林の区切り線
ようこそ【それなりログ工房】へ                             開設:2005年1月

ニュース & 雑記帳
2005年6月
天気マークの区切り線

最新の出来事、お知らせ、お便り、発見したこと、感じたこと、などを記載しています。


6月30日
●フルログ作業小屋、6段目刻み中(セルフビルド実践教室モデル)
東北地方北部も約2週間遅れでやっと梅雨に入りました。ログのほうは雨や丸太の入荷遅れで5段目で停滞しています。
この間、梯子や足場板作り、カービングなどをやっていました。梯子は例の10センチ径くらいの間伐材をもらってきてそれで作っています。カービングはおもにプランターボックスや飾り台などですが、それぞれ味のあるものが出来上がりました。とりあえず見本として展示しておく予定です。

昨日、丸太も入ってきましたので、これから6段目の作業に入ります。
ついでに40〜50センチ径ほどのタンコロ(根元の端材)も10個ほどもらいましたので、あらたなカービングも楽しめそうです。

(ログワークスクール2週間コース終了の方は無料で参加できます。)

●門柱がちょっと変わりました
作業の合い間に作りつづけていた門柱を設置しました。
これで入り口の左右に太い杉丸太が2本建ちました。右側には焼きすぎたフクロウのカービングが乗っています。左側には削りだしの樹上丸太小屋が乗っています。ですが・・・地元の人たちは氏神様だと思っているようです。賽銭箱でも置きましょうかね?

まだ半完成品で、もうちょっと手を加える予定です。

●高すぎるウマをウマいこと使ってます
タケちゃんが作った84センチの作業ウマ、これがもてはやされています。曲面カンナで丸太を剥くときに腰が痛くならないということでみんなが愛用しているのです。70センチのウマに15センチのタイコ引きの端切れを乗せて高くして使ったりもしています。
確かに腰が痛くはならないのですが、ボクには腕が疲れすぎます。安定性がよくないのでときどき倒れたりするのもヤバイのですが・・・。
まあ、何んにでも利点はあるようなのです。

●正調ウグイスのさえずり
早朝のウグイスの鳴き声を楽しんでいます。1匹だけがテントの近くでさえずるのです。
春のころに比べると格段に進歩していますね。「ホー・ホケキョッ!」の「ホー」も高低2種類を交互にさえずります。バリエーションとして、「ホッ・ケキョケキョ!」や「ケキョッ!・ケキョッ!・ケキョッ!・・・・・・・」などをとり混ぜたりするのです。お気に入りは「ピピピピピピピピ・・・・・・・・・・・・ケキョッケキョッケキョッケキョッケキョッ・・・・・・・・」という長〜いさえずりです。ナカナカのもんです。
それにしても毎日鳴いていて、相手がみつからないのでしょうか?こう思うとなんかわびしいですね。うちにも毎日泣いているのが3人いますが・・・。

「ホット・トギス」のホトトギスは夜も昼も、飛びながらも鳴くのですね。ウグイスに比べると品がないです。暗くなると、ときどきヨタカがわめきにやってきます。突然「ギョッ!ギョッ!ギョッ!」と大きな声で鳴くのでギョッとさせられます。
夜は、フクロウの低い「ボー・・・ボホッホ・ホッホー」がいいですねえ。
6月23日
●フルログ作業小屋、5段目刻み中(セルフビルド実践教室モデル)
4段目が完成しました。
四隅の高さを合わせたら、大きな修正もせずに、なんと5ミリ差に納まったのです。
結構いい加減に積んでも大丈夫なのですね。いや、これはボクの経験と勘の賜物なのですよ!?。

ということで、現在は5段目に入っています。最近ちょっと太目の丸太が入ってきたので中太りのログになりそうです。
4段目からは人力で持ち上げるのが限界になったのでユンボを使っています。

(ログワークスクール2週間コース終了の方は無料で参加できます。)

●山の方が暑い
先日の夏至の日、すごく蒸し暑かったので、午後から休みにして海水浴でもしようということになりました。(天気予報の結果では29度でした。)
しかし海にいってみると肌寒いのです。短パンにTシャツ姿で行ったのですが、長袖を羽織る始末です。さすがに海水浴は中止して海岸見物だけで帰ってきました。
白砂の海岸あり、岩場があり、玉砂利あり、漁港あり、海水浴にも釣りにも、海遊びにいいところがたくさんありました。夏が楽しみです。

●孤独なホタル
10日ほど前からホタルが出没するようになってきました。ただし1匹だけなのです。恋人を探すにも相手がいないようなので、青白い幻想的な点滅もむなしさを感じます。
うちにも同じようなホタルが3人いますが・・・。
6月14日
●フルログ作業小屋、1段目刻み中(セルフビルド実践教室モデル)
土台が完成しました。
現在は横方向のハーフログ2本が乗り、縦方向のシルログ4本をセット中です。

