+ 小話17 続+
…………翌日。
「あれから調べたのだがなオニシバ。
仮面ライダーが青錫族に似ているのも道理、やつは悪の組織によって、バッタの改造人間にされたという背景があるのだそうだ。おぞましい話だな」
『へェ、そうだったんですかい。
ところでダンナ、今ので昨日たァ別なフラグが立ったような気がするんですがね』
「ん? 何のことだ? まあいい、時間ももう遅いし、明日に備えて寝るか」
『へい、お休みなせェやし』
疑問を残しつつも、タイザンはとりあえず暖かい布団に包まったのでした。
…………さらに翌日。
「くっ……私としたことが……。
オオスミによってクラゲの改造人間にされる夢を見てうなされるとは……。
オニシバが言っていたのはこのことか……!」
さわやかな朝の光の中で、タイザンは額の汗をぬぐったのでした。
09.08.14