RocketWorker

NOVEL

daisy-chain page4

 
 




どうしたらいいか、わかんなかった。







昨日、なぐられるかもしんない

ってぐらい、せんぱいを怒らせちゃった。



ひどいことされたけど、

ほんとは寂しいんじゃないか、って思った時から

せんぱいのことが気になって気になって・・・



だから、そのことを

ちょっと聞いただけだったんだけど、

昨日みたいなことになっちゃって・・・・・



もう、僕はせんぱいのとこに

行かない方がいいのかな。







放課後。



もう会わない方がいいのかも

って思ってたのに、校門のところで

せんぱいが出てくるのを待ってる。



なんか、すごいしつこいヤツって

自分でも思うんだけど

まっすぐ帰る気にはならなかった。



学校からせんぱいの家へ行く道は

これ一本しかないから、

ぜったいせんぱいはここを通るはず。

今日は僕のクラスの先生が休みで終礼がないぶん

早く教室を出ることができたから、

さきにせんぱいが帰っちゃってるってことは

ないと思う。



———あっ!!!



せ、せんぱいがきた・・・



声をかけるんだ、って思ってたのに

せんぱいの姿見たら

なんか、反射的に電信柱の影にかくれちゃった。



ど、どうしよ・・・

やっぱりせんぱいのこと見たらきんちょうする・・・



せんぱいが近くまで来た。

僕のことには気付いていない。



こえ、かけようかな・・・・・












「あの、せんぱい!」



「ん?」



せんぱいの足が止まった。



「・・・・・」



やっぱり、せんぱいは無言のまま。



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



僕の方も、なんって言えばいいか

わかんなくなっちゃった。



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



僕はせんぱいの顔、せんぱいは僕の顔、

じっと見つめたまま。

そんな僕らのことを周りの人は

不思議そうに見て歩いてく。



「・・・・・」



———・・・・・え?



