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気になる話 このページでは、私のフィルターにひっかかったトウシューズや靴に関する、“気になること”について書いていきます。“気になること”とは、素通りすることが出来ない、聞き捨てならない“気がかりなこと”です。“耳寄りな話”もあれば書くかもしれません。
アイコンはトウシューズに関係すること、アイコンは靴に関係することです。
以前グリシコのフェッテにX幅よりさらに細いno-Xが存在する!?ということが話題になりましたが、エリートのno-Xが、バレエショッププリエで1足から注文出来るようになりました。(フェッテは残念ながら出来ないそうです。)スクエア型や、足先が広い形だけど足囲は細いという人にはとても嬉しいですね。また、同店では、グリシコセミカスタムメイドというシステムがあり、ヴァンプの深さや形(Vカット、Uカット)、脇やかかとの深さなど、細かな注文もできますので、エリートを履いてみたいけど、ヴァンプが短すぎて・・・という人でも大丈夫です。セミカスタムメイドは、エリートに限らず他のシューズでもできます。
詳しくはお店のホームページへ Ballet Shop Plie
2007/03/21
R−CLASSの新製品でアルメッツというタイプが入荷しました。今までのものの中で一番クラウンが低く、プラットフォームがかなり平たい楕円形でドンカクです。しかもワイズ1があります!アルメッツのワイズ1はDモデル(ドルチェ)のワイズ1よりも細いので、Dモデルでも緩かった人にオススメです。とくに、細かった頃のDモデルが好きだった人は気に入るかもしれません。またワイズ1が取り寄せでなく、すぐ手に入るところが何より嬉しいですね。
※細かった頃のR−CLASSについては、ページ内のこちらをご覧下さい。→R−CLASSのワイズの変化
2007/03/21
シルビア新宿サブナード店に、シルビア製トウシューズのC幅のフィッティング用見本が各サイズ揃いました。C幅の注文が増えてお店が対応して下さったのでしょう。実際に履かないでオーダーするのはなかなか勇気のいることです。店頭で試せるので、失敗が減っていいですね。オーダー扱いでなく、常時取り扱いになれば、通販でしか買えない人ももっと気軽に買えていいのですが。将来はそうなることを期待します。
2007/01/14
最近、通販の折り込みチラシで女性用の5Eの靴を見た。15年程前は一番広い幅といえば3Eだったが、ここ数年の間に4Eが幅をきかせるようになり、ついに5E!そのとなりには男性用の3Eの靴。う〜ん、女性は男性よりも足囲が広くなってしまったのか?(男性用のワイズ規格の方が少し太くできていることを考慮に入れても)5Eのその靴はパンプスタイプではなかったので、パッと見て男性用かと思った。
足が痛いのはゆったり靴で解決すると信じて疑わない消費者が、どんどん幅広靴を求めるが一向に解決しないので、もっともっととエスカレートした結果であろう。某大手靴量販店では「足にやさしい4E!」というようなことを店内で大音響で流しているし・・・。そろそろ気付いて!靴メーカー!!靴ショップ!!
2006/11/08
以前は非常に手に入りにくかったガンバのN幅が、ミルバで常時扱うようになったようです!細幅が待たずに買えるなんて、なんて素晴らしいんでしょう!
