+  第31話 「重なる思い」 +

 前回、ベテラン武将忠度さんを望美にやぶられた平家の陣では、一門の武将たちが動揺を隠せません。尼御前が皮肉に笑って曰く、「われわれももう若くはないということですね……」これにぐさっときた古参武将は尼御前の試算より多かったらしく、前々回の経正さんに続いてこわもて武将が机を叩いて声を荒げ、平静を装う清盛も眉がぴくぴくしています。とにかく忠度さんの敵、源氏討つべしの声が高まるのも自然の成り行きでした。

 さてその頃、そんなこととは知らぬ京邸の望美たちは、おこたにはいってのんびりと作戦会議をしておりました。結界の一部を崩すことができて季節が少しだけ正しく巡り始めたけど、まだまだいろいろしなきゃならないことは多いねえ、という話をしております。ちゃっかり京邸に入り込んでいる将臣くんが「残りの結界はさらに破るのが難しいぞ」と忠告してくれました。ところでその将臣くんが真顔で組み立てているガンプラにはどういう意味があるのでしょうか。某人気アニメのカエル型異星人への挑戦状なのでしょうか。
 そんな中敦盛くんだけは浮かぬ顔です。前々回経正さんに瞬殺され時空の狭間に消えていった鬼っこのことが気になっていたのでした。
 元気出して、敦盛さん。珍しく神子っぽい台詞を吐いた望美に、敦盛くんはぽつりぽつりと過去の出来事を語ります。今から三年前に起こった、朔と景時さんたち梶原家の悲劇を……。『なんで敦盛が梶原家?』という遙かプレイヤー諸氏のきょとんとした表情が浮かぶようですが、この作品では敦盛くんは朔の弟なので、『ああ、そうなんだ〜』くらいのお気持ちで読んで下さるようお願いします(わあ)。
 
 3年前、幸せに暮らす梶原家に清盛が尋ねてきたところから悲劇が始まったのでした。たいへん和装の似合う素敵中年・梶原父。しかし彼は清盛の本陣へ話をしにいったきり帰ってこないのです(管理人的に多大な損失です)。そして「父上を取り戻しにいってきます。朔、景時、留守を頼みましたよ」そう言って単身平家の陣に乗り込む度胸を見せる梶原母。やっぱり帰ってこないのでした。
 こうなったら私も殴りこむわ! エキサイトする朔を景時さんは必死で止めるのでした。そこらじゅうの怨霊を狩りまくって気力やら霊力やら上げまくる朔に、景時さんは冷や汗かきつつ問い掛けました。そんなに強くなって、朔は天下統一でも目指しちゃってるのかな〜?
「みんなの笑顔のために戦うのよ! そう、父上のように!」朔、力強く叫びます。
 同じ闘神士であるお母さんのこと、時々でいいから思い出してください飛鳥家といい吉川家といい、どうして神社の息子はこうもお父さんを尊敬しまくっているのでしょうか。景時さんはちょいと微妙な気分になりましたが、最初っから朔に逆らえるわけはないのです。やむなく朔に引きずられ母上奪還のために清盛を襲撃に行きました……が、2人の努力も空しく、清盛のもとへたどり着いた朔たちが見たものは清盛に敗れ去る母上の姿だったのです。…そんな昔話を敦盛くんは涙にくれつつ話すのでした。なぜ涙なのかといえば、清盛でなく頼朝が代役ならしっくり来たのになあという悔恨の涙です。