いきなり、何にも言わないで、

せんぱいが後ろ向いて歩き出した。



何か言わなきゃ、って思うんだけど

やっぱりなんって言ったらいいのかわかんない。

そうしてる間にも

せんぱいの背中はどんどん小さくなっていく。







「ま、まって!」



なんか、身体が自動的に動いた感じだった。

いっぱい人がいるのも気にしないで、

僕は大声でせんぱいを呼んだ。



少し走って、せんぱいに追いつく。



「・・・・・」



僕の方を見てくれたけど、

やっぱりだまったまま。



「あの・・・」



今度こそ、言わなきゃいけない。



「せんぱい・・・、

 ボクのはなし、聞いてくれませんか・・・?」



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



せんぱいが、どう答えてくれるか

すっごく不安だった。

でも、僕はずっとせんぱいの顔を見てた。



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・・・なんだよ」







よかった・・・



いつものせんぱいらしい、

すっごくそっけない返事だったけど、

その答えがうれしかった。



「あの・・・

 僕、前にせんぱいのお父さんのこと

 聞いたりしたけど・・・・・」



「・・・・・」



「その・・・・・」



「・・・・・」



このことを、自分から話すのは

初めてだった。



「僕も・・・、僕んちも・・・・・、

 お父さんもお母さんもいないの・・・・・」



「なっ・・・・・!?」



せんぱいの、びっくりしてる声が聞こえる。



このことはあんまり人に話したくなかった。

だから知らず知らずのうちに

顔が下に向いちゃってる。



でも、せんぱいになら話してもいい、

話さなくちゃならないような気がした。



「僕がちっちゃい時に

 二人とも事故で死んじゃったんです」



「・・・・・」



「それから、お父さんのお兄さんの家に引き取られて、

 今僕はそのおじさんとおばさんを

 お父さんお母さんって呼んでるけど、

 そのことでいじめられたりもしたし・・・」



「・・・・・」



「おじさんとおばさんはすっごく良くしてくれるけど、

 やっぱり寂しい時もあって・・・・・」



「・・・・・」



このこと考えると、涙出そうになるんだ。

だからあんまり話さないようにしてた。



「だから・・・、

 せんぱいの気持ちとかも、

 ちょっとわかるんです・・・・・」



やばい、ほんとに涙出てきちゃった。

もうせんぱいの顔も見てられない。



「・・・・・」



「だから・・・・・、

 だから、せんぱいのこと、気になって・・・・・」



「・・・・・」



そこまでしか、言えなかった。



せんぱいがどう思ってるのかとか、知りたかったけど

涙でぐちゃぐちゃになってる

今の顔を見られたくなくって、

せんぱいの方を見ることができない。



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



せんぱいは何も言わない。



僕も、もう何も言えない。



「・・・・・」



「・・・・・」



「し・・・」



せんぱいが、なんか言った。

僕もようやく顔をあげた。



「しるかよ・・・

 オレにはかんけぇねぇだろ・・・・・」



「・・・・・」



そう言って、せんぱいはまた歩き出した。







「・・・・・」



もう、追いかける気力もなかった。



やっぱり僕なんかじゃ

せんぱいの力になるなんて無理なのかと思ったら、

また涙が出てきた。







目を開けたら、もうせんぱいの背中はなかった。



やっぱり、さよならするしかないのかな。



なんか・・・、やだよ・・・・・

もうちょっと、せんぱいと仲良くなりたかったな・・・・・











学校にいる時、なんかつらかった。







もう、せんぱいのことは考えちゃいけない、

って自分に言い聞かせてたのに、

頭ん中に浮かぶのはせんぱいのことばっかりで・・・



早く帰りたかった。



学校にいたって家にいたって

たぶんいっしょなんだろうけど、

早く一人になりたかった。



みんなが楽しく笑ってるこの場所には、

今いたくなかった。







「笹原、遅くまでご苦労だったな」



「あ、はい、さようなら・・・」



早く帰りたい、って思ってる時に限って、

係の仕事があって帰りが遅くなった。



6限まであった上にその仕事があったから、

学校を出たのはもう5時ちかく。

もう空が夕陽で赤くなってるころ、

僕は一人で下校した。







その時も、時々見せた

せんぱいの寂しそうな顔が頭に浮かぶ。



僕だってお父さんとお母さんが死んだ時は

すっごく悲しかった。

でも、僕にはおじさんとおばさんがいた。

おじさんとおばさんに可愛がってもらって、

家庭は普通の人たちとそんなに変わらなかったと思う。



でもせんぱいは、お母さんが仕事に出て

家には誰もいなくなって、

ずっと一人で・・・・・



そりゃ、いつもお母さんがいない

ってわけじゃないと思うけど、

学校から帰ってからもずっと一人、ってのは

すっごく寂しいと思う・・・



きっとそのことで暗くなっちゃって、

友だちとかもいないんじゃないかな・・・

僕が見た時、せんぱいいつも一人だった。



だから・・・

僕がせんぱいの友だちになれたら、

って思ったんだけど・・・・・



やっぱりせんぱいは、

僕なんか必要じゃなかったのかな・・・・・







ああっ!



またせんぱいのこと考えてた!

こんなにウジウジしてる自分が、

なんかイヤだ!







———え・・・・・?



せんぱい・・・・・?



