林の区切り線
ようこそ【それなりログ工房】へ                             開設:2005年1月

ニュース & 雑記帳
2005年4月
天気マークの区切り線

最新の出来事、お知らせ、お便り、発見したこと、感じたこと、などを記載しています。


4月30日
●ググ、ウッ!
春の繁殖期のようです。溜池にヒキガエル(ウシガエル?)が数匹固まって浮いていました。その回りにもチャンスを伺うように2〜3匹取り巻いています。
ググ・・・ググ・・・。そして時折、ウッ!っという鳴き声を発したりもするのです。
(セルフビルド実践教室のページに写真があります。)

●ピコンピコン
斜面での溝堀作業中にブルルン、ブスブスブスブス・・・。ユンボのエンジンが突然停止してしまいました。エンジンはかかるのですがすぐに止まってしまいます。
初めてのことだったのでドギマキしてしまいした。「困ったなあ。誰に相談しようかなあ?」などと焦るばかりです。
しばらくして落ち着きを取り戻したあと、よく考えてみると燃料系統が怪しそうでした。それで観察してみると燃料系統の流れがわかってきました。
燃料タンクには、傾いているとはいえ燃料メーター(透明バイプ)は1/3くらい残っています。それで燃料フィルターを疑って取り外してみたら、軽油は赤茶色になって底にサビが溜まっていました。これだ!と思って灯油で掃除しました。
しかし、ここにサビがあるってことは、燃料タンクもサビがあるはずなので、ドレンコック(水抜き栓)を回してみたのですが、何も出てきません。サビで詰まってしまったようなのでドレンコック自体をはずそうとしたのですが、残っている軽油がドッと出てきたら受けきれそうにありません。
それでエンジンに行っている燃料パイプから抜こうと考えて外したのですが、こちらからも何も出てきません。「エ!なんで?」。ここも詰まっているのかとおもって、口で吹いてみたら、スーと息が抜けて、ボコボコという音が聞こえません。「エ!油面より上にあるのかあ?まさかあ、そんなあ?」(結果的にはこれが原因で燃料切れなのでした。ここまでで、昼から3時過ぎまでかかってしまいました。)
夕方、砕石屋さんと、スーパーを回り、材木屋でユンボのエアー抜きの要領を聞いてきました。山林の斜面作業では燃料は半分になったら補給するのが常識なのだそうです。
翌朝、タンク内をキレイにしたかったので、燃料メーターのパイプの上部をはずして燃料を抜きました。やっぱりサビだらけで、半分は水みたいでした。鍋に受けて18リットルのバケツに移してもまだまだでてきます。それでもらってきていたドラム缶に直接流し込みました。中が見えないのではっきりはわかりませんが、50リッターくらいは残っていたようです。
その後、ドレンコックを外し、上澄みのキレイな軽油をタンク内に流し込み内部を簡単に掃除しました。そして、近所のスタンドに電話をしてタンクローリーで配達をお願いしました。
来てくれたスタンドのオッチャンもユンボが詳しかったので、直接エアー抜きの方法を指導をしてもらいました。「そこのネジを緩めて、こっちのポンプをピコンピコンすんだ。油が出てきたら、ネジを締めて、ピコンピコンをねじ込んでおくんだ。オッ、ピコンピコンはもういいよ。エンジンかけてみな。」
(と、標準語風に書きましたが、ピコンピコン以外は想像です。あっ、ピコンピコンはポンプを押すことです。)で、無事、復帰したのです。
それにしても、毎日「燃料燃料ヨーシ!××ヨーシ!・・・」などと、指さし呼称点検をしてたのにまったく役に立たなかったのでした。無知とは恐ろしいですね。最近、世間を騒がしている事故などもこんなケースなのかもしれませんね。

