+  第26話 「大鬼門開放」 +

 前回平家と話し合うことを決意した望美は、式神である譲くんと、案内役として平家出身者敦盛くんの2人を連れて平家の陣に向かいます。将臣くんもいっしょに行くはずだったのですが、いつものように、
「オレはちょっと用事があるからな。別行動にさせてもらうぜ。平家の陣で会おうや」と言ってどっかへいってしまいました。実は将臣くんは源氏でも平家でもない第三勢力の人間なのでいろいろと隠し事があり、それで同行できないのです。しかし将臣くんのこんな行動はいつものこと、望美も譲くんも疑問を抱かず「じゃあ平家の陣でね」と別行動に移りました。

 そして到着した平家の本陣。「神子、危険だから裏から回った方が……」と言う敦盛くんの弱弱しい制止を振り切り、漢らしく正面から突入した望美は奇跡的に敵の総大将との面会に成功します。一方敦盛くんはかわいそうにもたたき出され、ただ一人、表で望美の帰りを待っていました。まるで忠犬ハチ公のようにけなげな姿です。

 敵の総大将はやはり清盛ということで。平家の武将たちが周りを取り囲む中、清盛と望美の初会見が始まります。
「怨霊を作り出すのをやめてください」
「そちらこそわれわれ平家を目の敵にするのをやめぬか」
「怨霊を作り出すのをやめてくれたらやめます」
「平家を目の敵にするのをやめるならやめてやらぬでもないぞ」
 互いに話し合うために来たはずの望美でしたが、話し合いはまったく歩み寄りのないまま物別れに終わりました。そりゃもうすがすがしいまでに歩み寄りの姿勢のない会見でした。互いに自分の言いたいこと言って終わりです。
「いずれこの世は平家のものとなる。それまで黒龍の神子とでも遊んでいるがいい」
 などと清盛が余裕たっぷりに宣言すると同時に朔が現れました。朔はこのあいだ痛い目に合わされたので仕返しに来たのです。

 この間は不覚を取ったけれど今日はそうはいかないわ! 兄上、やっちゃって!
 朔がその気なら神子も負けないよ! 譲くん、きみにきめた!

 譲くんと景時さんの壮絶などつきあいが始まります。譲くんがフライパンで殴りかかれば景時さんは洗濯板でカウンターを狙い、景時さんが洗剤ぶちまけ攻撃をすれば譲くんはなべのふたで防ぎます。ヒートアップした2人は「あんぎゃー!」と巨大化、あたりは怪獣大決戦の様相を呈してきました。それを影から見ていたのは将臣くんです。なんと将臣くんはこの機会に朔と景時さんの抹殺をもくろんでいたのでした。
「役目は終わりだ! 黒龍の神子!」
 この上ない悪役顔で一声叫ぶなり巨大化します。がおーっと吠えながら参戦。景時さんと朔は一度に大ピンチに!

 そこへ飛び出してきたのは黒龍でした。「黒龍は神子を守るよ!」と叫びながら将臣くんの口の中へ……。純愛の生き物は身を呈して朔を守ったのでした。将臣くんは気力ゼロになって戦線離脱、泣きながら駆け寄ろうとした朔の目の前で黒龍は消滅しました。
「黒龍……怒りっぽくて、理屈っぽくて、疑い深くて、不器用で、偏食で寝起きが悪くて高所恐怖症で方向オンチで、でもまっすぐな人……。あなたのことが本当に好きだったのに……」
 具体的にどこが好きだったの朔、と思いながら、こちらも気絶した譲くんを小脇に抱えて望美は平家の陣を脱出したのでした。
 
 次回に続く。


 というお話でした。(部分的には真実です。たぶん)
 今回管理人の心をわしづかんでくれたのは大降神キバチヨでした。なのにこのあらすじでは以下略扱い。いや、キバチヨのキャスティングに悩んだんですが、天でも地でもない青龍ってはるかにはいないし、ここで地の九朗さんを使っちゃうとあとあと地流の青龍が出てきたときに困るかなーと思って……。(追記:逆に「九朗をキバチヨにしとけばよかった!」と悔やむ羽目になりました)。
 そして来週はとうとうボート部の面々が進化を遂げるようですね。すでに配役が足りなくなってるのに、どうしたらいいんでしょう。ヒロインなんか本当は朔に割り振るべき役なのに、朔には先にユーマを割り当てちゃったもんだから書くに書けずこの日記に一切登場してないのに。……とか言いつつ、来週が楽しみで仕方ない管理人でした……。