最初は、人間違いかと思った。



僕の家の前にだれか立ってる・・・



僕が今、せんぱいのこと考えてたから

その人がせんぱいに見えただけだと思ったけど、

近くまで行ってみたら

その人はやっぱりせんぱいだった・・・



なんで・・・

こんなとこにいるんだろ・・・・・



「よ、よぅ・・・・・」



「あ、こんばんは・・・・・」



なんか、すっごくぎこちない。

せんぱいの態度も、いつもとちがう。



「ちょ、ちょっと、お前に話あってさ・・・」



も、もしかしてせんぱい、ずっと待ってたのかな。

もう5時半くらいになってるのに・・・



「昨日・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・・・悪かったな」



「えっ?」



想像もしなかった言葉だった。



せんぱいが僕に謝るなんて、

ほんとに考えもしなかった。



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



「オヤジがいなかったこととか、

 全部お前に見抜かれて・・・・・

 すげぇムカついてたんだ」



「・・・・・」



なんか、初めて僕の目を見て

話してくれてるような気がする。

ちょっとうれしい。



「オヤジがいないこととかで

 同情されるのとか、すげぇイヤなんだよ」



「うん・・・・・」



「オレの気持ちとか、

 お前なんかにわかるわけねぇ、って思ってたけど

 昨日、お前のこと聞いてさ・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



「あん時は、どうすればいいかわかんなくて

 知るかよ、なんて言ったけど・・・

 家帰ってから、悪かったなって思って・・・・・」



なんかまた、涙出てきた。

でも今度は悲しくて泣くんじゃないんだ。

やっと僕のことがせんばいに伝わって、

すっごくうれしくって涙出てきたんだ。

自分でも、よくわかる。



「ぼく・・・、ぼくの方こそ、

 せんぱいに付きまとうみたいにしちゃって・・・・・」



しゃっくりがまざっちゃって、

ちゃんとしゃべれない。



「ほんとに、悪かったな・・・」



「いえ・・・、せんぱいは・・・・・

 ぜんぜん悪くないです・・・・・」



涙があふれてきたから、

うでで目をこする。



「それでさ・・・・・」



「・・・え・・・・・?」



僕が顔をあげたら・・・・・



———ちゅっ



びっくりした。



せんぱいが、僕のくちびるに

キス・・・・・

してきたんだ。



「・・・・・」



なんか、ぼうっとして

せんぱいの顔を見上げる。



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・今日は・・・・・」



「・・・・・」



「今日はもう遅いから、

 明日オレん家に来てくれねぇか?」



「はい・・・・・」



知らないうちに、そう答えてた。



前まではいやいや行ってたせんぱいの家だけど、

今は誘われて、ちょっとうれしかった。



「じゃあな・・・」



「あ、はい、さようなら・・・・・」



昨日はせんぱいと別れる時、

すっごく悲しかったのに今日はそうじゃない。

手を振りながら、

せんぱいの背中を見送った。







もやもやしてた気持ちが、全部なくなった。



明日が、ちょっと楽しみ。







「ただいま!」









おひる。







僕はせんぱいの家へ向かう。



なんか、足どりが軽いんだ。

前みたいに呼び出されたりした時とはちがう、

なんか楽しいみたいな気持ち。



今まで僕のことをウザイとか、

えっちなことをするためのモノ、

って思ってたせんぱいがやっと

ちゃんと目を向けてくれたみたいな気がして。



今日、何の用なのかな。

仲直りは昨日したし...



いっしょになんかして遊んだり...

あの、えっちなことも

優しくしてくれるんだったらいいな.....







そんなこと考えてるうちに、

せんぱいの家へ着いた。







********************************************************************







———ピンポーン♪







「おう」



呼びりんをならしたら、

すぐせんぱいが出てきた。



「こんにちは・・・」



「ま、まぁ、入れよ」



なんか、僕もせんぱいもぎこちない。



前とはちがうぎこちなさなんだ。

昨日、急に仲直りできて、

それでお互いを見る目がちょっと変わって・・・



僕も、前みたいにびくびくしながら

せんぱいと話す必要はなくなったんだけど、

なんかそれが逆に、

どーゆうふうに話していいのかよくわかんない。







———ガチャ・・・



せんぱいの部屋に入った。



せんぱいはいつもみたいにベッドに座って、

僕は床に座る。

でも、何って言えばいいかわかんなくて、

しばらく沈もくが続いてる。



「昨日も・・・」



そしたら、せんぱいが口を開いた。



「昨日も言ったけどさ・・・」



「はい?」



「今まで・・・悪かったな・・・・・」



昨日とおんなじ。

すごいちっちゃい声で、

なんかはずかしそうに言うんだ。



「ぜ、ぜんぜんそんなことないです!

 せんぱいにはイジメられてる時、

 助けてもらったし、それに・・・・・」



あの・・・、えっちなことも

ちょっと気持ちよかったんだけど、

それはさすがに恥ずかしくて言えなかった。



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



言葉が途切れて、また沈もくになった。



「それでさ・・・・・」



ふいに、せんぱいが立ち上がった。



そして、僕の前まで来てこしをおろした。

両手を僕の肩の上に置く。



もう、せんぱいが何をしようとしてるのか、わかった。

でも僕は全然イヤな気がしない。

だから、せんぱいはじっと僕を見てたけど、

僕はそおっと目を閉じた。



「・・・・・」



少し、身体がせんぱいの方へ

引き寄せられてる気がする。

そして、せんぱいの息吹がだんだん近くなってくる。

それといっしょに、僕の心臓もどきどきしてきた。



———ちゅっ



せんぱいのくちびるだ・・・



最初は、ちょんって触れるだけだったけど、

次第に強く押しつけられるみたいになってきた。

あったかくて、せんぱいの匂いも感じる。

なんって言えばいいのかわかんないけど、

そのチュウのせいで僕は

なんかっごく安心できるような気持ちになったんだ。



———ぬるっ・・・



し、舌が入ってきた・・・!