●コリコリ、チリチリ、パラパラ
最近ティーピーの上のほうから音が聞こえます。最初のころは小雨の音かなあ?と思ったりしてたのですが、その音はだんだん激しくなってくるのです。
そのころからでしょうか。朝起きると、部分的に灰が降ったように白くなっているのです。たぶん焚き火台の灰が風で飛ぶのだろうと、吸気孔を閉じたりしたのですが、効果がありません。そして、その灰は少しずつ移動しているようなのです。
1週間もしたころ。ティーピーのタープを張るとき長すぎた竹を切った、その切り端を燃やすために割っていたところ、中から虫の幼虫が沢山でてきました。太さ5ミリ、長さ2〜3センチもあります。
原因はコイツだ!と直感しました。竹食い虫はますます激しくなっています。シロアリではなく竹食い虫攻撃でこのティーピーが潰れるのも時間の問題かもしれません。

●イッキ、パー!
ゴールデンウィークの最初の2日間、自宅に戻ってきました。
前回積み残しの荷物を持ってくるためです。冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、米びつ台、作業台などと、森の妖精?です。
早朝出発して、翌日の夕方には戻ってきました。とんぼ返りです。
出発するとき、妙に風景が変わっているような気がしました。なんと、隣家の桜数本が一気にパーっと満開になっていたのです。昨日まではまったく開いていなかったのにですよ。
この日は非常に熱かったのですね。南下するたびに、ダウンベストを脱ぎ、フリースを脱ぎ、シャツを脱ぎ、ついにはTシャツ1枚になってしまいました。あまりに熱いので、エアコンを入れたのですが、まったく冷えません。どうも故障しているようです。いやああ、参りました。
翌日は北上するたびに、反対に1枚ずつ着てきました。
それにしても片道450キロメートルはちょっとキツイです。もちろん下道です。

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4月21日
●お風呂は桧入り風呂です
ある人が風呂の心配をしてくれましたのでお答えしておきます。
心配しなくても、ちゃんとお風呂には入ってますよ。ときどき。
ここから山越えした10キロメートルほど先に500円の桧(ヒノキ)風呂があります。ラーメンとセットだと800円です。サウナもあります。タオルも無料です。効能なども書いてあるのです。
湯船には弁当箱くらいの桧の木片が10個ほど浮かんでいます。
ある日、あまり香りがしないようなので、どのくらいの間隔で取り替えているのか聞いてみました。
そうしたら、効果がないですか?って逆質問されてしまいました。
ウーム・・・・そういうことじゃないんですがねえ・・・。

●時報代わりのチャイム
朝6時「鐘の鳴る丘」、10時12時3時は「野バラ」、夕方5時は「夕焼け小焼け」が流れます。
時計を持たない身としては、朝8時にもあると嬉しいのですが、なぜか流れません。
あとで交渉してみようと思っています。
とはいっても、ユンボやチエンソーを使っていると聞こえないんですがね。

●テレビもないけどラジオも・・・
AMラジオが受信できません。FM局は3局はいりますが、2局は宮城県からのものです。
NHKが一番よくはいるので必然とそればっかりになってしまうのですが、クラシックと演歌が多いので閉口しています。ニュースなどは1日3回くらいが20分間だけです。
休日などは囲碁の実況中継なんかやってます。初めて聞きました。「シロ、3・5×××、○○○」などと言うのです。
これを聞いている人はエライ!と思うけど、聞き逃したらどうするんだろう?心配しちゃいます。

●機械はよいよい手作業はつらい
山林の潅木伐りは刈払い機を使っています。3〜4センチくらいまでは簡単に伐れてしまいます。
調子でのって伐っていると散乱した潅木の片付けが大変です。刈払い機を使っているときの快適さにくらべると地獄ですね。

ユンボはさすが強力で力持ちです。これを使ってしまうと、人間の非力さを思い知らされます。
でもこれはオモシロイんですね。まるで大人のオモチャです。だんだん馴れて慣れてくると、小さな石でもユンボで動かしたりします。まったく怠け者になってます。
それにしても労力も減るけどお金も減るんですね。

●電気代もバカにならない
炊飯器、電気ポット、それに冷蔵庫がはいって文化的な生活に近づいてます。CDの使えないCDラジカセやパソコン(当然インターネットに繋がっています)もあります。
ある日、突然パチッ!と音がして電気が切れてしまいました。いろいろ点検したら電線が焼き切れていました。10アンペアでは容量が足りなくなったようです。
後日、19アンペアのFケーブルに取り替えました。