 さてその頃、ウワサの朔と兄上は、べそをかく黒龍(小)の手を引いて亜空間脱出を図っておりました。しかし間の悪いことに、そこへ知盛とその仲間がやってきてしまいます。代役が尽きているんです(涙)。隠れてやり過ごそうとした朔でしたが、こともあろうに黒龍がその手を離れ、知盛たちのほうへ助けを求めに走っていってしまいました。黒龍としては、いくら見知らぬ怪しげなお兄さんたちであっても、プロレス技の構えで自分を担いで疾走するおっかない神子よりはましだったのです。
 当然知盛たちは、戦奉行梶原景時と見て取って攻撃してきます。しかしこちらはレベル上げまくりの朔と景時さん、勝負にすらならない……はずでしたが、なんとこの大事に兄妹げんかです。
 朔、兄上思うんだけどさ〜、最近なんか神子としての方向性間違ってきてないかな?
 兄上、私に文句があるんならはっきり言ってください! 大体兄上はいつもへらへらして云々……。
 ……でも、昔の朔はもっとおしとやかで、とってもいい子だったよ〜?
 今は違うっておっしゃりたいんですか! 朔、大ショックです。呆然としているうちに知盛たちの総攻撃を浴び、2人ともダメージ受けまくりです。後ろで黒龍(小)が泣いてるし、朔はちょっと投げやりな気分な気分になってしまいました。ああもうどうでもよくなってきちゃった。多分黒龍と私とで術が使えるし、このあたり一帯吹き飛ばしちゃおうかしら。
 そこへ兄上が言ったのでした。朔〜、兄上はちょっと心配なんだよ、また黒龍のことで朔がつらい思いをするんじゃないかってさ……。
 ようやく兄上の思いやりに気付き、眼が開かれる思いの朔。力と心をあわせて兄妹の術が炸裂し、見事知盛たちを追い返すことに成功したのでした。
 ……「重なる思い」。そんなタイトルを見た視聴者たちはみなライバルとライバル側ヒロインの思いが重なるものだと思ったことでしょう。しかし実際重なったのはライバルとその式神の思いだったのです。この作品が平気でヒロインをないがしろにする鬼のような面を持っていたことをイヤでも思い出させられたのでした。
 
 そのころ京邸では、望美たちのもとに遠くから書状が届いておりました。差出人の署名は『源九郎義経』。やはりどっかへ消えていたのです
 あれ? そう言えば九郎さんいつからいなかったっけ?
 いまさら話し合う望美たちの姿が九郎の目に触れなかったことだけが幸いでした。
 
 ……次回に続く。

 というお話でした。…敵方の代役がまるで足りません! あとミカヅチ役は清盛と頼朝2人に割り振ったほうがつじつまが合うようになってきました…。
 今回は予想通り飛鳥父母の和装に管理人の心わしづかみです。飛鳥父渋い! 飛鳥母かっこいい! それにしてもよく考えると「父親石化」はかつての吉川さんちと同じ状況ですね(漫画版ですが)。同じ伏魔殿をさまよってることだし、今後ユーマとヤクモ遭遇したりするのでしょうか。どんな修羅場になるかと思うと今からわくわくが止まりません
 それから『2クールラストあたりから見始めた人間としては現代マサオミさんとマトモにしゃべるの初めて見た』キバチヨでしょうか。リクフサソーマが話し合う後ろでのコゲンタとの言い合いは何度も巻き戻しましたがどうしても聞き取れません!(涙) しかしかわいすぎる式神だということはよく分かりました。来週も出てきてくれるかな〜。
 さて次回、海です。水着です。カブトムシ大降神です。またお笑い回か、それとも……といったところでしょうか。予想を裏切るのがこの番組ですので、次回予告は信用できないと最近悟りました。とりあえずキバチヨが出てきてくれますように〜。





