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大好物は、肉、野菜、お菓子である。小さい頃から、食事は、「旦那」の食事と半分こである。市販されているドックフード類は食べさせていない。 常に妻が分量を量り肉類を中心に作っている。おもしろいもので、同じ物を3日続けて出すとストライキを起こし見向きもしない。 ごん太の行きつけの獣医さんの話では、人間と同じで本人は「自分は犬とは思っていない」ドックフードでなく、人間と同じ手料理を毎日食べさせる事が健康で長生きの秘訣とも言っていた。俗に言う「ねこまんま」なんかは、汁のみ飲みお米はきれいに残っている。「人間様でも食べるのに、この贅沢もの!」である。 2000年8月、17歳を目前に夏の暑さのせいで、体力からか食欲が全然なくなった。1週間くらい飲まず食わずで横になったままが続いた。 獣医さんに相談したらもうだいぶん年でもあるので暑さが相当つらいはず。とのこと。 食欲がなく飲まず食わずはまずいので取りあえずポカリスエットを水で割った物を与えるよう指示された。 早速、近場のピックハウスへ駆け込み、ボトルにストロー状の管のついた物を買ってきて、ポカリスエットと水を半々に割って与えてみた。 驚いたことに、なんと「ポカリスエット」を美味しそうに飲んだのである。その後、栄養剤を頂き、同様に飲ませ、9月には驚くほど元気を取り戻した。 妻も私も、一時の姿を見る限り9月15日の17歳の誕生日は迎えられないのではと一瞬考えた。と ところがどっこい 21世紀を迎えたのです。 2001年2月12日現在、ぼけはきているが、食欲もあり、また「肉類」中心の食事に戻っている。 GONTAの散歩は札幌市西区八軒の農試公園が中心で365日、毎日1時間程度の散歩である。唯一、鎖を解かれ自由に走れるのは、夜21時以降の人気のない公園の中で、冬などは、体が雪に埋まるほどに積もった雪の中を走るのが最も好んだ。 ごん太の健康の秘訣は、毎日の散歩にある。 私が出張で家を空ける日以外は毎日散歩を欠かさない。アパートの3階に居住していたので「ごん太」も毎日ベランダから眺める下が楽しみらしく雨の日も雪の日も外にでるのが日課である。 つらいのは、酒を飲んで午前さまの時である。本人はお構いなく散歩の催促である。 もっとも、小さい頃からの習慣で大便は屋外でなければ絶対にしない。小便もベランダに用意したシッコ場でなければしない。 本人も、散歩は「旦那の仕事」、食事と添い寝は「妻の仕事」と思いこんでいる模様である。ともあれ、毎日の散歩がやはり健康の秘訣のようである。 ごん太も、これまで良く病院に通いました。 最初は、歯が抜けたのです。生後数ヶ月で歯が抜け驚きました。良く歯が抜けると命が短いと聞きます。後から解ったのですが、人間の乳歯と同じで犬も生え替わるとのこと。知りませんでした。ハナの横に擦り傷らしものが出来ました。獣医に見せたら「擦り傷」とのこと。 ・・・親ばかです。オロライン軟膏みたいな塗り薬で終わりです。 生まれて、13年間は病気らしいものは全くなく、非常に楽させてもらったのですが13歳頃に急に「キャーン」という声と共に倒れました。病院に急いで駆け込み診察を受けたところ、「瞳孔が開いている」との事、注射と薬をもらい帰宅。先生の話では、最悪の場合には失明もありうるとのこと。原因は、極度の貧血とのことでした。 注射と薬が効いたのか二日後には食欲も出て何もなかった様に元気回復。 頻繁に、ベランダに出て小便をする格好をとる。小便は出ていない模様。小便に血液が混じっている。病院に行き診察を受ける。先生に、尿を取るように指示され、短い棒に吸収綿の付いている物を頂く。検査の結果、前立腺肥大の様で細菌が入っているとの事、薬剤と注射で治療、快復し、その後数ヶ月後に同様の症状が出て同様の治療。 ◆肛門の周りが腫れる症状。検査の結果、細菌により化膿している模様。治療は、化膿している部分を絞り出し消毒。よくある病気らしい。自分の臭いを出す穴があるらしくそこが化膿したらしい。その後快復。 15歳になった頃、急に「よたよた」とふらついて歩くようになる。以前の貧血症状ではと一瞬脳裏をかすめる。後ろ足がクロスするような格好で歩き、まっすぐ歩けない状況。 診察の結果、年でもあり、中枢神経に異常を来しているとのこと。薬剤治療を続けることとなった。 このころから、3階から階段を下りることが出来なくなり、日課の散歩も出られなくなる。 その後、薬がある程度効いたのか、後ろ足はクロスぎみながらある程度は自分で室内を歩ける状況まで快復する。その後、何度かフラフラする状況が激しくなったり、落ち着いたりを繰り返す。3階から降りられないので、妻と話し合い地上で生活する決意。札幌市から石狩市へ引っ越し。 ごん太もふらつきながらも散歩に短時間出られる状況になり、様態は安定したかに思えた。 引っ越し後、1年位は散歩が可能であったが、散歩途中に大便をした時に、腰を中腰状態で何歩か歩きながら用をたした時に、後ろ足がクロスする症状が再発。 16歳になってから、一度レントゲン検査、血液検査等を受け診察。結果は、想像どおり腰のあたりの神経が圧迫されているとのこと。内臓関係については、年齢の割には全く異常なく血液検査の結果も良好とのことである。その後も、薬剤治療が続く。足元がふらついても、小便はベランダまで出てしたいらしい。前足がまだ大丈夫なため、腰の辺りを手で押さえてやると何とか自分で用を足せる。そういう生活を一年近く続いたが、後ろ足もそろそろ限界に近づいてきた。 暑さ対策について獣医さんから指示。エアーコンディショナーを購入・除湿対策を施す。 2001年春、後ろ足が限界に近づき、寝たきりの状態になる。食事も、妻と・私の手で口に運んで食べさせる。食欲はあり、本当に内臓は丈夫なようである。寝たきりといっても、手は動く。自分の手で体をクルクルと回転させる。床ずれが気にはなる。定期的に獣医さんに見せるためビデオカメラを購入。久しぶりにお風呂に入れる。気持ちよさそうである。体を洗って愕然とする。人間でいうと骨盤の辺りの毛が水で洗い落とされた。床ずれである。気おつけていたのだが、私たちが見ても骨が見えている状態。慌てて、獣医さんに連絡を取ると、獣医さんは、白く見えているのは骨ではなく表皮の部分だろうとの助言。取り急ぎビデオに撮り、見てもらうと「これは骨・ひどい状態」。 本人は、下半身の神経がほぼ麻痺しているので痛がらなかった様である。病院に行き、二種類の軟膏を貰う。毎日、朝晩塗りガーゼで抑える。一年近く、塗り薬、ガーゼで保護、床ずれ防止に体の移動を繰り返す。食欲はある。 2002年6月、ほぼ骨の見えていた床ずれも完治し、獣医さんに見てもらう。もう大丈夫との太鼓判。7月に入り、極端ではないが食欲が若干落ちてきた。暑さのせいもあったのか・・・・7月4日頃から食事を受け付けない状態で、夜鳴きをするようになる。何かを訴えているかの様(今思うと)である。食事は余り口にしないが、ポカリは口にする。 7月6日、朝から前日と余り変化なし。夕方も変わらず。鼾をかいて寝ている。深夜、0時50分、今までかいていた鼾が止まり、何か様子が変である。 寝ていた妻を起す。獣医さんにも電話を入れる。口を大きく何度も開け、何かを伝えようとしているようにも感じられる。 午前1時丁度の時報が鳴る。心臓の鼓動が段々小さくなり「聞こえなくなった」 2002年7月7日、ゴン太18才10ケ月の生涯を終える。 その夜は、町内会の盆踊りの花火と音色が聞こえていた。 |
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