奄美紀行(奄美大島〜喜界)
2日目
名瀬市〜大和村〜宇検村〜瀬戸内町
2日目です。
幸いなことに今日の天気は晴れ。
昨日同様反時計まわりに車を走らせ、瀬戸内町古仁屋を目指します。
でもその前にホテルを出て、ちょっとだけ早朝の名瀬市街を散歩。
昨日は途中で暗くなってしまったという事情もあって、もう一回商店街を歩いてみました。
もっとも、今度は早すぎて店はほとんど開いていなかったりするんですが、
それはそれでね、見応えはあるものです。
しかし改めて歩いてみると、名瀬市は本当に大きな街です。
鹿児島では鹿児島市の次に来るんじゃないかと思わせるくらい
街としてのまとまりと活気を感じました。
いやいや、それにしてもさわやかな朝です。
この先に訪れる悲惨な事態など、まるで感じさせないそんな朝でした。
さて、コンビニで昼食の調達をした後、いよいよ出発です。
よく晴れた秋の朝、美しい海岸線を横に車を走らせること小一時間、大和村役場に到着です。
役場のすぐそばには、「群倉」という昔の食料庫がありました。
これは釘を一本も使わない最古の建築様式で造られており、
建築学上においても貴重な建物なんだそうです。
役場を離れてしばらく、海を離れて山道に入ります。
目指すは「奄美フォレストポリス」。
というわけで、しばらく車を走らせると、マテリヤの滝が見えてきました。
このあたりは福元盆地と呼ばれるところで、かつては大和浜間切と焼内間切の中間地点として、
旅人や飛脚の休憩地となっていたんだそうです。
▲群倉 |
▲マテリヤの滝(奄美フォレストポリス) |
自然のなかでさわやかな空気や景色と戯れた後、再び海岸線に下りて宇検村方面へ進むことに。
しかしここで落とし穴が…。
素直に来た道を引き返せば良かったんですが、奄美をナメてました。
ちょっと宇検村寄りに下りようと思っただけなんですけどね。
しかし、そこは道無き道。
進むに連れて道は細くなり、やがて舗装されていない砂利道へ。
道の両脇の草は、まるで車を刺さんとばかりに生い茂っております。
しかし、ここまで来て引き返すこともできません。
前進を続けてようやく道が見えてきたと思ったら、今度は道の真ん中にちょっと大きめの岩が。
土砂崩れの影響なんでしょう。そんなのが3回ほどありました。
その度に車を降りて岩を運ぶ私。車の下を見たら、雑草をたくさん引きずってるし…。
やっぱりこんなところを通る人ってそんなにはいないんですかねぇ。
そんなこんな何分格闘したんだか、ようやく道が開けてきました。海が見えてきました。
戦線復帰です。
海岸線は気持ち良い。
特にあんな山道を走った後なら、なおさらです。
宇検村に入り、なお海岸線を走ります。海の向こうには奄美最大の無人島枝手久島が見えます。
▲枝手久島 |
▲湯湾 |
12時を迎えたころ、宇検村の中心部、湯湾に到着しました。
役場の駐車場に車を止め、宇検村役場やそのまわりを撮影。
社内で軽い昼食をとった後、奄美の霊峰「湯湾岳」に登ることに。
約30分とありましたが、日頃の運動不足と昨日の雨による足元の不安から余計に時間がかかる。
しかし、登りきったその景色は、絶景!
正直、木造の展望台はちょっと怖かったですが…。
▲湯湾岳からの眺望 |
▲久慈 |
午後2時ごろ、再出発。本日の最終目的地瀬戸内町へ。
名柄で左折して一気に久慈へ。
ここ久慈は、かつて東方村の役場のあったところ。ちょっと車を止めて歩いてみました。
もちろん当時の街並みがどうだったのかなんて知らないわけですが、
久慈〜名柄のバイパスのおかげで町が二分されているという印象を受けました。
夕方、古仁屋に到着。まだちょっと明るいということで、高知山展望台へ向かうことに。
展望台から望める大島海峡の景色は大変美しいものでした。
▲高知山展望台からの眺望 |
▲古仁屋 |
最後に瀬戸内町役場まわりをぶらついて、この日はおしまい。
ホテル(ライベストイン奄美)の飯はうまかったです。
明日は大島海峡を越え、加計呂麻島へ渡ります。
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