全然動かしてなかった僕の舌が

入ってきたせんぱいの舌でなぞられたり、

絡みとられたりする。



そのせいで、せんぱいのつばも

僕の口ん中に入ってきて・・・・・

な、なんかヘンな気持ちになる。



せんぱいのつばをなめてる、

って思ったらすごいえっちなコトしてる気になって、

身体が熱くなってくるんだ。



僕の肩に乗ってたせんぱいの手が、

僕の身体をきゅって抱きしめてきた。

僕も手を伸ばしてせんぱいの背中に回す。



そして、思いきって自分で舌を動かしてみる。

そしたら、せんぱいの舌の動きが

もっと速くなって

僕の口ん中がめちゃくちゃになってきた。



———ちゅるっ、ぢゅるるっ・・・



僕のつばと、せんぱいのつばが混ざる音。

そのふたつが混ざったのを、

僕はどんどん飲みこんでいく。

ぜんぜん汚くなんかない。

もっと、もっとチュウしててほしいんだ・・・



———ちゅるっ・・・



「あ・・・・・」



もっとチュウしててほしい、って思ってたのに

せんぱいのくちびるが離れていった。

だから、僕はついヘンな声をもらしちゃった。



「・・・・・」



せんぱいが、またじっと僕を見てる。



「はぁ・・・・・」



チュウしてただけなのに、僕は息が荒い。



「なぁ・・・」



やっぱり、せんぱいの声は小さい。



「もっと・・・、いいか・・・・・?」



「は、はい・・・」



せんぱいが言った"もっと"の意味は

よくわかんなかったけど、僕はうなづいた。

なんか自動的にそう言ってたみたい。



うなづいた僕を、せんぱいはもう一回抱きしめてくれた。







********************************************************************









せんぱいに言われたとおり、

ベッドの上であお向けになった。

そしたらせんぱいが上に覆いかぶさってきて、

僕の上着の裾をつかんだ。



脱がされるんだ、ってわかった。

ちょっとはずかしかったけど、

僕は抵抗しなかった。

だって、今のせんぱいならひどいことはしないし、

僕もちょっと、えっちなことしてほしいから・・・



———するっ・・・



上の服を脱がされて、上半身はだかになった。

それを上からせんぱいが見てる。

僕は男だから、

むねなんか見られてもはずかしくないのに

なんかちょっとはずかしくて、

両手でむねをかくしたくなった。



———ちゅっ



「あっ・・・・・」



そんなこと思ってたら、

せんぱいが僕のちくびにチュウしてきた。



「あ・・・、ぅあっ・・・・・・」



舌の先っちょで、いっぱいなめれる。



な、なんかそれだけなのにちょっと声が出ちゃうんだ。

こそがしいのとも違う、よくわかんない感覚。

身体ん中に弱い電気が走ってるみたいな・・・



「あひっ・・・!!!」



こ、こんどは軽く噛まれた。



それなのに、全然痛いとかじゃなくって、

やっぱり、ちょっと・・・

きもちいい・・・みたいな・・・・・



舌の動きは止めてくれない。



な、なんで・・・

なんでこんなトコがきもちいいんだよぉ・・・・・



反対がわのちくびは指でいじられる。

舌でするのと違ってちょっと乱暴なかんじ。

つめの先でこりこりしてきたり、

指と指で挟んできたり・・・・・



「はぁ・・・はぁ・・・・・」



ぼく、前みたいにちん×んとか

おしりとかをいじられるのかって思ってた。



それなのに・・・

まだせんぱい、どっちにもさわってないのに・・・

ちくびいじられただけで、僕こんなになってる。

ぼく、ヘンだ・・・・・



———ぬるっ・・・



やっとせんぱいの舌がちくびから離れた。



せんぱいは舌を出したまま

どんどん僕の身体を下っていく。

そして、おへそのあたりまで来たら

そこでようやく顔を上げた。



僕の荒い息もなんとかなおりかけてたんだけど・・・



———ぎゅっ!