ところで、今までは仮設電柱で電気を引いていましたが、請求書を見てビックリしました。
定額制ということは知っていたのですが、7000円を超えるなんて思ってもいなかったからです。
それで、電力会社に従量制(メーター制)に変更できないか相談にいきました。すると意外とあっさり変更に応じてくれました。最初はダメだと言っていたのに。
その当初からティーピー暮らしなんですがねえ。これ、何故でしょう?・・・。

●ティーピーは建物ではない?
調理はプロパンガスを使っています。
今まではキャンプ用の2キロの小さいボンベを使っていたのですが、ついにガスが切れてしまいました。ガスを補充してもらおうとガス屋さんに持っていったら、充填期限切れで再検査が必要なのだそうです。
そして、年数が経ちすぎている(20年?)ので毎年検査なのだそうです。
結局、その検査費用などを考えると、新しいボンベにしたほうが経済的だということになりました。
こんどは8キロのボンベです。これは屋内用の限度だそうです。で、15000円の出費でした。
ちなみに、メーター制にはできないのかとたずねたら、壁がないからダメだと言われました。
ティーピーでもシートの壁はあるのですがねえ・・・。

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4月14日
●丸太を100本ほど注文しました
やっとログ作業小屋の構想がまとまったので近所の材木屋さんに杉丸太などを注文してきました。基本的に4メートル材と6メートル材にしました。
コスト面から4メートル材を繋いで使おうと思っていたのですが、6メートル材の径を若干細くすることで、同じくらいの価格になりました。材木屋さんのアドバイスにも感謝です。
ログの大きさは3間(間口)×2間(奥行)です。壁の丸太を全部横積みしていきます。だいたい14段くらいになる予定です。
セルフビルドを目指す人は最初から参加したほうがいいですよ。5月中旬ころまでには建てはじめられるでしょう。

●セルフビルド実践教室の第1号参加者
北海道からヤゴちゃんがやって来ました。彼は富良野にログペンション(民宿?)を造る予定で、現在土地を交渉中だそうです。
ヤゴちゃんは「ふらんこにあログスクール」の去年の生徒さんです。新潟県村上市にあるこのログスクールとは姉妹校の関係になっています。ここの永久会員はセルフビルド実践教室に参加できるのでやってきたという次第です。(ただし人数制限などがあります。)
さて、あと何人来るか楽しみです。

●サイホンの原理
暇人からの投稿がありました。彼は東京の方にいるカヌー仲間です。酒を呑まないときは結構まともなことを言うのヤツなのです。彼からのメール文を転記します。
「ひまだったので読みましたけど・・・最初に出てこないのは、ホースに空気が入っていただけだと思います。水を入れたホースでやれば一発だったと思いますよ。ホースが水で満たされれば、途中が取水口より高くなっても水は出てきますよ。但しホースの中に空気が入った場合は、内部の気圧と外気圧(排水口にかかる気圧ですね)がバランスを取ろうとするので、水が流れなくなりますけど。」
そうなのだそうです。わかりました?

で、その後取水口を変更したので、もう一度引き直すことになりました。
その結果、どんな地形でも通用するコツを会得しました。それを紹介しましょう。
まず取水口より一段低いところにホース全部(この場合は50m)を集めておきます。そして取水口にホースを接続するのです。すると高低差がありますのでホースの一方から水がでてきます。
この水を出したまま、引きたい場所までホースを伸ばしながらもっていくのです。これなら途中にデコボコがあっても大丈夫です。
太いバイプだったり、もっと長いホースの場合は、水を出しながら途中でつないでいくのがいいですね。いやあ、水引きも奥が深いものです。

後日、地元の人に聞きましたが、一旦引いてしまったホースから水を出すには、出口から強制的に水を注入するのだそうです。ポンプなどが必要になるので素人には現実てきではなさそうです。

●強風注意報にも耐えました
倉庫のタープを補強した後、強風が吹き荒れました。仙台では瞬間風速30mだったとか。
室根の天気予報の実績では8mでしたが、感じでは確実に15m以上はあったと思われます。
風にあおられてタープがばたつき、その結果しょっちゅうロープが緩みました。結局1日中、ロープを張りなおしたり、ペグを打ち直していましたが、無事耐えてくれました。
ただ、その都度メンテナンスをしていなかったらどうなったかわかりませんがね。