+  第27話 「節季凶乱」  +

 前回譲くんと景時さんにどつきあいをさせているうちに、平家は京に結界を張ることに成功し、季節は冬で止まってしまいます。雪が降り出しあたりはあっという間に銀世界へ。(微妙に2風味)
 このままでは京に怨霊があふれてしまう、と心配した敦盛くんは平家の陣にのりこむガチンコ勝負さえ考えますが、疲れてもう帰りたい神子がそれを許しません。
 聞き分けのない敦盛くんを小脇に抱え、神子は源氏の陣を目指します。下ろしてくれ放してくれと暴れまくった敦盛くんも、びくともしない神子の腕力についにあきらめます。この力の前にはどうしようもない、到底勝てる相手じゃない……と。

 その頃将臣くんは、どこかのお屋敷で悪い仲間と密談をしていました。源平の連中や春日望美は計画通りだからいいけど、2のクリアデータ持ってる高倉花梨がやっかいだよねとか話しています。顔のよく見えない一人が高倉花梨は惟盛のかたきだから必ず討つと友情発言。ようかんと湯のみ付きで座布団に正座している、たいへんかわいい敵役たちです。

 さて、家路を急ぐ神子と小脇の敦盛くんですが、平家のはった結界のため、町には怨霊がさまよってます。そのうちの一匹が道をふさいでいました。
 神子の邪魔をする気? いいじゃない、そのケンカ買った! 神子は即座に譲くんを呼び出します。前回の非生産的な会見および邪魔の入った戦闘のせいで、イライラがたまっていたのでした。ここらで一発派手なバトルを、とはやる心を隠しもしない神子でしたが、とつぜん横から「そいつは俺たちに任せておきな!」と声がかかりました。
 誰? 神子の楽しみを邪魔しないでよ!
 ガン飛ばした先には、お留守番してたはずの神子の仲間たちの姿が! 実際は中学ボート部の面々で3人出てきたんですが、一人はすぐ消えてしまったので代役2人、もう人がいないのでヒノエと弁慶で……。壮絶なミスキャストという気がしてなりません。ああ。
「いくぜ!」「はい!」と元気に戦い始めたヒノエと弁慶さんでしたが、敵のことなど丸無視でもっぱら望美へのアピールに徹します。具体的にはネコ耳とヒヨコ。ヒノエに至ってはかなりやりすぎの感のある視聴者サービスを披露。よい子のみんなと一緒に見ていたおかあさま方が、ブラウン管の前で凍りついたのではないかと本気で思います。そんな視聴者サービスです。
 神子もヒきまくってることに気付いた二人は作戦変更、常に神子に張り付いている譲くんの抹殺を優先します。まずはヒノエが最新式ダイニングキッチンを召喚、あわれ譲くんは下じきに。神子は譲くんの名を叫びますが、実は自分だけちゃっかり避けていたのであまり悲壮感はありません。
 弁慶さんは「ほ〜らほ〜ら、君の欲しがってた最高級柳刃包丁ですよ〜。欲しければここまできてごらんなさーい」と譲くんを翻弄。我を忘れた譲くんは思わず巨大化して弁慶さんを追っかけ、勢いあまって神子の方へ……。
 ぎゃーっ来ないで! よけきれない〜! 
 ……ぷちっ。
 ……次回に続く。

 いや続きません。夢オチです。歩きながら寝こけていた神子を、おびえまくりの敦盛くんが「神子、京邸についたぞ……」とおずおずと起こしてくれました。彼も命が惜しいので、鼻ちょうちんは見なかったことにしたようです。
 仲間の待つ京邸で白龍や弁慶さんたちに出迎えられ、神子たちはつかの間の休息を取るのでした。
 ……次回に続く。

 というお話でした。(おおよそのところは本当だと思います。たぶん)
 今回管理人の心をわしづかみにしてくれたのはなんと言っても新OPです。あまりに見所が多すぎたので箇条書きで列挙しますと、