+  第32話 「渚のゴールドラッシュ」  +

 今回は重大なご注意が。

 注:九郎ファンの方は、どうかどうか心に余裕があるときにお読みください。

 冒頭から神子たちいきなり熊野の海辺でバイトしています。劇中の季節は秋、実際の季節は春ですが季節の狂いのせいで世界は真夏、大盛況の海の家でばりばり働く神子、燃えています。ラーメンかき氷焼きそばフラッペと八面六臂の大活躍。ヒノエが熊野水軍自慢の船に乗せてやるよと誘いに来ますが、聞いておりません。今忙しいから弁慶さんとでも行ってくれば?状態です。
 誰が野郎なんざ船に乗せるかよ!
 ふふっ、僕だってお断りですよ。
 天地朱雀の周りには夏なのにブリザードが吹き荒れておりました。相変わらず冷え冷えとフレンドリーな叔父と甥っ子コンビです。
 さて、ものすごい勢いで海水浴客をさばく神子の後ろで、敦盛くんがどうしてこんなことになったのか考えておりました。そういえば神子たちを海へ呼んだのは九郎だったのです。なんと九郎は行軍途中で行き倒れ、親切な漁民に助けてもらっていたのでした。
「この九郎義経、受けた恩には必ず報いる!」
というわけで神子たちまで呼び出され、漁民の副業を手伝わされているのです。いや半分はそれなのですが、実はもうひとつ理由がありました。九郎を助けてくれた親切な漁民たちが最近次々と行方不明になっているのです。なんでも今浄土へと導いてくれるという自称神子があちこちに現れていて、ふらふらと着いていったものたちはみな帰ってこないという話。本物の神子である望美たちには由々しき問題なのでした。
 いまどきそんなキャッチセールスに捕まるほうが悪いんですよほっときましょう先輩、と譲くんは批判的ですが望美はそうは思えません。

 何言ってるの譲くん、神子の名を騙る不埒者だよ? きっちり落とし前つけとかなきゃでしょ!
 先輩、それは漢前っていうかただの……。

 それ以上口に出さなかった譲くんは賢明だといえましょう。そうこうしているうちに浜辺が騒がしくなってきました。現れた偽神子の周りに人々が群がっていたのです。偽神子はなんと浜辺の砂を砂金に代え、これぞ龍神さまの加護だと豪語します。人々は歓声を上げて我先にと砂金を採り始めました。つまり偽神子大人気。大ピンチの本物神子・望美は屈辱です。と、譲くんが言いました。先輩、あれ、もしかして…。
 そっちを見た望美も目が点です。砂金に埋もれて見覚えのある背中。将臣くんが必死こいて砂金を袋に詰めているのでした。やめてくれよ兄さんみっともない! と弟は叫ぶのですが、将臣くんには平家のみんなを養うための活動資金が必要なのです。

 と、砂金に群がる人たちが突然消滅してしまいました。偽神子が怨霊としての本性をあらわし、人々を丸呑みにしてしまったのです。力を得た怨霊は巨大化し暴れ始めました。
 さっそく迎え撃つ神子たちでしたが、今回は九郎の気合が違います。というのも……えーっと、そのー、この代役あらすじでどう説明していいのか分かりませんが、率直に言いますと九郎は白龍ラブなのでいいとこ見せたいのです。イヤええっと白龍が代役しているひと、陰陽本編では女の子なのです。まさかこんな事態に陥るとは……。『九郎は白龍(小)を女の子だと思っていた』というフォローを入れようかとも思いましたがヤバさに変わりがありません。あんな小学生にも見えない子どもに、「なんというか、その…、俺がこの赤子の父親で、おまえが母親のようだな!」と顔を赤らめる大人は、すでに相手の性別どころの問題じゃないと思います。

 動揺を押し隠して本編に戻りますとこちらは戦闘開始、キレ笑いもおりまぜつつ九郎は怨霊を猛攻撃しますが斬った端から再生してしまいます。譲くんと敦盛くんも参戦しますが怨霊の弾幕の厚さに反撃の隙もありません。このあたりのバトルは迫力満点で燃えまくりでした。
 調子に乗った怨霊は後衛の仲間たちにまで攻撃を仕掛けます。のぼーっとバトル終了を待っていた白龍が全体攻撃の標的になるのを見て、九郎、キレました。もはや恒例となった巨大化です。
 怨霊を蹴散らし、もとの大きさに戻った九郎は、キレていた時のことをすっぱり忘れ去っていたのでした。