「うあっ・・・!!!」



いきなり、ズボンの上から僕のちん×んをさわってきた。



「やっ、やめっ・・・!」



そのせんぱいの腕をつかんで離そうとするんだけど、

せんぱいは僕のちん×んをしっかりにぎってて・・・



「やっぱり硬くなってんな」



形とか硬さとかを確かめるみたいに

親指と人差し指で挟んでくる。



えっちなこと、してほしいって思ったけど

おっきくなったちん×んさわられたら

やっぱりはずかしいよ・・・



「やっぱ乳首いじられて感じてたんだろ?」



「うぁ・・・、いぃぃ・・・・・」



そんなこと聞きながら、

僕のちん×んぐりぐりってしてくるから、

全然答えらんない。



「ふふ・・・」



そんな僕を見て、ちょっとせんぱいが笑った。

そしたら次は僕のズボンに手をかけてきて・・・



———ずるっ・・・



パンツといっしょに、それをおろしてく。



こんな・・・、

立ってるちん×ん見られるって思ったら

すっごくはずかしいんだけど、

僕はもう抵抗しなかった。



だって、今からもっと気持ちいいこと・・・

してもらえると思ったから・・・・・



「カチカチじゃん」



って言いながら、せんぱいが笑ってる。



やっぱりはずかしくて、

僕は右うでで両目をかくした。



「・・・・・」



な、なんか、ちん×んのあたりに

せんぱいの息吹がかかってる。

それが、どんどん近づいてくるのがわかる。



そ、そんなにじっくり見なくたっていいのに・・・

目を閉じてるから真っ暗だけど、

せんぱいがじーって僕のちん×ん見てる

って考えたら逃げ出したくなる。

でも、もっと気持ちいいこともしてほしいから、

逃げるとか、そんなこともしたくなくて、

その葛藤のせいで身体がびくびく震えた。



で、でも、もうじっくり見るのはやめてほしい・・・

って思ってたら・・・・・



———はむっ!