●ティーピーは雨対策が必要
ティーピーを建ててから始めて雨に遭遇しました。今までは雪だったので、多少入ってきてもそれほど深刻ではなかったのですが、雨は始末が悪いです。
寝ている最中に突然降りだしたので、全開だったフラップを閉じました。で、安心してまた眠ったのですが、翌朝布団などがびしょ濡れになっていました。中央部には焚き火台など濡れてかまわないものが置いてありますが、周辺部は濡れたら困るのです。
原因は、内幕を止めているロープの結び目でした。濡れた竹のポールを雨が伝わってきて、結び目で雫となって落ちるのです。雪ならそんなことはなかったのですがね。それで、結び目の先端を可能な限り外側に向けました。
最終的には、外に出ているポールに雨が当たらないよう傘をつけることを考えています。

ちなみに、物置のタープにもたっぷり水が溜まって、ホルスタインの乳房のようにボヨヨンと垂れ下がっていました。その重みでポールも内側に傾いてしまいました。タープの水落し処理をしていなかったためです。いやいや、実際の場面に遭遇してみないとわからないものです。
つくづく危機管理の大変さがわかりましたが、この程度ならいいですよね。

                 ★ログワークスクール開校中です
4月6日
●まずは物置
潰れていた物置を立て直して補強しました。こんどは梁も渡し、黄と黒の縞模様のトラロープでステーを張りました。(トラロープは本来標識用らしいのですが、安いので使ってみました。)それにブルーシートの補強のためマイカ線(ビニールハウス用のビニールを固定するもの。これも丈夫で安いものです。)をタープの上に張りました。風のあおりを押さえるためです。
これで、車満載の荷物を降ろすことができます。
ただ、この場所は風が当たりやすいのでまだちょっと心配です。整地が終われば引っ越すのですが、それまで果たしてもつかどうか・・・。

●トイレも設置
トイレは穴を掘って3方をブルーシートで囲んだだけです。なぜ3方かというと用足し中に景色を見るためです。もちろん人目は避けるようになっています。開放感があってナカナカです。せっかくの自然の中ですから窮屈にする必要はありませんよね。

●沢水も引きましたが
近くに水場が欲しかったので、中央の沢から50メートルほどホースで引っ張ってきました。これで流し台があるといいのですがねえ。必要なときには無いものです。
ところで、サイホンの原理というのがあります。ホースの両端の水の高さは同じになる、というアレです。沢の取水ポイントは出口より高いところにあるのですが、水が流れないのです。
しばらく試行錯誤しましたが、途中が少し高くなっていました。でも取水口よりは低いのですよ。それで試しにその部分を低いところに移動してみました。なんとそうしたら流れたのです。これはどうしてなんでしょうね?一旦流れたら、また元道理に戻しても流れるのですよ。現実は理屈道理にはいかないもののようです。

●頭上でパチン、カラカラ
コナラの木の上の方でときどきパチンと音がします。何度も聞こえるのでしばらく見上げていました。パチンの後にカラカラと何かがヒラヒラと落ちてきます。探して拾ってみました。それは巨大な(10センチくらい)枝豆みたいなサヤでした。コナラにこんな実がなるわけないなあ、と思ってよく見ると、太いツルが巻き上がっていました。このツルの実だったのですね。
パチン音の後、ポトンと物置のタープの上に何かが落ちてきました。拾ってみるとそれは扁平の飴玉のような種でした。樹高6、7メートルから10メートルも飛ばしてくるのです。子孫繁栄のためにスゴイことをやるもんです。

               ★ログワークスクールは開校してます。
4月3日
●作業を再開しました
やっとアルバイトも終わり、ログ工房の建築作業に取り掛かかれることになりました。
まずは、伐採と整地ですが、その前にユンボを運んでこなければなりません。

●雪はまったくありません
今週からは気温もだいぶ高くなるようです。とはいっても10度前後ですがね。先週までは数度でしたからだいぶ暖かくなったわけです。桜はまだ先のようですが、やっと春らしくなりました。

          ★お待たせしました。ログワークスクールも開校します。

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