2004/02/20
2月初旬からチャコット渋谷本店にベロネーゼ2のC幅の見本が登場するらしいです。しかし、今のところは、23cm〜25cmのみ予定のようです。全部の幅の見本を用意して欲しいものですね。
2004/01/25
外国のバレエショップサイトでX幅より更に細い“no-X”という幅を販売しているところがあるとの情報を得たので、あるお店に日本でも入手可能なのか、問い合わせてみました。
まず、“no-X”という幅は既製品ではないそうです。そのお店は以前、その“no-X”が出来ないか交渉したところ、最初「できますよ」と言われたそうです。しかし、いざ発注したら「そんなに少ない数では受け付けられない」と言われ、実現しなかったそうです。なんでも同じサイズで100足以上発注しないと作ってくれないとか・・・。でも、もっと少ない数でも出来ないかどうか、再度交渉してみるとのことです。実現するといいですね。フェッテはXでも大して細くはありません。そのお店の人も「Xでパカパカしている人が大勢いる」とおっしゃってました。
靴というのは一定時間木型にはめておく必要があるのだから、木型がなければ出来ません。でも、出来るということは、その木型が存在するということに他なりません。それなのに、なぜそこまで大量に注文しなければ作ってくれないのか理解に苦しむところです……。半受注生産体制で1足から、せめてどんなに多くても10足位から注文を受け付けるというようになっていればいいのにと思います。メーカーの“体質”というのもありますね。
2003/12/26
2003年10月以降に製造のグリシコの2007が“改良”されたとの情報が入りました。幅広化したことを“改良”と称するメーカーも多い昨今、はたまた、R−CLASSの幅広化の話題でもちきりだった当サイトでは、細幅の人の最後の頼みの綱2007までがもしかして、“幅広化?”と、話題になったのですが、“改良”の意味は幅広化ではなかったようです。
では、どのように改良されたかというと、
マヤ1、マヤ2 そして2007の機械縫いタイプのソール(靴底)は強化タイプになった。耐久性が向上し、弾力性も向上し一層長持ちするようになった。
とのことです。ちなみにワイズの太さについては変わっていない、つまり幅広化はしていないそうです。良かった良かった。
R-CLASSのワイズの変化 このサイトの読者の方にも人気のR-CLASSのトウシューズのワイズが最近、広くなったようです。あらゆるメーカーの中で一番細いと思われるこのメーカーのワイズ1がピッタリだった人には非常に残念です。
水やり&かがり
以前は立ったときに広がるのを防ぐために、少しかがる程度でした。しかし、今回のものは、以前のワイズに近づけるために、全体的にびっしょりに濡らして乾かし、更に思いっきりかがって幅を縮める必要がありました。かなり縮みましたが、以前のものよりまだゆるいようです。
以前のものとの比較
横からの比較
ボックス部分の厚み、脇の深さ、踵の深さ・大きさがかなり違うのが分かります。ちょっと同じワイズ表示とは思えませんね。わきの深さは、甲の低い足の人にとって、甲の高さの見え方、踵のだぶつきなどに影響します。
旧版は、踏んで潰してありますが、下のわきのゆるみの比較の写真で分かるとおり、上から見たときの幅はほとんど変わりません。幅が変わらず厚みが増しているということは、ボックスの容積が大きいということです。
ちなみに、新版は踏んで潰したら小判型に変身しました。以前の美しいしゃもじ型はどこへ?
リボン無しでのポアント時の比較
体重をかけずにポアントしてみました。旧版は、ソールが足についてきて踵もピッタリとしています。新版は、ボックスが厚いので指が落ち込み、その分踵がゆるくなります。写真では分かりにくいかもしれませんが、アキレス腱をしっかり隠してしまっています。土踏まず部分が厚く見えるのは、土踏まずとソールの間にすき間が出来るからです。
わきのブカブカ度が違います。新版の方をわざと余計に引っ張っているわけではありません。
加工後の比較
旧版(かがりあり、水やり無し)と、水やり&かがり加工をした新版を、比較してみました。旧版は、立ってもサイドがピッタリと密着していますが、新版は加工をしても、サイドが空いてしまいます。かかとも旧版は、私の小さいかかとでもピッタリとしていましたが、新版は深いので、立つとダブついてしまいます。また、紫の矢印の部分が厚くなっています。
かかとの余りとサイドの空きは、ボックスの厚さが原因かと思われます。水やりをしたあと、アテールではサイドはフィットしましたが、立つと空いてしまうのは、わきの深さに原因があると思います。アテールではフィットしているので、引き紐があればこの程度の空きは解消できると思います。(おまけ写真参照)
→ 旧版(かがりあり、水やり無し) 新版(水やり&かがり加工あり)
おまけ
ぴったりフィットの旧版 新版のアテールでのフィット感
(水やり、かがり後)このメーカーの一番細いものより細いものは、おそらく無いと思われます。このメーカーの一番細い幅がぴったりだった人、あるいはそれでもゆるかった人はいったい何を履けばいいのでしょう・・・。そもそも元々何種類かの幅があるのだから、広めの人は広めを選べば良いわけで、幅広の人が増えたのなら、もう一段階広い幅を設定すれば良いわけで、一番細い幅自体を広くする必要は無いと私は思うのですが・・・。一番細い幅が広くなったのだから、一番広い幅が更に広くなったのか。そうだとすると、新たに広い木型を作る必要があり、経費がかなりかかるはずです。それとも幅の種類が4種類だったものを3種類に減らし、使わなくなった細い木型は廃棄処分でもするのか・・・謎です。