当初の計画はワンルームだったのですが、実習生の要望で左右中央にアーチ型の間仕切りを設けることになりました。
これによりノッチ(丸太の交差点)が4か所から6か所になり、手間も増えますが、勉強材料も増えました。

ボクが画いたのは基本的な平面図(間取り)と矩計図(かなばかりず=建物の断面図)だけなので、律儀な実習生は立面図や基礎、土台の図面などを自主的に書いたりしています。
しかし、最終的にはその図面どおりにもならず、基礎の位置が変わったり、大引きなどは1本1本刻み方が違っていたりしています。
建物の高さや窓の位置、大きさなども決まっていないのですが、そろそろドアの位置だけは決めなければなりません。2段目の木取りに影響しますからね。

実践教室ですから、みんなの意見や疑問を聞きながら、教科書的な方法や実践的な方法などを取り混ぜて実施しています。

(ログワークスクール2週間コース終了の方は無料で参加できます。)
6月10日
●フルログ作業小屋は土台刻み中(セルフビルド実践教室モデル)
カラマツの独立基礎は完成しました。現在はヒノキ土台の刻みと床の大引き(この上に根太を乗せて、床を張る)の刻みをしています。まもなく完成です。来週からはログ積みに入ります。
(ログワークスクール2週間コース終了の方は無料で参加できます。)

●厄介もんが多い
5月初めの暖かい日にはブヨが体の周囲をムンムンと舞い、ときどき刺されたりました。蚊のよりも大きく腫れるのですね。小型のハエのような格好をして刺すとは気にくいません。
5月下旬ころになるとススメバチがブブブブ、ブンと頻繁に現われ、体にまとわりつき3周半くらいしていきます。目の前5センチくらいでホバリングなどされるとゾットしますね。刺されなきゃ扇風機がわりにもなるのですが、コイツは怖いです。じっと飛び去るまでただやだ耐えるのみです。
アブはいまのところあまり見かけません。
それから蟻です。5ミリくらいの小さいヤツですが、ティーピーの中やテーブルの上、買い物袋の中などあらゆるところに集団で住み着いています。食べカスすなどを狙っているんでしょうね。この嗅覚にはオドロキます。まあ、刺さないのだけが救われます。2センチくらいの大きいヤツもいますが、こいつらはゾットさせるだけで悪さはしません。
一番やっかいなのは、カラスです。早朝から電柱の頭に止まってカアカア、カアカアと目覚ましコールをするのです。そしてビールの空き缶の入ったスーパーのレジ袋や食品の空箱、タバコなどあれやこれや突っつきまわし、散乱させていくのです。日中でも人影がないとやってきて荒らしていくのですよ。最近はカラス退治の検討会議を毎日開催しています。
(どなたかいい方法があったら教えてください。)

●山菜のミズはナカナカいけます
近所からミズを沢山もらいました。ちょっとかじってみたらスジっぽかったので敬遠していたのですが、青森のシロさんから調理法を教えてもらいました。
フキの皮を剥くように剥いて軽く茹でてオヒタシにします。これを酢醤油とワサビで食べると実にうまいのです。シャキシャキ感と根元の赤味のかかったところのヌメッと感で病み付きになりそうです。根っ子が付いていたので、これを沢に植えてみましたが来年でるかどうか。
そのほか、ウルイ、三つ葉アケビの新芽のオヒタシ、フジの花の天ぷらなども実にうまいです。
6月5日
●フルログ作業小屋は水盛り・遣り方中(セルフビルド実践教室モデル)
地縄張り(建物の位置を確定)をして、外側足場分を広げて再整地し、水盛り・遣り方(基礎などの位置と水平決め指標)が完了しました。
現在は独立基礎の穴掘りと基礎丸太の防腐処理、土台の刻み準備などをしています。
(ログワークスクール2週間コース終了の方は無料で参加できます。)

●シロさん入校
青森からボクと同じ年配の方が入校しました。2週間コースを1週間ずつに分けて受講しています。
将来は自分の山の間伐材で遊び小屋を作りたいそうです。

●野天風呂は快適
湯船が広くなったので満天の星空を眺めやすくなりました。(以前は北西の方向で固定されていました。)
外の電気を消すと暗闇に星が浮かび上がってきます。天の川もはっきり見えます。湯船の中でグルリ、グルリと巡りながらそれを楽しんでいます。ビールも持ち込んだりして、ときどき寝てしまう者もいます。
湯上り後は焚き火の前でビールを飲みながらほとりをさまします。そしてテントに潜り込み、頭を外に出してタバコをくゆらせ、星を眺めながら自然に眠りにつくのであります。
ログハウスなんて永遠に完成しなければいいなあ・・・などと思ったりもします。

※最近は暖かくなったので、朝昼晩、外で焚き火をして、食事も外でしています。

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