 平和が戻った熊野の浜辺で、海の家のバイト料をめぐって醜く争う神子たちご一行。そんな源氏軍の姿を、冷笑を浮かべた将臣くんが盗み見ていたのでした……。
 ……次回に続く。

 ……というお話でした。九郎ファンの方すいませんホントすいません。テル=ロリというウワサは聞いていましたがまさか本当だったとは……。やさしいお兄さん系キャラに常についてまわる言いがかりだとばかり。「ホントなんだ……」と愕然としたものの、アホラブコメはちょっとヒットでした
 そして今回はとにかくイソロクに心をわしづかまれておりました。かぶと虫かっこよすぎです。宇宙空間から出撃! 画面分割しての分解合体! さすがサンライズ! 某勇者シリーズを思い出して血が騒ぎます。キバチヨがしゃべってくれなかったのがさびしかったというのに、『おいどん』なかぶと虫の活躍に大満足している自分って一体どうなんでしょうか……。

 さて次回。あのリクは……ネジ飛んでます、か? ウヒヒヒヒ状態に見えますが。しかしその暴走リクよりも、実は一瞬映った和装の方に目が釘付けです。あの平安衣装って、タイザンさんですよね? ですよね? 和装大好き管理人は期待に胸を膨らませまくりです! ああ、また一週間が長い〜。





+  第33話 「時を越えた再会」  +

 今回は作画がすっごくきれいでした。

 冒頭、中国の山水画のような場所で平家の皆さんが話しています。前回朔と景時さんを逃がしちゃったよどうしようね、という内容なのですが、知盛は他人事のような将臣くんにちょっといらだっている様子。
 と、そこの木の陰から現れた束帯姿の人がいます。ご丁寧にも顔が陰になって見えません。……が、声が思いっきり経正さんなのは気のせいでしょうか。経正さんはいつになく時代がかった口調で、清盛伯父上はタヌキだ食わせものだと嘆きます。平家の若いもんみんなでいろいろ計画しているけれどあまり巧くいっていないのです。それを腹黒な笑顔で見ていた将臣くんに知盛が「おまえももうちょっと努力したらどうなんだ?」と言ってきます。将臣くんはにやりと笑い、
「努力はしてるさ。丁度望美のウィークポイントを見つけたんでね。ラッキーだぜ」
「らっき? なんだそれは?」
「ああ、悪い悪い。つまり運が良かったって事さ」
「へえ……おぼえておくとするか」
 こうして平家の人たちは不必要な知識をふやしてゆくのでした。

 さて、場面は変わってこちらは京邸。将臣君は当然のような顔で上がりこんでお茶などすすっています。ちょっと出かけてくるねー、と軽く声をかけた望美に、さっきまでの腹黒笑顔はどこへやらの心配そうな真顔で問いかけました。いわく、
 望美、おまえ寂しくないか? 元の世界にいつまでも帰れなくて……。
 そりゃあ寂しいよ! だってここ肉まんもポッキーもカップヌードルもト○ビアの泉もない世界だよ? 寂しいに決まってるじゃない!
 ……いや、俺が言いたかったのは友達とか家族とかに会えなくてだな……。まあいいや、そんなおまえにとっておきの情報があるんだが、やっぱり言うのやめとく。
 なになに教えてよ将臣くん〜。
 しかしさすがに将臣くんの口は固く、望美はとっておきの情報とやらを聞きそこねたのでした。

 さて、こちらは平家の陣。前回の失敗のせいで軽く仕事を干されている惟盛が暇を持て余しています。「あれ? 封印されたんじゃなかった?」とか指摘されるととても困りますが、あまりに代役が足りないので復活してもらいました(うわあ)。
 そんな彼のもとへ、「お暇そうですね、惟盛どの」とやってきたのは経正さん。「とっても惟盛どの向きのお仕事があるのですが、やっていただけますか?」と微笑みますがあからさまに悪役笑いです。気付けばいいのに気付かない惟盛はほいほいとだまされて望美のもとに向かうのでした。しかしさすがに以前軽くのされたことを覚えているので、八葉がいないときを狙って望美に声を掛けました。