 ・リク。の後ろのかわいいてまり(いきなりそれか)
 ・高いとこから悪役スマイルマサオミさん。 
 ・お花抱きしめて悲鳴あげるミヅキの異様なかわいさ。
 ・それをかばってるナイトなユーマ! 後半はらぶらぶですか!?
 ・今回は笑顔ですソーマ、そしてナズナ、これがうわさのテルですか!(初見)
 ・ちゃんと全員いるか数えるヒマもないほど一瞬のご登場、ヤクモ戦隊の皆さん。
 ・雨の中のマサオミさん。そこにかぶさるシルエット、まさか「全ては彼女のため」系?
 ・扇子ぱっちん平安衣装のマサオミさん!
 ・まぎれもなく怪獣大決戦。
 ・何かおかしいと思ったら、ボート部の面々いなかったんじゃん!

 多すぎです。絵にまったくテロップがかぶさっていないのでかっこよいですね〜。主役以上の扱いなマサオミさん、後半はどうなるんでしょうね。(そしてヤクモさんはワキに徹するわけですか、あの扱いだと…)
 来週はどうやららぶ話のようですね。あのユーマが……。楽しみです。





+  第28話「封印の胎動」  +

 平家は覇権を取り戻すため、全国各地で陰謀を巡らしています。具体的に言うと、この寒いのにまわし姿で四股をふんだり、女装して優雅に舞ったりです。だれか一人くらい「いや、女装はよそうよ」と言うやつはいなかったんでしょうか? しかし息子の顔もわからなくなっている清盛にはそんな常識もなくなってしまっているのでしょう。怨霊とは本当に悲しい存在です。

 さて、前々回望美に破れた朔です。はっと気がつくとそこは薄暗い亜空間。そばにはなんと、巨大化将臣くんに食べられたはずの黒龍ちびっこバージョンがいました。
「黒龍! 無事だったのね!」
「……おねえちゃん、誰……?」
 朔、大ショック。新たに生じた小さな黒龍は朔のことを覚えていなかったのでした。
 こんなことになるなんて……それもこれもみんな望美のせいよ!
 ケンカを売り続けてきたのは自分のほうだった気がしますが、そんなことは気にも留めず朔の逆恨み大爆発です。天に向かって雄たけびをあげる朔の姿に、かわいそうな黒龍は一人おびえまくっていました。気付いてあげて、朔。

 そのころ将臣くんはお花畑に寝そべって三年前を思い出していました。
 現代から京に飛ばされたばかりの頃。そこらの畑から大根を盗み食いしようとして、「よさぬか重盛!」と清盛に止められたこと……。
 思い出に浸りながらくつろいでいた将臣くんをたたき起こしたのは知盛でした。知盛と元のキャラクターと、すっごく似てるんです。まあ式神のほうなんですけど。
「先代の白龍の神子を見つけたぜ……。惟盛の敵を取ってきてやるよ。あいつとなら血のたぎるような戦いができるだろうしな……」
「そうか、まあがんばれよ。俺は留守番してるわ」
 内心やられちまえと思ってるっぽい返事なのは、やはりリラックスタイムを邪魔されたせいでしょうか。知盛はいつものローテンションでゆるーりと高倉花梨を襲撃しに行きました。

 さて、場面は変わって京邸の望美たち。敦盛くんと白龍が懇願するので、望美もようやく重い腰をあげ、京にあふれた怨霊を退治することにしました。
 弱い相手じゃやる気が出ないんだよね〜とノロノロ剣を取り出す望美の前に、「望美! 俺も加勢するぞ!」と元気にやってきた仲間がいます。
 正直1・2の天の青龍で代用したいキャラクターなんですが、3おきかえなので源九朗義経で代役を(陰陽見てる方ならどれだけのミスキャストか分かっていただけるかと……)。
「さあ、みんなで怨霊を退治するぞ! えいえいおーっ!」
 九朗の勢いに押され、望美もちょっと盛り上がってきます。と、そこへひょいっと顔を出したのは高倉花梨。2の神子なのにどうやって3の時空へ?と驚く一同に花梨は笑顔で「龍神様の力だよ」と爆弾発言。何が爆弾発言って、それを白龍の前で言っちゃったことです。案の定白龍は「私にはそんなことできない……」と落ち込みまくりました。
 花梨は意外とできた子で、そんな白龍を笑顔で励まします。「子犬属性の龍神様なんてほんっと貴重だよ。望美がうらやましい」と。
 望美も笑顔で賛同、喜ぶ白龍の後ろで仲間たちが微妙な顔をしていたといいます。
 和気あいあいのおしゃべりも、知盛の襲撃で中断してしまいました。花梨は2の時空に戻って知盛とガチンコバトルを開始します(つかナチュラルにヤクモが式神の攻撃よけてましたね。他の闘神士は直接攻撃の標的になるなんてあまりなかった気がしますが……)。
 望美たちも盛り上がり、怨霊退治を開始したのでした。
 ……次回に続く。