「うあぁっ!!!」



なんか、いきなりちん×んに生あったかいのがふれて、

びっくりして目を開けたら・・・



「せっ、せんぱいっ・・・!!!」



せんぱいが・・・、僕のちん×ん口にくわえてたんだ。



「やっ、やめてくださ・・・・・ひいっ!」



僕が、せんぱいの頭おさえて

引き離そうとしたら、

せんぱい・・・、舌いっぱい動かしてきた。



———ぬるっ、にちゅうぅ・・・



「ひ・・・あぁぁ・・・・・」



したが・・・、

ちん×んのうらっかわの部分べろってしたり、

先っちょのとこをちろちろってしたり・・・



こ、こんな感じ、はじめてで・・・

シーツの上で身体いっぱい動かしたり、

ヘンな声いっぱい出したりしてた。



皮むかれて、おしっこの穴んとこを

なめられた時なんか、

ちくびいじられた時とは比べものになんないくらい

びりってきて・・・

おかしくなっちゃいそう・・・・・



「そんな気持ちいいのか?」



ようやく舌の動きを止めて、

せんぱいが僕に話しかけてきた。



「は、はいぃ・・・」



なんでか、素直に答えちゃった。



「そっか・・・」



せんぱいがそう言って、

また僕のちん×んをくわえようとした時・・・



「あ、あの・・・」



「ん?」



「ぼ、ぼくもせんぱいに・・・します・・・・・」



自分でもよくわかんないけど、

そう言っちゃった。

僕だけ気持ちよくなってちゃ、

ちょっと悪い気がして・・・・・



「なら・・・」



今度はせんぱいがあお向けになった。



せんぱいがこの格好で、

いっしょにちん×んなめっこするってことは・・・

僕がよつんばいでせんぱいをまたぐってこと。



「んっ・・・」



そうやってみたら、さっきとは違うはずかしさ。

ちん×んのすぐ下にせんぱいの顔があって、

やっぱりじっと見られてる。



———ちゅうぅぅ・・・



「ひぃっ・・・!!」



さっそくせんぱいが僕のちん×ん口に入れて、

今度は思いっきり吸ってきた。



ぼくも・・・、僕も早くしようって思って

せんぱいのズボンのチャック、外そうとするんだけど

せんぱいが・・・舌も動かし始めたから、

手がうまく動かせなくって・・・



「い・・・あぁ・・・・・」



僕の方から、

せんぱいにしてあげるって言ったんだから

早くしなくちゃ。



やっとチャックがおろせて、

パンツの中からせんぱいのちん×んを出した。

せんぱいのも、僕のみたいに大きくなってて

ちょっとびっくりした。



———あん・・・



根元んとこを両手でしっかり持って、

口の中に入れた。

僕のなんかよりずっと大きいから、

口をいっぱい開けなくちゃならない。



そして僕も、せんぱいがしてくれてるみたいに

舌とか動かそうとしたんだけど・・・



———ずぶうっ・・・



「うあぁ・・・」



せっかく、僕もしてあげようとしたのに、

せんぱい・・・、今度は僕のお尻のあなに

指いれてきて・・・・・



もちろん、口の中の動きも止まんない。

口の中の空気をぜんぶ吸い込んじゃって、

口の内側のかべをちん×んにくっつけて、

頭をいっぱい動かしてくる。

その時も舌はちん×んの先っちょつついてくるし・・・



お尻に入れてきた指もすっごく動く。

一回奥までいれたら、ゆっくり抜いてきて

それをもう一回突き入れる。

そのうち、ひらがなの「く」の字みたいに

指を曲げてきたり、

その中からちん×んを突つくみたいにしてきたり・・・



「あぁぁ・・・せんぱいぃぃ・・・・・」



こんな・・・、ふたつもいっしょにされたら

ぼくヘンになるよぉ・・・



せっかく口に入れた

せんぱいのちん×んもはき出しちゃって、

今はその上にほっぺを置いちゃってる。



せんぱいのしてくれるのが

気持ちよすぎちゃって・・・・・

僕は口を開けたまんま。

よだれがたれちゃって、

せんぱいのちん×んにかかってるんだけど

そんなこと気にしてられなくなるくらい

せんぱいのが気持ちいい。



おしりも・・・、ちん×んも、

どっちも・・・、もっとやってほしいよぉ・・・・・



「オレにしてくれるんじゃなかったのか?」



「あ・・・、あ・・・・・

 ごめ、ごめんなさいぃっ・・・・・」



もう、僕にはせんぱいに

してあげる力なんて残ってない。

せんぱいがわるいんだ・・・

ぼくに・・・こんなすごいことしてくるから・・・・・



———ぬろろぉ・・・



せんぱいの口の中で、

僕のちん×んは皮が完全にむけちゃってる。

そのむけた部分を舌で思いっきり

なぞってくるんだ。

とくに、うらがわのとこをそうされるのは、

今まで感じたことがないくらい

気持ちよくって身体が震える。



おしりの指も、二本にふえて

中をぐちゃぐちゃにかき混ぜてくる。



「あ、あぁ・・・、せんぱいっ・・・・・!」



もう、僕にはがまんの限界が近づいてた。



「く・・・、くち、はなしてくださいっ・・・・・!!!」



もう・・・、出そうなんだ。

でも、せんぱいの口の中に

出しちゃうわけにはいかないから・・・



「せっ、せんぱい! はなして・・・・・」



僕は、おしりを浮かしてちん×んを

せんぱいの口中から出そうとしたんだけど、

そしたらせんぱい、

僕のおしりをがっしり押さえて動けなくさせて・・・・・



「は、はなしてくださ・・・・・

 ぼ、ぼく、もう出ますからぁっ・・・・・!!!」



ぜんぜん僕のゆうこと聞いてくれない。



それどころか、ちん×んを吸う力をもっと強くして

舌の動きももっと速くしてきて・・・

もちろん、おしりの中の指もすごく動いてる。



「あ、いぃぃ・・・・」



もう、かんねんするしかなかった。



「ひいぃんっ!!!!!」



———びゅるっ、びゅるるるっ・・・!



ちん×んの奥から、

せいえきがいっぱいいっぱいわき上がってきた。

もちろん止めることなんかできなくて、

それがぜんぶせんぱいの口の中へ・・・・・



———ぴゅっ、ぴゅるっ・・・



まだ止まんない。

こんなにたくさん出たの、たぶんはじめて。



吹き出るたんびに

ひざとか、身体とか、いろんなとこが震える。



「あぁ・・・、はぁぁ・・・・・」



やっとせいえきが止まったとき、

僕は全身の力がぬけちゃったような

感じになってた。



———どさっ!