 ふふふ久しぶりですね源氏の神子。おっと今日は争いに来たのではないのですよ。あなたを嘲笑いに来たのです。今すぐもとの時空に戻る手段があるのも知らず、こんなところでくすぶっているあなたをね……。

 どういうこと!? 望美が問い詰める前に惟盛は高笑いとともに消えうせました。もとの世界に戻りたければベルサイユまでいらっしゃい!という台詞を残して。いやベルサイユじゃなくてテキトーな場所を指定されたわけですが、動揺した望美が京邸に駆け戻ると、やっぱり来ていた将臣くんの姿があります。

 将臣くん将臣くん、もとの時空に戻る手段があるんだって!
 聞いちまったか……。そうなんだ、俺もそのうわさを聞いていたんだ。でもおまえそんなに帰りたそうじゃなかったし〜。
 帰りたいよトリ○アの泉何回見逃したと思ってるの? いいよ将臣くんは一人で残れば!
 望美は一人で惟盛の言う場所へとひた走ります。一緒に走ってきた譲くん、「先輩まずいですよ絶対罠ですって」と止めますが八○氏にちょっと心奪われている望美は言うことを聞きません。指定の場所で待ち受けていた惟盛は望美の姿を見るなり高笑い(もうちょっとタメて背後から襲うくらいすればいいのにと言ってはいけません)。
 のこのこと来ましたね源氏の神子。こんな罠にひっかかるとはなんという愚か者でしょう!
 罠? ……神子のことだましたの? だましたの?! だましたのぉぉぉぉ!
 本日の巨大化タイムでございます。惟盛はすっぱりとやられてしまいましたが巨大化譲くんはとまりません。というより望美が止まりません。ト○ビアの泉〜!!と叫びながら暴れまくる神子の姿に、隠れて見ていた将臣くんは大汗かいて止めに入ります。
 望美、俺が悪かった! もうやめてくれ京が壊滅する!
 追っかけてきた白龍と敦盛くんもしずまりたまえと懇願します。
 白龍と敦盛くんと並んでると将臣くんまるでおとうさんだなあ……と和んだ望美。将臣くんとっときの京菓子を供えられ、ようやく白龍の神子は鎮まったのでした。
 ……次回に続く。

 ……というお話でした。(かなりちがいます……たぶん)
 今回の心わしづかみはもう神流のみなさんで決まりです。束帯万歳です。「うぃーくぽん……とな?」ってショウカクめっちゃかわいい。それにしてもタイザンさん、素ではあんなしゃべりなんですね〜。フライングSSは修正しようもないのでそのままで……。素でオニシバとしゃべってるところがでないかなあ。

 そして次回はとうとうきました、『龍虎ふたたび』! キバチヨがんばれランゲツもがんばれ。そしてユーマ、主にミヅキに関してがんばれ。マサオミさんは悪役方面にがんばれ。和装方面にもがんばれ(本音)。
 話は変わりますが、今月号Vジャンのヤクモさん、めちゃくちゃかっこいいんですけど本当に小学生でしょうかこのお方。度胸の据わった戦いっぷりに17歳の強さが腑に落ちました。サネマロもだめだよヤクモさん殴ろうとしちゃ……。契約した後、もうやっちゃ駄目だぞとか叱られたんでしょうかね。そんな可愛いサネマロが見たい。