 というお話でした(今回は信じないでください)
 今回管理人の心をわしづかみにしてくれたのは管理人的初登場・テルでした。角刈りの外見からは予想もつかない丁寧語キャラですよ。ちょっととぼけたきまじめぶりが、なつかしのグ○ン○ートのガスを思い出させます(分かる方がいてくれたら泣いて喜びます……)。式神カブトムシの「オゥファンタスティ〜ック」にはあごが落ちましたが。これからレギュラー化かな? 楽しみですね〜。
 そしてそれ以上に管理人の心をえぐるように打ってくれたのは泣き叫ぶ『幼マサオミ』(EDクレジット表記)でした。マサオミさんにあんな時期があったなんて。キバチヨの友情もいいですね〜。彼らにはぜひラスボスに進化していただきたいものです。
 さて、来週はパンダ。パンダ乱舞ですよ。一体何事でしょうか……





+  第29話 「敵地への招待」  +

 マジで代役が足りなくなってきました。

 前回の放送は、2の主人公高倉花梨と平家の武将平知盛との戦闘が始まったところまででヒキでした。視聴者の6割が知盛瞬殺の恐れを抱き、そのうち9割8分が「またあのエグい必殺技か?」という予感に震えたといいますが、とりあえず今回の冒頭では知盛無事でした。そろばん片手に花梨に殴りかかります。花梨も北斗神拳伝承者・まろを呼び出して応戦、とどめは刺せなかったもののみごと撃退しました。
「クッ……さすが先代の神子、ゾクゾクするような戦いだったぜ……じゃあな」
 分身の術を使い、知盛は撤退します。この時点で視聴者の7割が知盛奇跡の生還に驚いたそうです。管理人も、花梨にケンカ売った以上、彼は今週までの命なんだろうなあと思っていました。そのぐらい凶悪です、先代主人公。

 さて、うって変わって3の一行。結界のせいで雪がつもった京邸にかまくらなど作って堪能しています。真夏の雪にはしゃぐ仲間たちの中、譲くんだけが望美のことを気遣ってくれるのでした。
「先輩大丈夫ですか、ミニスカでかまくら作りなんて。昔っから寒がりじゃありませんでしたっけ」
「うん、大丈夫だよ。譲くんのキムチ鍋のおかげ」
 ほほを染めてそんなことを言う望美に、譲くん大満足。と、「おおっと手が滑ったぁ!」ヒノエの声とともに時速150キロ超の雪球が! ヒノエには悪気はなかったのです。ただ神子と譲がちょっといい雰囲気なのが気に入らなかっただけなのです。しかし雪玉は軌道をそれ、ぶち当たった先は望美の顔面でした……。その場の空気が凍ったのはいうまでもなく、その後の京邸では銀世界が赤く染まったそうです。いやそんな残酷描写はありませんが、とりあえず冬の情緒を満喫し、きりたんぽ鍋を味わい、神子一行はようやく怨霊退治を始めました。しかしよーく見ると何かおかしい。一人足りないのです。敦盛くんあたりは「そういえば九朗どのはどこに行ったのだろう」と思いましたが、誰一人九朗が消えていることに言及しませんでした。なかったことになってるんでしょうか

