『雫』ストーリー紹介
◆ 導入 ◆
代わり映えのないくだらない日常。
その繰り返しが「僕」の現実から
全ての音と色彩を奪う。
やがて「僕」の心は現実を離れ
狂気の妄想に没入していく。
そんなある日、事件は起こった。
授業中突然1人の女生徒が発狂し
淫猥な言葉を叫び始めたのだ。
女生徒の名は太田香奈子。
彼女が教師に取り押さえられた時には、
彼女の顔は自らの爪で引き裂かれ、
血にまみれていた。
その血の赤に
「僕」は現実が再び
色彩を取り戻し始めるのを感じていた。
3日後
「僕」は
この学校で現国教師をしている叔父に
屋上に呼び出される。
曰く、
太田香奈子の事件は
深夜の学校で行われている
生徒達の秘密集会と関係あるらしい。
叔父は、それを「僕」に
調査してほしいと言う………