+  第34話 「龍虎再び」  +

 弁慶ヒノエ湛快さんの熊野トリオは神子を巻き込んで、水軍対抗船こぎ大会にむけ猛特訓しております。
 ……ええ、ずっと避けてきた学校関係が逃げようなくなったのです。主人公をボート部に引っ張り込んだ野菜信者くんの代役は藤原湛快さんでいきます。他にいません……! これでさらにレギュラー増えたりしたら目も当てられませんが。
 とにかく熊野水軍を優勝させるため、湛快さん燃えております。かなりさめている弁慶さんとヒノエを強引に練習につき合わせ、通りすがりの神子も腕力をかわれ参加させられています。……と、それを物陰から見つめる怪しい視線。リズ先生が背後におどろ線をしょって見つめているのでした。
 ……ええ、こちらもずっとさけていたボート部顧問のユミ先生です。前々回ルパン跳びをさせるにしのびなく、前回バニーガールをさせるのにもしのびなかったことに『自分、リズ先生大好きだったんだなあ』としみじみしていた管理人でしたが、だんだん逃げ場がなくなってきましたのでとうとうご登場……ということで。
 なぜリズ先生がおどろ線をしょっているかというと、水軍の大会出場イベントが起こってしまうとリズ先生ルートのフラグが立たないからなのです。大会出場を阻止しなくてはならない……リズ先生は静かに決意するのでした。
 
 さて、またしても山水画風景の中でおしゃべりしている平家若手の皆さん。前回、せっかく罠にはめた望美が切れまくるのを見てあっさりワビをいれた将臣くんは、束帯姿で顔の見えない仲間(でも声は経正さん)に責められています。だって怖かったんだもんとはさすがにいえないらしく、かわりに「この間取り逃がした黒龍の神子を倒してくるからそれでいいだろ?」とものすごい悪役スマイルを披露。しょっぱなから飛ばしてます。

 さてさて、その朔と黒龍。亜空間をぼろぼろになって歩き続けております。疲れて眠ってしまった黒龍を負ぶって進んでいた朔、見覚えのある場所に出てほっといたしました。出口は近いのです。喜んで背中の黒龍に呼びかけると、お姉ちゃんここを知ってるの? と薄く目を開きます。
「ここには何度か来た事があるわ。……黒龍、あなたともよ……」
 切ない思い出に浸る朔と、そんな朔をみつめる黒龍。確実にフラグがたちつつあります。心の関4つくらい越えています。物陰から見守っている兄貴も、朔がんばれ朔がんばれと応援していたことでしょう。
 しかし無粋な邪魔が入りました。将臣くんが前回の汚名を返上するために現れたのです。もにょもにょっと何か呪文を唱えたと思ったら、なんと黒龍が石化してしまいました。朔の怒り爆発。兄上登場です。将臣くんと激しいバトルを繰り広げるのでした。

 一方こちらは平家の陣。エライヒトなので天幕を一つ与えられている経正さんが、将臣くんが現代からもってきたノートパソコンをいじっています。平安口調でパソコン使いこなす経正さんはこちらも悪役スマイル全開でしたが、「清盛伯父上…謀りましたね!」と何かに気付いてマジ切れ顔に。わーい怒った〜。いえ何でもありませんゲホゲホ。もっと怒れ〜……いえ何でも。