 さてさらに変わって平家の陣、武将たちが揃って軍議を開いていますが、そこには清盛の姿はなく、
「この大事に清盛様はどこに行ったのですか!」
と熱く熱く叫んでいる人がいます。仮に……といってももう人がいないので経正さんで代役を。経正さん、机をバンと叩いて声を張り上げ、源氏が幅を利かせてるこの状況は我慢ならん、みんな平気なのか、どうなんだちょっと!と大変熱血しておいでですが、見るほうとしては前回女装して小指立ててた人だと思うと笑いが止まりません。とか言いつつ「ナンカイさん!!」の言い方にはちょっと心動かされました。
 軍議ののち、経正さんに幹部のおじいさん……まあこれは代役忠度さんで決まりですが、平家の古参武将平忠度さんが話しかけてきます。「武将であれば、流派のために死ぬしかできぬ。龍神の神子が来たら、わしの陣が迎え撃とう」忠度さんは落ち着いて見えますが実はけっこう熱血だったのです。経正さんはちょっと心打たれた顔しつつ、ハラの中では何考えてるかわかりません。この人も将臣くんと同じで秘密がありそうなのです。

 場面は戻って神子ご一行、怨霊退治に出かけます。やっぱり九朗はなかったことにされてます。怨霊目撃談のある竹やぶをかきわけ入って行きますと、そこにいたのは小さな鬼の子どもでした。こんなところでなにしてるの? と尋ねた神子に、戦い方を教えて欲しいと鬼の子どもは懇願します。彼の住んでいた鬼の隠れ里が源平の争いで焼かれ、両親とも離れ離れになってしまったというのです。大変同情した神子はさっそく剣術指南をしてあげました。なかなかにすじのよかった鬼っ子、またたくまに怨霊を倒せるまで腕を上げました。
 ありがとうおねえちゃん!と微笑む鬼っ子に神子も師弟愛など感じてしまいます。
 よかったら私たちの仲間にならない? そう持ちかけてみました。背後では「先輩攻略対象増やす気ですか?!」と譲くんが焦りまくり、「なんの前触れもなくレギュラー増加?」と敦盛くんが混乱し、神子がいいならわたしもいいよーと白龍が笑っておりました。
 と。……物陰から唐突に攻撃です。視聴者の8割が固まったと思われます。
 鬼っ子まさかの瞬殺。この世界のシステム上、撃たれた鬼っ子は死ぬことはなく、時空の狭間に消えてゆきました。
 神子たち呆然。さっきまでのハートフルコメディは竹やぶにひそんでいた経正さんの一撃で吹き飛んだのでした。
 源氏の神子、決着をつけましょう! そう言って経正さんは怨霊を呼び出します。八葉は大量の怨霊に足止めされ、怒りに燃える望美だけが経正さんのあとを追って忠度さんの陣へ。
   ……次回に続く。

 ……というお話でした。ホウシュン瞬殺には頭が真っ白になりましたよ……。
 今回管理人の心をわしづかみにしてくれたのは冒頭の神流対ヤクモのハイスピードバトルでした。サネマロ降神に狂喜乱舞です。いちいち「〜でおじゃる。たぶん」をつけるのがかわいいったらかわいいったら。タカマルの活躍も嬉しかった。なにしろ前回登場したときは、周りの濃さにまじめな彼はすっかりかすんでましたから。さらに神流が逃げたあとのやりとり「深追いは危険だ」「……はっ」には魂わしづかみ。ヤクモは普通にしゃべってるのに、なんですかタカマルその忠臣返事。タンカムイやらサネマロが闘神士にどういう態度取るのか考えると実に笑えます。サネマロは愛らしくエラそうだといいなあ…
 あとはマサオミさんの「チンしないと冷たいぞ」でしょうか。鉄の塊が空を飛ぶのに耐えられないガシンさん、電子レンジでチンは平気なんでしょうか……。あのガシンくんがここまで大きくなったなあと思うと感無量です(方向性間違ってます)。
 次回はじいさん大特集です。予告見てると浅○次郎のような渋く泣けるワールドが展開されそうです……が、この予想当たったためしがないんだな……。





+  第30話 「四鬼門に駆けた漢」  +

 前回、経正さんを追って八葉のみんなと離れ離れになってしまった望美。何とか追ってきた譲くんと2人、農村の畑に迷い込みます。その畑というのが豊作も豊作、あたりは巨大かぼちゃがぎっしりです。
 大喜びで収穫しまくる望美、片っぱしから料理する譲くん。しかし切ってみるとかぼちゃの中はスッカスカだったのでした。通りすがりの村人A(管理人的パーフェクト美人)によると、それもこれも平家の仕業だそうで、怒り心頭の望美は新たな闘志を燃やします。村人Aに教わった忠度さんの陣に殴りこみ一直線です。

