7月28日・・・二日目の朝も雨・風が止む事無く、湖水も大きく波立つ状態で7時40分頃次の目的地知床に向って
発った。
先ず最初に美幌峠に着いたが 此処は濃い霧と強風で何も見る事が出来ず天下の「美幌峠」も悪天候には姿を
現す事が出来ずで トイレに行くのがやっと と云う状態で早々に屈斜路湖に向って峠を下ったが屈斜路湖も台風の
影響は消えずで 雨こそ小振りになったが強い風は止まずで湖面は波立ち、湖畔の道路を走行していても小枝や葉が
飛んで来る有様。
次の「硫黄山」も雨で車から降りれずで断念! そして「摩周湖」も同じ様な悪天候により此処もやむなく断念し
「弟子屈」から「標津」の国後国道335号線に出た。 幸いな事に此処に来たら雨も風も止み少し青空も出て
これで天気回復かと期待したが 忠類と云う辺りにある「国後展望閣」と云うドライブインにて一休み中に また雨が来て
晴れていれば此処から向かいの「国後島」が24キロ先きに見える所なのだが悪天候をあざ笑うが如く 鉛色した海のみ
の景色で、気持ちも灰色になり気味。
再び知床に向うが羅臼が近ずくにつれて雨・風・霧は ますます酷くなる状態で道路に溜まった水を跳ね上げる度合い
が多い中 羅臼の街の中に入ったが 道の駅にも寄る事できずに「知床峠」に向う。
峠に向ううえで一番の心配は横断道路が通行止めになる事だったが対向車線で観光バスが1〜2台下がって来るのを知って 大丈夫ダ!と判断、 羅臼の街中を過ぎて4キロ位の所に露天風呂で有名になった「熊の湯」がある
が、これに入る予定をしていたがとても入りに行ける状態ではなく これもやむなく断念!!
後は霧の中、対向車に気をつけながら知床峠に着いたが私の今までに経験した事のない濃い霧と風雨で 車の窓から
顔を出す事さえままならずで一目散でウトロに降りた。
これが登って来る時より更に酷く 前方2〜3メートル位しかない視界の他に強風・・・道路はカーブの連続 ノロ、ノロ
運転でなんとか知床五湖への分岐ヶ所にて霧は薄れて視界が少し開ける様になり12時半過ぎ今日の宿泊ホテル
「知床第一ホテル」に着いた 今日の走行キロは約260キロ。
15時過ぎからウトロ上空を覆っていた黒い雲も少しずつ切れ間が出てきた 然し茜色に染まる夕陽を見る事は出来な
かった。 雲の間から海を照らす陽の光を見る事が出来それはそれなりに今日の疲れを忘れさそうとする感じで
後はのんびりと温泉に浸かっての至福のひと時を過ごしたが 散々だった二日目も終わった。
一枚目・・荒れる屈斜路湖
二枚目・・プュニ岬から見たウトロの街
三枚目・・知床第一ホテル
四枚目・・同ホテルのロビー
五枚目・・同ホテルの展望大浴場
六枚目・・雲が切れてきたウトロの海