気はもともと100メートルも延長しているので電圧効果がひどく、冷蔵庫のスイッチが入るたびに電灯が暗くなります。それで仮設から本設にしてもらうことにしましたが、1か月くらい先になりそうです。
窓は、農業用の廃ビニールをもらったので、今度は隙間がないようにしっかり止めましたが、熱は逃げてしまいますね。。
補充薪も作れませんでした。雪に埋もれた木を掘り出して切ってみたのですが、氷や雪がついていて、これが日中でも融けないのです。なんせ一日中零下ですからね。それでストーブの周りで少しずつ乾かすことにしました。
(ついでですが、洗濯物は晴れていても外では乾かないことがわかりました。パカパカになってしまうのですね。)

今年は例年より早く雪が積もってしまい、さすがに年末は焦りましたね。余裕がなくなりいい加減な作業になってしまいましたが、とりあえずの仮作業小屋、仮住居ができたので、来年はジックリとやりたいですね。
悲しいこと、嫌なこともありましたが、真につらいと思ったことはありませんでしたね。
「手作りを遊ぶ」というテーマとしてのDIY、セルフビルド、ハンドメイドは実に充実した1年でした。自分の手で、とにかくやってみること、それなりにでもやってみること、これはじつに意義のあることだと感じています。お金は、あっても、なくても、できるだけ使わないこと。これも鉄則ですね。廃物探しや自然素材の活用もじつに楽しいです。これらのことは地球に対してもじつにやさしいことなのですね。いやああ、それなりの手作りはじつにいい!

ご協力いただいた数々のみなさま、励ましてくれた読者のみなさまに心より感謝いたします。来年もよろしくお願いいたします。
おたがいによい年を迎えましょう。 じゃ!
12月21日
●道具小屋、屋根張り中(セルフビルド実践教室モデル)
フルログ作業小屋はちょっと小休止。冬支度をせねば。

で、道具小屋の屋根をブルーシートから波板に張り替えています。ブルーシートは一夏越してだいぶ傷んできているので、ドカッと雪が積もるとやばそうなのです。
今日、前半分が終わりました。でも今夜から明日にかけて今度は太平洋沿岸を低気圧が通るようで大雪が降りそうです。いやああ、もうちょっと待ってほしかった!

垂木がいい加減に取り付けられていたので、その修正もあり手間取りました。まあ、作り直しですね.
トイレの屋根も張るつもりですが、こっちも勾配がなくいい加減な作りなので修正が必要です。人に手伝ってもらうのもいいけど、ちゃんと監督しておかなきゃいけませんでしたね。

よく考えたら、ログに引っ越すにはまだいろいろやることがありました。
沢水引き(これは水さえ汲んでくればいいんですけどね)。排水パイプと流し台の製作。今日シンクがもらえました。これでドラム缶は使わなくても済みそうです。煙突とストーブ台の製作と設置。電気の配線(これは延長コードで可ですが)。問題なのが電話線ですね。これが出来ないとちょっと不便なことになってしまいます。電柱がないので延長してくれるかどうか?いやいや、引越しはいつになることやら。

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●相変わらず野天風呂だけれど
最近は日が短いので暗くなってから入ってます。寒いので風のない日だけですが。以前は汲み置きで沸かしていましたが、最近は水を汲んだ直後に沸かしています。先日などは汲み置きしていた水が凍って3センチの氷が張っていました。
雪見風呂、月見風呂、星見風呂、流れ星風呂はいいもんです。入る前は寒いけど、入ってしまえばこっちのものですね。ぬくぬくとしばらく暖まってます。風呂上りは、もちろんビール風味です。

ところで、ログに引越ししてしまうと、風呂も引っ越さなければ不便です。風呂を引っ越すには沢水引きがどうしても必要になりますね。給水用のホースを100メーターほど買ってくれば済むことなのですがけっこう高いのですよ。だから竹をもらってきてあるのですが、いまだに節を抜いていません。
ウーム、困った。
12月17日
●フルログ作業小屋、ドア製作中(セルフビルド実践教室モデル)
入り口のドアを作る前に、とりあえずアプローチデッキと階段を作りました。これがあった方が作業がしやすいですからね。
本来のデッキはログの全幅にあわせるつもりなので、これはあくまでも仮設です。が・・・。

自動カンナが欲しかったですねえ。
自動カンナがあれば曲がりも直線にできるし、厚みも揃えられますが、値段がねえ。ちょっと高くて手がでませんでした。これがあればもう少しまともな仕上げになったかも?
製材屋さんから買った木材は荒取り寸法なので若干大きいのですね。本来なら乾燥させて癖を出してから表面をプレーナー掛けして規定の厚さにし、規定の寸法にカットしてするのですね。
今回は、買った材料をそのまま使っているので、曲がりや反りがあるし、厚みが不揃いなため、隙間や段差ができてガタガタな仕上げになってます。まあ、値段も安いし、これも味だと割り切ってますがね。