 場面は戻って景時さんVS将臣くん。けらけら笑いまくりながら景時さんを攻撃する将臣くんは景時さんの頭を踏んづけたりして大変楽しそうです。迎え撃つ景時さんも、妹と黒龍がやっと幸せになれそうなのに、邪魔をするやつを許すわけには行きません。兄の愛なのです。そんな彼らに将臣くんが笑って曰く、
「ここでサヨナラしといたほうが、朔のためなんじゃないのか? ヘタレな龍神の神子ってのは苦労するぜ?」
 思いっきり真実をついているその言葉は朔の胸に突き刺さってしまいました。慌てて慰めに戻ろうとした景時さんの隙をついて、将臣くんは「ひっさぁつ!!」と得物を投げ上げます。高く高く舞い上がった武器は月を一周して帰ってまいりました。
「え? 無駄じゃん。よける時間与えるだけじゃん」とか思った朔でしたが降って来た武器は妙に大きく見えます。百倍くらいに巨大化してます。よけるどころの話ではありません。このままじゃみんなやられる! そう思った朔の目に映るのは黒龍の姿。
 今度こそわたしがあなたを守るわ、黒龍!
 うんうん、実際守るのは俺なんだけどね〜。
 やさしい兄貴はそう思いましたが口には出さず、「ぬおおおおおお!」と全身の筋肉を緊張させたかと思うと次の瞬間、盛り上がる筋肉に上着がはちきれてびりびりびりっと飛びました。ケン○ロウです。降って来た巨大武器を根性で受け止め、ぬおおおおおと雄たけびをあげます。そして朔も決め台詞を。
「応龍はあなたには振り向かないわ!」
 うん、意味不明だね〜。やさしい兄貴はそう思いましたが口に出しませんでした。今度は兄貴が得物を投げ上げると、こちらも巨大化して振ってきます。本当に巨大化が好きな世界です。月まで届く遠投でぐったり疲れた将臣くんはよける体力もなく、仕方なく巨大化。よけるより巨大化のほうが楽なようです。こうなったら踏み潰してやる!と景時さんに足を振り上げますが、そこに横槍が入りました。景時さんを援護して将臣くんに攻撃を仕掛けたのは、なんと経正さんです。名乗って曰く、
「平経正、参上ぜよ!」
 ……『ぜよ』? いきなりの語尾変化に周囲はクエスチョンマークが乱舞しています。実は経正さんには土佐弁をあやつる親友がいて、今は亡き(たぶん)友への友情の証として時折土佐弁を使うことにしているのです。しかしそんな心温まる事情はその場の誰も知らず、「ネタかな? 微妙だな」という冷めた反応ののち、何もなかったかのように続いてしまったのでした。
「梶原どの、ここはわたしにお任せください。源氏の神子の八葉とやらはわたしがお相手します」
 ちょっと待てそっちの味方かよ! 将臣くんは心中でつっこみましたが、還内府がつとまる腹芸は伊達ではなく、その場では直接問い詰めるような真似はしません。一方、黒龍をこれ以上危険にさらしてはなりませんよと気遣われた朔のほうはころっとだまされ、経正さんとともに退却します。後には呆然とする将臣くんのみが残されたのでした。
 
 その頃、熊野水軍では、リズ先生が大会出場阻止のため暗躍しておりました。船を壊そうとしてみたり、乗組員たちに大嘘早こぎテクニックを吹き込んで見たりと大忙しですが、全て裏目に出ております。実力と結束を増した水軍メンバーは、大会出場に向け一直線となるのでした。

 ……次回に続く。
 というお話……だと思います。やっぱりリズ先生を壊せなかった管理人(泣き笑い)。
 今回、タイザンとオニシバがそろって左利きなことに気付いてしまってそりゃあもう盛り上がりました。マウス左手で持ってるよ! ドライブも左手だよ! パソコンできれ〜〜につくった書類が平安衣装の懐から出てきたときには笑いましたが。タイザン凝り性っぽい! 対するオニシバは、なんといっても「霜花のオニシバ、見参ぜよ!」ですね。時には切なく孤独な夜が来たとしてもオニシバはナギを思い続けてるんでしょうか。「わしは闘神士じゃけぇ…。人殺しじゃないきに…」なんて粋な水行王と比べられたら、タイザンの立場がないですねえ。
 そしてキバチヨ。かわいいったらないですね。降神シーンもすごくきれいかつ笑いすぎ。ますます惚れました。
 さて次回はボート部の大会と、ミカヅチ氏のコメントしづらいエフェクトです。目から文字が飛び出します。地流の闘神士たちが復活するみたいですし、どんな回になるものか。……ところで伏魔殿の吉川さん、今どうしてるんでしょうか。そろそろ出てきてくれないと寂しいんですが。サネマロとタンカムイ降神してバトルしてとか贅沢は言いませんから顔みせてくださーい……。

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