そのまま、ベッドの上にあお向けで倒れた。



「どんな感じだった?」



そんな僕に、せんぱいが優しく聞いてきた。

やっぱり前のせんぱいとはちがう・・・

なんか、すごくあったかくて

優しい笑顔だった。



「すごく・・・、きもち・・よかったです・・・・・」



まだ力がぬけたまんまで、

小さくそう答えるのがやっとだった。



「じゃあさ、オレも・・・」



「あ・・・・・」



そう言ったせんぱいのちん×ん見たら、

まだ硬いまんまだった。

僕が、あんなことになっちゃったから、

せんぱいに、なんにもしてあげられなかったから。



「じゃあ・・・」



今度は僕がしてあげなくちゃ。

そう思って、身体を起こそうとしたら

せんぱいが僕の両足をちょっとだけ持ち上げた。



「あ・・・」



そして、おしりのあなに

せんぱいのちん×んがちょんって当たった。

その時、これから何をするのかわかった。



「いいか?」



また、優しい顔で聞いてくれる。



「はい・・・、せんぱいなら・・・・・」



これ、せっくすってゆうんだよね。

好きな人と好きな人でやること。

男どうしって、ちょっと変わってると思うけど

せんぱいならいいや。

やっき感じた優しさや、あったかさが

僕をそう思わせたんだと思う。



———ずぶっ・・・



「いぃっ・・・!!」



先っちょが入ってきた。

僕のおしりはさっきせんぱいに

指入れてもらってたからぐちゃぐちゃだし、

せんぱいのちん×んも僕のつばでぬれてるから

入らないってことはないんだけど、

やっぱりちょっと痛かった。

指なんかと全然太さがちがう。



「くっ・・・!」



上から、せんぱいの苦しそうな声がした。



「せ、せんぱい、だいじょうぶですか・・・?」



「あ、あぁ、ちょっと締め付けがキツくて・・・

 悠吾は大丈夫か?」



「はい、だいじょうぶです・・・・・」



逆に心配してもらえたことうれしかった。

キツい、って言ってたことに気付いて、

ちょっとおしりに入ってた力をぬいた。



———ずぶぶぅっ・・・



「あ、ひっ・・・!!!」



そしたら、一気にせんぱいのちん×んが

奥まで入ってきた。



「あぁ・・・、すげぇあったかいな、悠吾のなか」



なんか、また息が荒くなって

ちゃんとしゃべることができないんだけど、

そう言ってもらえたのは、なんかうれしかった。



「動くぞ・・・」



ゆっくりゆっくり、

僕を覆うせんぱいの身体が動き出した。



「あっ・・・、はぁんっ・・・・・」



ゆ、ゆびのときよりもっとすごい・・・

おしりをいっぱいに広げてるのが、

ずんずん動いて

なんかおなかの中のものが引きずり出されそうな

感じになるんだけど、それがなんか・・・



「気持ちいいのか?」



せんぱいに言われちゃった。

でも、そのせんぱいの顔も気持ちよさそう。



せんぱいがこしを動かしてるとき、

ぼくは手をせんぱいの背中に回して抱きしめた。

そしたら、せんぱいの身体と僕の身体がくっついて、

またせんぱいの匂いとあったかさが感じられる。







今、せんぱいとせっくすしてること、僕うれしい。

僕がせんぱいのこと、

好きになっちゃったからだと思う。



せんぱいも・・・、僕のこと好きなのかな・・・・・?

それだったらうれしいな。

これから、せんぱいといっしょにいれたらいいな・・・・・







********************************************************************







「ねぇ、せんぱい?」



「あ?」



服を着終わったあと、僕はせんばいに問いかけた。



「せんばいって、さいしょ

 なんで僕のこと助けてくれたりしたんですか?」



「あぁ・・・」



「それと・・・、えっちなことしたり・・・・・」



そういえば、僕とせんぱいが出会った時って

せんぱいから僕の方に来てくれたんだよね・・・



「そりゃあ・・・・・」



そこまでで、せんぱいの言葉が止まった。

せんぱいのこと見たら、

目をそらして指でほっぺたポリポリかいて・・・

あ! もしかして、照れてるのかな!?



「ぼく、せんぱいのこと好きです!」



なにも考えないで、言っちゃった。



「は、はぁ?」



「最初は、ちょっとこわいって思ったけど、

 さっきせっくすしてる時とか

 せんぱいすごくあったかくって・・・」



自分でも、

こんなにすらすらしゃべれるとは思わなかった。

でも、せんぱいと会うのとか、

これだけで終わりにしたくなくって・・・



「だから、もしせんぱいも僕のこと好きなんだったら

 言ってほしいなぁって思って・・・・・」



「・・・・・」



今度はせんぱい、頭をかいてる。



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



「・・・・・」



それは、すごく小さい声だったけど、

僕には確かに聞こえた。



「好きだよ」



って!





<おわり>






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