ブルーシート物置の荷物の引越しが終わりました。お手伝い希望の方が来てくれたので、材木の整理と、物置の荷物運びを手伝ってもらいました。これで、いつ潰れても大丈夫です。
なんか明日、明後日に掛けて年に一度あるかないかの寒気が来るそうですね。太平洋側への影響はわかりませんが多少安心です。この寒気が過ぎるともうこれ以上の寒気はないのでしょうね。これを乗り切ればこの冬は楽勝でしょうか。
いやいやいやいや、太平洋沿岸を低気圧が通ると、ドカ雪が降るのでした。今年の2月には50センチも積もったのでした。やっぱり冬支度をしっかりせねば。

ドアが完成すれば、薪ストーブを設置してティーピーから引っ越すつもりです。

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●カメムシとテントウムシが同居
ティーピー内で焚き火をすると、カメムシとテントウムシが乱舞します。
最近は気温が低いので、焚き火をしても10度以下なのでカメムシはあまり飛ばなくなりました。そのかわにテントウムシが飛び回っています。カメムシは15度くらいになると飛び回るようです。テントウムシは2つホシのヤツとホシ10個くらいのヤツがいますね。
どこに隠れているのでしょうね。カメムシなどは、カレンダーの紙の隙間や雑誌の隙間、布団の隙間など、とにかくあらゆる狭いところに隠れて(越冬?)いますね。ときには寝袋の中にいたりします。天気のいい日には陽干しているのですが、いつ入り込むのでしょうか?
12月6日
●フルログ作業小屋、1階床張り作業中(セルフビルド実践教室モデル)
いよいよ床張りです。これができればとりあえず住めるようになります。
床は断熱材を入れます。壁のように後から内張りが出来ませんから、まず下張りをして断熱材を入れてから上張りをします。下張りが今日完了しました。断熱材は自然廃素材です。

ついに雪が降ってきてしまいました。ここ2、3日で20センチの積雪です。ブルーシートの物置小屋(暖かいときのダイニングキッチン)が潰れそうになってしまいました。もう1週間待ってくれれば荷物を引っ越せたのですが、そう都合はよくないのですね。それで毎朝雪下ろしをしてます。

根雪にならなければいいのですが・・・。住めるようになっても、沢水を引いたり、薪も作らなければなりません。それに、ブルーシート張りの道具小屋やトイレ、薪小屋もトタンなどで葺かなければなりません。本格的に雪が降ってきたら持ちませんからね。まだまだ仕事があります。

これらが終わってから窓作りです。現在はビニールを張っています。雪は雨と違いかなり吹き込んでくるので、急遽籾殻袋を張りました。なぜ籾殻袋かというと安かったからです。70センチ×120センチが20枚で530円でした。農業資材は安いですねえ。さてさて窓はいつ完成しすることやら。

おっと、薪ストーブもありました。まだ入手してませんが、煙突や置き台、防熱処理もありました。いやいや忙しい忙しい。
春の頃の人手があればとっくに終わって、バストイレログや来春用の伐採ができたのですがねえ。まったく残念なことでした。

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●快適なティーピー
もう1か月ほど前からですが、ティーピーの煙対策をしました。
ヒントは屋根換気です。屋根内部の外側に近い方に空気の通り道があり結露を防ぐというものです。これは最近の気密住宅にも採用されていますね。これを応用したのです。
つまり、ティーピーの外張りと内張りの間に空気を流すのです。具体的には外側の地面から竹パイプを使って、内張りとの間に空気を入れたのです。最初からやるのなら、外張りを地面から少し浮かせ、内張りを地面に密着されればいいのですがね。
これは正解でした。今までは床周辺も煙かったのですが、これがまったくなくなりました。立たない限りは煙くないのです。いやあ、快適、快適。
ところが、最近雪が降りました。この雪でパイプが塞がれてしまったのです。それで毎日竹パイプを探し雪掘りをしています。

それから、雨の雫対策もしました。支柱を伝って流れてくる水が内張りの結び目から落ちてくるのです。この位置がちょう居住場所なのですね。それで雨が降るときはベッドにブルーシートを掛けて寝てたりしてたのです。今まで結び目をあれやこれやといじくりまわして内張りの外側に流れるようにしていたのですが、なかなかうまくいかなかったのです。
そこで発想の転換です。支柱の上部、つまり中心側になるところにロープを巻きつけて、そこから雫が落ちるようにしたのです。これで居住場所は濡れなくなりました。まあ、快適。
なんか、ログに引越するのが面倒になってきました。

ところで、ログに引越して薪ストーブを入れてしまうと、焚き火が出来なくなるのですね。この焚き火は棄てがたいので何とかしたいもんです。兼用型みたいな薪ストーブもありますが、あれもいまいちですね。やっぱり自作するしかないですかね。

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