 そのころ、小さい黒龍と2人亜空間に取り残された朔はサバイバルを敢行しておりました。木と木をこすり合わせて火を起こし、野の獣を捕らえてさばき、クマともとりあえず戦っておきます。雄雄しすぎる朔の姿に黒龍はおびえ泣き。まあ当然の反応です。
 そこへ怨霊が襲ってきました。迎え撃とうとする朔ですが、『応援』の望めない状況で術を使うのは危険だと気付きました。撤退しかありません。
 泣いてしまって走れない黒龍を抱えて逃げようとした朔、うっかりいつものクセでプロレス技のかまえになってしまいます。タワーブリッジ(byロ○ンマ○ク)状態で連れ去られる黒龍、大泣き。この上なく当然の反応です。

   さて、忠度さんの陣に殴りこんだ望美と譲くんは、鈴を鳴らしまくるお遍路さんコスの軍団に出迎えられ動揺しまくります。第1ラウンドは忠度さんの勝ちなのでした。続く第2ラウンドは仲良し対決です。戦いながらより仲良しっぷりをアピールしたほうが勝ちなのです。だというのに熱くなった望美は譲くんとケンカを始めてしまいました。
 先輩、もう集中力が足りません、次ターンは応援を……。
 応援応援ってうるさいよ、そのくらい自分でできないの?! 神子は直接攻撃で忙しいんだから、邪魔しないでよね!
 客観的には望美の言い分は正直どうかという感じだったんですが、ともあれ仲間割れの隙をつかれて忠度さんの必殺技が炸裂、譲くんは爆発に包まれます。しかし望美は動じません。
 この程度で倒れる八葉ならば要らぬ! 豪語する望美の姿に、ポイ捨ての危機感を抱いた譲くんは根性で巨大化し、爆発をしのぎました。それを見た忠度さんも巨大化します。しかし、知略をつくした戦ならともかく、巨大化してのどつきあいバトルでは10代と50代の体力差は歴然、さっきまでの優勢はどこへやら、忠度さんはあっという間にやられてしまいました。
 ですが、仲良し対決には勝っています。そりゃもう圧勝です。試合に負けて勝負に勝った忠度さんは、すがすがしい笑顔で故郷へと帰っていったのでした……。
 ……次回に続く。

 というお話……ではありませんでした。今回はとにかく代役が見つからなかったナマズボウです。ナマズボウとおじいさんの絆です。心わしづかみです。
 ナマズボウ、あんなおじいさんを「ウミちゃん」とか呼んでますよ。あんなおじいさんが身を呈して式神を受け止めるんですよ。正直きずなきずなと連呼しすぎとは思ってましたが、二人の絆は本物でした。
 そして夫婦の絆も本物です。30年の記憶を失った定年直前サラリーマンを笑顔で迎えに来る妻。手に手を取って帰ってゆく熟年夫婦。単純といわれるかもしれませんでしたが不覚にも感動しました。
 でもナマズボウのことは忘れてしまったんですよね…『負けた闘神士は式神がいたあいだの記憶を失う』という設定は悲しすぎです。それだけにナマズボウの「ボクはずっとキミのことを覚えているよ」は泣かせます。

 さて次回、すでに飛鳥父母の和装に心わしづかまれ済みです。マサオミさんもOPで和装披露してることだし、ヤクモもあの格好してくれないかな……。神社の息子さんだからおかしくないと思うんですが。次回予告より先にTV誌で次回タイトルを見てたんですが、「重なる想い」と目にした瞬間頭に浮かんだのは「ソーマとナズナらぶらぶになるのか!?」でした。我ながらなぜその2人……。
 そして最後に、番組見てる方ならきっとうなずいてもらえると信じてるんですが「こっくりさん」CM、怖いんでどうかどうかやめてください(涙)。絵を描いてるとこなんか怖すぎです。例のボー○ズ○ブもどうか、よい子が見てますから…(号泣)。

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