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■2007年01月16日
議員定数問題に対する私見
現在、大竹市議会において議員定数問題が話し合われているようです。

私があえて言うまでもなく、地方自治体の長が住民の直接選挙で選ばれ、自治体のあり方や方向性についての決断を主たる権能とし、また、議会は首長の出した決断をさまざまな角度から検討し、その決断について正しいかどうかの結論を出していくという非常に大事な権能を担っていると思います。
つまり、首長の決断と議会の結論、この権能の違いが、地方自治を支え、地域発展の礎にもなると考えています。

そういう観点から、私は、議会の役割を非常に重視していますので、基本的には議員定数の削減には反対の立場に立つ人間です。

ところで、皆さんは、本市において議会もしくは議員が皆さんの期待する権能を果たしているとお思いでしょうか?
私には、疑問です。

岩国基地問題を考えてみてください。大きく問題は3つあると思います。第1は、住民の安全と安心を守るという立場からの論議です。論議は尽くされたでしょうか。第2点目は、選挙公約とは、という問題です。政治不信につながる公約軽視に論議は尽くされたでしょうか。さらに、もう1点は、県を含めた関係自治体、あるいは、関係団体との信義の問題。論議は尽くされたでしょうか。

単なる追認機関としての議会なら必要ありません。議員定数問題が単なる数合わせ、数字合わせ論になってしまったのではたまりません。改めて、議員とは、議会とは、を真摯に考え定数問題に取り組んでいただきたいと思います。

私は、現状、10人もいらないのではないかとさえ思っています。

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