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Q7.甲が「高い」とか「低い」というのは、どの位のことを言うの?
A. 甲が高いの低いの言っていると、いったいどの位が高いのか、どの位が低いのかという疑問が出てくると思います。でも、はっきりとした基準はありません。周りの人と比べて高いとか低いとか判断していますが、周りがたまたま高い人ばかりだったら(滅多にないですが)分からないですよね。
他に基準の設けようが無いので、私の周りにいる数少ない甲高の人の話を、甲の低い私の場合と比べてみます。ただし、厳密には足囲とも関係してくるので一概には言えないのですが、多少の参考にはなると思います。
スニーカーや紐靴の紐
低い人: ヒモが余って余って蝶結びのわっかをでっかくしたり2重にしてもまだあまる。「どうして靴ひもってこんなに長いんだろう???」という疑問を持つ。
高い人: 上で蝶結びするにはちょっと短くてチョコチョコっとなってしまう。そして「どうして靴ひもってこんなに短いんだろう???」という疑問を持つ。 これは、私と、足囲が細いけど甲高の友達と比較した話です。私と友達は細さの度合いが似ていますが、スニーカーを履いた時にこのような違いがあります。
スニーカーや紐靴の外羽
甲の部分の紐を通す穴の開いている部分を外羽(そとばね)といいます。その部分が・・・
低い人: 全く開かなかったり逆に閉じていく。どんなに紐を締めても甲の部分がゆるく引っかからないので前滑りしてしまう。
高い人: 足首に向かうにつれて大きく開いていきます。また、ワイズが細くても甲まで覆ってくれる靴を履くと甲で引っかかってくれるので意外と前滑りしない。
ブーツ
高い人は甲が引っかかって履くのが大変だそうです。
これも、前述の足囲が細くて甲高の友達と比較した話です。足囲が細くても甲高な人は甲が引っかかってブーツが履きにくいそうです。
ストラップのついたパンプス
ストラップ付きの靴は、甲を押さえてくれるので前滑り防止に良いと言われていますが……
低い人: ストラップが甲から浮いてしまい、甲を押さえる効果が全くない。場合によっては内側に穴を増やさなければならない。最近はゴムで伸びるようになっているタイプが多いがゴムが全く伸ばされていない状態で既に浮いている。また、バレエシューズのゴムもつけかえないとゆるいことがある。
高い人: ストラップがきつい。場合によっては外側に穴を増やさなければならない。 ※サンダルはかなり小さいサイズを履いている人が多いので除きます。
足袋(たび)
特注しないと甲が引っかかって履けない。
とまあ、甲高の友人等の話を聞いて驚いたものです。特にスニーカーの紐の長さに対する疑問はあまりに対照的で笑ってしまいました。今まで紐の長さが「何の必要があってここまで長いんだろう?」って思っていたのに逆の事を思っている人がいたとは・・・
でも、こんな人でも発表会の写真を見ると欧米人ダンサーと比べれば全然低いです。だから日本人は全体的に低いと思います。